スマホゲームのセルラン分析（2024年7月4日〜7月10日）。今週の1位は「ゼンレスゾーンゼロ」。4月〜6月のグローバル収益ランキングも紹介

　データ分析を専門に行うSensor Towerによると，2022年におけるスマートフォン向けゲームの国内収益は約2兆1422億円に達している（関連記事）。そんな世界有数のスマホゲーム大国となった日本で，いま最も売れているタイトルをはじめとした，さまざまなデータを毎週お届けするのが，本連載「スマホゲームのセルラン分析」である。

スマホゲームの国内収益ランキング
（2024年7月4日〜7月10日）

順位	前週	タイトル	DL数の成長率 （前週比）	収益の成長率 （前週比）
1	-	ゼンレスゾーンゼロ（7月4日〜）	-	-
2	5	モンスターストライク	-24％	1％
3	2	ドラゴンボールZ ドッカンバトル	17％	-23％
4	6	崩壊：スターレイル	-12％	-12％
5	1	ウマ娘 プリティーダービー	-36％	-50％
6	9	ラストウォー：サバイバル	24％	-11％
7	16	ドラゴンクエストウォーク	-16％	28％
8	10	eFootball 2024	-5％	-9％
9	40	勝利の女神：NIKKE	80％	209％
10	4	学園アイドルマスター	-27％	-48％
11	3	キノコ伝説：勇者と魔法のランプ	25％	-52％
12	23	Pokémon GO	14％	35％
13	18	ロイヤルマッチ	15％	-1％
14	11	荒野行動	-5％	-39％
15	27	パズル＆ドラゴンズ	-20％	15％
16	7	Fate/Grand Order	36％	-59％
17	25	ホワイトアウト・サバイバル	4％	5％
18	15	ヘブンバーンズレッド	16％	-38％
19	14	プロジェクトセカイ	-7％	-46％
20	47	ドラゴンボール レジェンズ	1％	80％
21	12	プロ野球スピリッツA	-6％	-55％
22	8	原神	-10％	-62％
23	65	Call of Duty: Mobile	-25％	130％
24	45	Identity V	-4％	54％
25	17	LINE：ディズニー ツムツム	6％	-49％
26	38	ブロスタ	-5％	20％
27	22	あんさんぶるスターズ！！Music	2％	-39％
28	31	パズル＆サバイバル	-6％	-13％
29	30	モンスターハンターNow	-51％	-21％
30	56	PUBG MOBILE	-8％	52％
31	41	おねがい社長！	-7％	4％
32	37	Age of Origins	-15％	-8％
33	29	信長の野望 覇道	-7％	-35％
34	34	LINE ポコポコ	-20％	-18％
35	42	ガーデンスケイプ	25％	-5％
36	36	ブルーロック Project: World Champion	38％	-17％
37	43	トゥーンブラスト	0％	-5％
38	35	放置少女	-9％	-19％
39	13	鳴潮	-24％	-71％
40	50	ホームスケイプ	-18％	-1％
41	24	ロマンシング・サガ・リ・ユニバース	-50％	-54％
42	156	陰の実力者になりたくて！マスターオブガーデン	17％	220％
43	60	異世界のんびりライフ	20％	10％
44	44	メメントモリ	-31％	-25％
45	20	ディズニー ツイステッドワンダーランド	-25％	-65％
46	26	ブルーアーカイブ	-30％	-59％
47	28	ONE PIECE バウンティラッシュ	-9％	-55％
48	33	プリンセスコネクト！Re:Dive	-25％	-47％
49	53	俺だけレベルアップな件：ARISE	-18％	-19％
50	21	呪術廻戦 ファントムパレード	-26％	-66％

※データはSensor Towerから引用
※App StoreとGoogle Playが集計対象。PC/コンシューマ版のデータは含まれていない

1〜25位のグラフ。縦軸（収益）の値は本連載では非公開

　今週の国内収益ランキング1位は，新作アクションRPG「ゼンレスゾーンゼロ」（iOS / Android）となった。本作は，「原神」「崩壊：スターレイル」で知られるHoYoverseが7月4日にリリースしたタイトルだ。終末世界を舞台に，ハイスピードなバトルを楽しめる。



　「勝利の女神：NIKKE」（iOS / Android）は，最新バージョン「BEAUTY FULL SHOT」を7月4日に実装し，海洋アドベンチャーゲーム「デイヴ・ザ・ダイバー」とのコラボイベントも開始した。水着姿の「サクラ」と「ロザンナ」を収録したピックアップガチャが開催され，前週比209％の増収につながった。


　「陰の実力者になりたくて！マスターオブガーデン」（iOS / Android）では，新キャラクター「[魔人化第四席]デルタ」のピックアップガチャが7月4日にスタート。前週比で収益を220％伸ばした。

スマホゲームのグローバル収益ランキング
（2024年4月1日〜6月30日）

　今回は，全世界のApp StoreとGoogle Playにおける4月〜6月の収益ランキングを紹介しよう。前期（1月〜3月，関連記事）と比較したデータも併記しているので，参考にしてほしい。

順位	前期	タイトル	DL数の成長率 （前期比）	収益の成長率 （前期比）
1	1	MONOPOLY GO!	-34％	-11％
2	2	王者荣耀	15％	-18％
3	3	ロイヤルマッチ	-50％	-5％
4	4	Roblox	1％	2％
5	5	キャンディークラッシュ	-9％	1％
6	11	ラストウォー：サバイバル	-23％	71％
7	-	アラド戦記モバイル	-	-
8	14	ブロスタ	30％	74％
9	6	コインマスター	-28％	-10％
10	7	和平精英	-32％	-7％
11	8	ホワイトアウト・サバイバル	37％	14％
12	9	崩壊：スターレイル	-16％	9％
13	10	原神	-17％	-7％
14	13	ガーデンスケイプ	-2％	-9％
15	17	キノコ伝説：勇者と魔法のランプ	-48％	-4％
16	18	PUBG MOBILE	-12％	-1％
17	15	クラッシュ・オブ・クラン	5％	-22％
18	16	チームファイト タクティクス	-22％	-23％
19	22	タウンシップ	-15％	-7％
20	12	Pokémon GO	2％	-38％
21	19	Call of Duty: Mobile	-8％	-20％
22	26	Garena Free Fire	11％	-1％
23	21	リーグ・オブ・レジェンド：ワイルドリフト	-24％	-17％
24	23	ホームスケイプ	-6％	-11％
25	28	フィッシュダム	-16％	3％

1〜25位のグラフ。縦軸（収益）の値は本連載では非公開

　今期も，グローバル収益ランキング1位は「MONOPOLY GO!」だ。しかし，前期比では11％の減収となっている。本作は，これまで右肩上がりに収益を伸ばしてきたが，ようやく収益のピークに達したということかもしれない。

　「ラストウォー：サバイバル」と「ブロスタ」は，前期に引き続き好調だ。どちらも約70％の増収を記録しており，Top10にランクインした。



　また，中国で5月21日にリリースされた「アラド戦記モバイル（地下城与勇士：起源）」（関連記事）は7位となった。2022年から韓国でもサービス中だが，今回の収益の99％は中国からのもの。実質的な集計期間が1か月強しかなかったにもかかわらず，驚くべき高収益だ。

　本作は，PC向けオンラインアクションRPG「アラド戦記」を手掛けたNEOPLE（ネクソンの子会社）が，同IPをモバイル向けに最適化したタイトル。韓国でのパブリッシングはネクソン，中国でのパブリッシングはTencent Gamesが担当している。

Sensor Tower 日本語公式サイト

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