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[G-STAR 2023]トールとのタイマンバトルも。北欧神話を題材にした新作MMORPG「Legend of YMIR」試遊レポート
WemadeはG-STAR 2023のメインスポンサーということもあり,巨大なブースを設置。ブースは左右対称の作りになっており,向かって右側に本作,左側に「Fantastic4 Baseball」という構図で,試遊台がずらりと並んでいた。そこでプレイした感触をレポートしよう。
試遊はPCで行ったが,オートバトルをはじめとしたスマホMMOでよく見る便利機能を揃えており,UIも通常のものに加えてシンプルものが用意されていたので,スマホ版がリリースされる可能性は高そうだ。
シンプルなUI |
通常版のUI。今回はこちらでプレイ |
世界観は北欧神話を題材とした王道の雰囲気で,ラグナロク(終末の日)に備えるストーリーが展開される。筆者は北欧神話に明るくないが,シグルド,トール,ロキなどゲームやアニメで聞いたことのあるワードが,どんどん出てきた。
プレイヤーは最初にクラスを選択することとなる。盾と斧で戦う戦士,楽器を使う吟遊詩人に加えて,魔法使いと槍使いを確認できたが,今回プレイアブルなのは戦士と吟遊詩人のみだったので,戦士を選択。
そして,プレイヤーは「マスター」と呼ばれる人物に話しかけてクエストを受注し,シグルドの元に行って「エーテル」を集めていく。自動でクエスト目標のスポットまで移動してくれる便利機能のおかげで,迷わずにプレイできた。
マスター |
シグルド |
今回は,キャラクターが最初から多くのスキルを保持し,ポーションも大量に持っていた(おそらく試遊版のみだろう)。
スキルアイコンを上から下までドラッグすると,自動でクールダウンごとにスキルを使ってくれるシステムや,敵が近くにいると自動で戦ってくれるシステムもあったので,とにかく快適な体験だった。
一方で,敵の攻撃をバックステップで避けることも可能なので,製品版の難度次第ではアクション性が出てくるかもしれない。試遊版はオート機能に任せて見ているだけでもクリアできそうだったので,ゲームバランスについては何とも言えないところだ。
ロキの軍勢を次から次へと倒していき,エーテルを3個くらい集めてクエストパートを終えると,イベントシーンに入りトールが登場。おなじみのハンマーでボスっぽい敵を倒してくれる。
そして試遊版のエンディングかと思いきや,なぜかトールとのタイマンバトルが始まることに。トールもおそらく味方サイドのキャラクターなのだが,シグルドとは違って行動原理がつかみにくい。
トールとの戦闘では,敵の体力を一定量減らすごとに演出が入り,「Sを押せ」「Fを押せ」など特定のキーを押すことが求められる。タイミングはルーズなので,イベントを盛り上げる演出に近いという印象を受けた。
Unreal Engine 5で描かれるグラフィックスは美しく,世界観は北欧神話で,プレイも快適。完成度の高さには何の不満もないのだが,今回プレイした範囲だと新奇性はあまり感じられなかった。王道で高品質な新作MMOを求めているという人におすすめだ。
敵を倒した際にかっこいい演出が入ることも |
スペース1回でジャンプ,2回で2段ジャンプ,3回で滑空 |
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