プレイレポート
[プレイレポ]「エグゾプライマル」はチームでもソロでも楽しめる。基本的なプレイサイクルや多彩なエグゾスーツ,成長要素を紹介
今回体験できたのは,製品版に相当する開発中のバージョン。本作ならではのプレイサイクルや以前実施されたネットワークテストではプレイできなかったエグゾスーツ,スーツを強化できるリグやモジュールなどのシステムを確認できたので紹介していこう。
「エグゾプライマル」公式サイト
暴走するAI。終わらない戦いに巻き込まれた主人公たち
西暦2043年――。地球では,時空のゆがみ「ボルテックス」から恐竜が出現する「恐竜災害」が世界各地で発生するようになってから3年が経っていた。
アイビウス社の適性ではを受け,社員となった主人公「エース」は,「ハンマーヘッズ」という部隊に所属することになるが,任務中に突如発生したボルテックスによって本作の舞台となるビキトア島に不時着してしまう。
そこで遭遇した新世代AI「リヴァイアサン」は主人公に対して,アイビウス社の開発した最新鋭のパワードスーツ「エグゾスーツ」を着て,恐竜の大群と戦うよう命令を伝える。
リヴァイアサンの行った次元統合によって,主人公が転送された先は2040年,つまり恐竜が発生しはじめた3年前のビキトア島。そこには同じように転送されてきたエグゾファイターたちが集まっており,協力してミッションに挑むことになる。
ミッションをクリアし,命がけの戦いから帰還しても,無慈悲に繰り返される無限のウォーゲーム。……リヴァイアサンの目的は何なのか? ……どうすればその暴走を食い止めることができるのか? ストーリーを進めるごとに,その謎が少しずつ明らかになっていく。
ディノサバイバルをプレイするごとに,ストーリーが進行していく
本作の中心となるのは,「ディノサバイバル」と呼ばれるゲームモード。以前のプレイ記事でも紹介したように,10人のプレイヤーが5人ずつ,2つのチームに分かれ,AI「リヴァイアサン」が提示するミッションの短時間クリアを競い合うことになる。
「エグゾプライマル」クローズドネットワークテストのプレイレポートをお届け。PvPとPvEが組み合わさった新感覚のチーム対戦型アクション
カプコンは,2023年発売予定の「エグゾプライマル」の第2回クローズドネットワークテストを7月25日に実施した。今回遊べたのは,メインモードとなる「ディノサバイバル」。朝の9時から15時までの短い時間の開催だったが,ガッツリとプレイしたので,そのプレイレポートをお届けする。
クリアまでにかかる時間はおよそ15分程度。勝ち負けは決まるものの,最後までプレイすればクリア扱いとなるので安心してほしい。そして,クリア後はEXP(経験値)やゲーム内通貨のビックコイン,物語の謎を解き明かすためのロストデータなどの報酬を受け取れる。
EXPを獲得してプレイヤーレベルが上昇すると,レベルアップごとにさらに報酬が獲得できるほか,一定のレベルに達することでエグゾスーツやモジュールのアンロックができるようになる。アンロックにはビックコインが必要になるので,ディノサバイバルを繰り返しプレイして少しずつ機体を強化していこう。
今回のテストプレイと同時期に開発インタビューも行っており,そちらでは,ディノサバイバルをプレイしてストーリーを完結させると新たなモードがアンロックされる,という隠し要素が明らかにされた。その段階まではプレイすることができなかったが,こちらも楽しみにしておきたい。
ストーリーの進行は分析マップから確認可能
データベースから見ることができる「分析マップ」では,プレイヤーたちの置かれている状況が確認できる。多くの謎や問題解決の方法,関係性などがマップに表示されているため,ストーリーの展開を追いやすくなっている。また,ディノサバイバルの報酬としてロストデータを獲得したときも,分析マップからその内容を確認できる。謎を少しづつ解き明かしていこう。
新たに登場した6体のエグゾスーツの特徴を紹介
今回のテストプレイでは,これまで映像でしか確認できなかった6体のエグゾスーツをプレイできたので,各スーツの特徴を紹介していこう。
●バラージュ/アサルト
バラージュはグレネードを投げて範囲攻撃を仕掛けるのが得意なスーツ。グレネードの爆発によって恐竜を炎上させることができるので,耐久力の高い恐竜を素早く倒したいときに活躍するだろう。
