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[プレイレポ]「ゼンレスゾーンゼロ」は期待以上に“しっかりとしたアクションゲーム”。キャラ交代を軸にしたシステムの数々が楽しい
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印刷2024/06/28 21:00

プレイレポート

[プレイレポ]「ゼンレスゾーンゼロ」は期待以上に“しっかりとしたアクションゲーム”。キャラ交代を軸にしたシステムの数々が楽しい

 HoYoverseは,都市ファンタジーアクションRPG「ゼンレスゾーンゼロ」PC / PS5 / iOS / Android。以下,ZZZ)を2024年7月4日にグローバルで正式リリースする。すでに4000万人の事前登録者数を突破しているだけに,遊べる日を楽しみにしている人も多いだろう。

画像集 No.001のサムネイル画像 / [プレイレポ]「ゼンレスゾーンゼロ」は期待以上に“しっかりとしたアクションゲーム”。キャラ交代を軸にしたシステムの数々が楽しい

 正式リリースに先駆けて,メディア向けイベントがシンガポールで6月17,18日に行われたことは,「こちら」の記事でお伝えしたとおりだ。
 会場では,同記事のインタビューのほかにも,最新ビルドの試遊が可能だった。
 ただ,ビルド自体は最新なものの,ネタバレ防止のためにストーリー関連はロック。その代わり,最初からキャラクターのレベルは40で,最大の60まで育成も可能(ただ,スキルを全部強化できるほどのお金がない),装備品もある程度揃っている(ただし厳選はまったくされていない)という,ちょっと特殊な内容となっていた。育成が完璧ではないにしても,高レベルの敵や高難度コンテンツに挑めるだけの最低限の下地はある,という状態だ。

 そこで本稿では,正式リリース目前の本作に期待している人に向けて,戦闘をメインに,アクションゲームとしてのZZZの魅力を改めて紹介していこうと思う。

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 HoYoverseは6月17,18日に,アクションRPG「ゼンレスゾーンゼロ」のメディア向けイベントをシンガポールで実施した。7月4日のグローバルローンチを控えたタイミングで,プロデューサーにインタビューを行う機会を得たので,シンガポールオフィスの写真などと合わせてお伝えしよう。本作は,誰でも「動かしていて楽しい」を体験できるゲームを目指しているようだ。

[2024/06/19 13:00]

 まずは,ざっくりとした背景設定から。本作は“都市ファンタジー”を謳っているとおり,新エリー都と呼ばれる現代的な都市が舞台だ。現代的と言っても,ZZZの文明は「ホロウ」というすべてを飲み込む異常な空間によって崩壊してしまっている。そのなかでも新エリー都は,ホロウと隣り合わせに位置することを生かし,ホロウ内で取れる「エーテル」を資源に繁栄しているという立ち位置だ。

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 主人公の青年・アキラと妹のリン(おなじみの男女どちらかを選ぶスタイル)は,新エリー都の六分街という場所に住んでいる,レンタルビデオ屋だ。それと同時に,2人は「プロキシ」というもう1つの身分を持っている。プロキシとは,ホロウに入る人々を遠隔でサポートし,無事に帰還させる仕事のこと。ホロウを探索するには,必要不可欠なガイド役なのである。
 つまり,ZZZにおいて主人公は裏方であり,戦闘で操作するプレイアブルキャラクターではなかったりする。

ZZZの主人公となるアキラとリン
画像集 No.012のサムネイル画像 / [プレイレポ]「ゼンレスゾーンゼロ」は期待以上に“しっかりとしたアクションゲーム”。キャラ交代を軸にしたシステムの数々が楽しい

 ZZZの戦闘は,原神プレイヤーであればチュートリアルを見なくてもとりあえず遊べる,かなりHoYoverseらしい操作で展開される。
 筆者がマウス&キーボード派なのでそれに準じて説明するが,基本的なアクションは左クリックで通常攻撃,右クリックで回避(ダッシュ),[E]キーで「特殊スキル」,[Q]キーで必殺技的な「終結スキル」。要は,キャラクター1人が持っているアクティブスキルは1個+必殺技だけなので,キャラクターを交代しながら戦ってね,というスタイルだ。
 また,本作の特殊スキルは,通常攻撃や控えにいるときの時間経過で溜まるゲージを消費すると,強化状態で発動する。ゲージはキャラクターごとに個別で管理されるため,適時キャラクターを交代してそれぞれのゲージを使っていくことで,継続して火力を出せる仕組みにもなっている。

戦闘に参加するキャラクターは3人。交代は[Space]キーで行う。数字キーではないのは,頻繁に交代が必要になるからだろう
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 すでになんとなく分かるかもしれないが,本作はキャラクターの交代を軸にしたさまざまなアクションが取り入れられている。
 その最たるものが,敵を持続的に攻撃して「ブレイク」させ,動きを止めたところに発動できる「連携スキル」だ。控えのキャラクターが次々に飛び出して攻撃してくれる仕組みで,2人目,3人目と連続してスキルを発動する派手な攻撃となっている。