●ヴィジラント/アサルト
ヴィジラントはいわゆるスナイパー型のスーツで,遠距離からの攻撃を得意とする。2段ジャンプによって高所を取れるため,地形によっては安全な位置から一方的に射撃できる。乱戦になりがちな多数の恐竜との戦いには不向きだが,PvPではいやらしい戦い方ができそうだ。
●クリーガー/タンク
クリーガーは攻守のバランスが取れたタンク型のスーツ。耐久力が高く,同じタンクのロードブロックとは違い,遠距離攻撃もできるので,初心者でも扱いやすい性能になっている。
「ドームシールド」は恐竜が立ち入るのを阻むドーム型のシールドを展開するスキルで,指定エリアを防衛するような戦いで役立つ。
●ムラサメ/タンク
ムラサメは刀を振り回して戦う近距離戦特化型のスーツ。ゼファーと同じ近距離特化型だが,タンクなので装甲が厚く,前線での戦いに耐えられるタフさがある。また,スキル「金剛衝破」で全方位からの攻撃を防ぐことができ,敵の攻撃をひきつける役目を担える。
●スカイウェイブ/サポート
スカイウェイブは,通常攻撃が味方に当たると回復を行い,敵に当たるとダメージを与えるという特殊な性能を持つスーツ。重力を操って敵の動きを止める「グラビトンケージ」や「ディシンクロナイズ」は非常に強力なスキルで,多数の敵を足止めしたいときに役立つ。
●ニンバス/サポート
ニンバスは,アタックモードとサポートモードを切り替えて戦えるスーツ。スキル「ホロワープ」で戦闘不能の味方をリコール(復活)できるほか,攻撃的なスキルも併せて持っているので,攻守にわたって活躍できるポテンシャルがある。「味方を助けながら,自分も火力を出したい!」という人にオススメのスーツだ。
戦闘の動きの幅を広げるリグ
エグゾスーツに装着できる「リグ」は,戦闘中に使用することでさまざまな効果を発揮する。一例を紹介すると,強大なレーザーを放つキャノン,回復フィールドを展開できるエイド,素早いブーストジャンプができるカタパルト,前方に盾を展開するシールド,巨大ドリルによる攻撃ができるドリルフィストなど。
使用するとアクティブスキルと同様にクールタイムが発生する。どのリグを装着するかはスーツごとに設定できるので,いろいろ触ってみて,お気に入りの組み合わせを見つけてみよう。
エグゾスーツを強化するモジュール
エグゾスーツにはそれぞれ3つまで「モジュール」を付けられ,モジュールを装着することでスーツの性能が強化されていく。モジュールには全スーツ共通のものとスーツ固有のものの2種類があり,全スーツ共通のモジュールには,「リロード時間の短縮」「再生力の強化」「オーバードライブゲージの自動獲得量増加」など基本性能が強化されるものが用意されている。
一方,スーツ固有のモジュールを装着すると,スキルの性能が強化されていく。中には,スキルの性能が大きく変わるものもあり,例えばクリーガーの「K-ハードシールド」を強化するモジュールでは,「スキル発動時に敵ファイターを吹き飛ばす」という効果が追加される。スーツ固有のモジュールをアンロックするにはスーツレベルを上げる必要があるので,お気に入りのスーツがあるなら重点的に使用して強化していこう。
ソロプレイでも問題なく楽しめるタイトルに
前回のテストプレイでは,ディノサバイバルを繰り返しプレイするだけだったが,今回は基本的なプレイサイクルとなる,ディノサバイバルをプレイして,ストーリーを進行しつつ,リグやモジュールなどをアンロックしていくという流れを体験できた。
5対5のチーム対戦ゲームと聞くと,少しハードルの高さを感じてしまうかもしれないが,一連の流れはソロプレイで問題なく楽しめるので,とくに気負う必要はないだろう。
新たに追加されたエグゾスーツはどれも個性的なものばかりで,一通りのスーツを試しにプレイしてみるだけでもかなりの時間がかかった。リグやモジュールの組み合わせを考えたり,レベルを上げて強化していくという要素も含めると,かなり遊びごたえのあるタイトルとなりそうだ。
「エグゾプライマル」公式サイト
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(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
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