 ほかにも,キャラクターごとに炎や電気といった属性を持っており,同じ属性で攻撃し続けると状態異常が発生したり,さらにそこから違う状態異常を付与すると追加ダメージが発生したりといった,属性まわりのシステムもある。ただ,属性関連を詳しく説明すると長くなるので,ここでは割愛しよう。

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 さて,ブレイクや状態異常の都合,ZZZでは攻撃し続けることが大事なわけだが,そのために覚えたいのが回避関連のシステムだ。単純に敵の攻撃の範囲外に逃れる以外にも,ZZZにはさまざまな要素が盛り込まれている。
 まず分かりやすいのが「極限回避」。いわゆるジャスト回避であり,敵がピカッと光る派手なエフェクトで攻撃の合図を出したときに回避すると,スローモーションになる。さらに,このとき「回避反撃」という専用の攻撃アクションが発動可能になり,こちらも強力だ。

 また,極限回避のタイミングでキャラクター交代を行うと,「極限支援」という回避とキャラクター交代を同時に行うアクションが発動する。極限支援の効果はキャラクターによって異なり,極限回避よりも長いスローモーションで楽に攻撃範囲から脱したり,敵の攻撃をガキーン!と受け止めて無効化し,さらに反撃で大きくブレイク値を溜めるパリィが発生したりと,どちらもリターンが大きい。
 極限支援は,使用回数が限られているが,連携スキルなどを発生させれば回数が回復するので,積極的に狙っていきたいアクションだ。

 仮に敵の攻撃を食らって吹っ飛ばされてしまったときも,交代キーを押せば,スキのキャンセル&キャラクター交代が発動する。攻撃だけでなく,防御面でもキャラクター交代が軸になっているのだ。

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 などと,システムの話を書いていると難しそうに思えるかもしれないが,本作はプロデューサーが遊びやすさへの配慮を強くアピールしているとおり,操作面はかなりとっつきやすいと思う。

 例えば,本作における攻撃は,オートで敵をロックオンしてくれるので,適当にクリックしても簡単に当たる。狙いをつける必要がない。そのぶん,意識を回避に向けられるので,極限回避や極限支援を狙いやすい。さらに,そこへHoYoverseタイトルらしい,原神などの経験者なら慣れた操作方法が加わるのだから,「複雑すぎてワケ分からん」ということにはならないと思う。

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 では,ZZZはアクションゲームとして見たときに,簡単で単調なものなのか。それは間違いなくノーだ。冒頭で書いた通り,今回筆者はだいぶ育成が進んだ環境で,高レベルな敵と戦ったのだが,真面目に挑まないと普通に死ぬぐらい強かった。

 とくに手に汗握るのが,エンドコンテンツ的な立ち位置の「零号ホロウ」だ。これは,探索パートをメインにしたコンテンツで,マスで区切られたボード上を探索するところから始まる。各マスでは,戦闘だけでなく,さまざまなイベントが起きるのだが,これはプラスの効果ばかりとは限らない。というか,マイナス効果がだいぶエグく,「回避アクションのクールタイムが長くなる」など,致命的な効果を付与されることもある。
 しかも,零号ホロウ開始時はキャラクターが1人だけで,イベントで加入させないと交代もままならない。さらに,零号ホロウ内で受けたダメージはクリアするまで引き継がれるため,最後のボスにたどり着いた頃には全員ボロボロ,なんてこともある。かなり真面目に回避してHPを管理しないと,クリアが難しく,やり応えを存分に感じられるだろう。

探索するボード。これを案内するのが,主人公のお仕事の1つ
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 また,本作はほかのHoYoverseタイトルよりも「キャラクターへの理解」が強く求められると思う。なにせ,先に紹介したさまざまなアクションはキャラクターごとに異なるため,やり込むには覚えることが多いのだ。
 例を挙げると,キャラクターごとに強化できる項目として,「通常攻撃」「回避」「支援スキル」「特殊スキル」「連携スキル」の5つがあり,それぞれのレベルを上げていくことになる。一言で「回避」と言っても,この中に回避しながら通常攻撃したときのアクションや,回避アクションなども含まれていて,読み込むべきテキストは多い。

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 総じて,とっつきやすさと,腰を据えて取り組みたくなるなる奥深さ,どちらも併せ持つアクションゲームという印象だ。あえて気になる点を挙げるなら,「アクションゲームとしてちゃんと楽しいんだけど,そのぶんスマホはちょっと忙しそう」ということだろうか。そのあたり,ZZZはローンチ時からPS5に対応しているので,ゲームパッドでのプレイを検討してもいいかもしれない。もちろん,PCでもゲームパッドの使用が可能だ。

 さて,最後にHoYoverseにもらった最新ビルドのゲームプレイデモを掲載しよう。零号ホロウに挑戦してのボード探索や戦闘,街の探索,自室に戻ってきての休憩などの様子が,10分以上たっぷりと収録されている。ZZZのスタイリッシュでスピード感のある戦闘の雰囲気が掴めるはずだ。


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