［TGS2022］ネコ気分を味わえるアドベンチャー「Stars in the Trash」のプレイレポート。その収益の10％は動物愛護活動に寄付へ

　スペイン南東部のムルシアを拠点にするValhalla Catsが，新作アドベンチャーゲーム「Stars in the Trash」（PC）をTGS 2022のインディーズエリアで公開していたのでチェックしてきた。


　2015年に「The Purring Quest」というタイトルをリリースしているValhalla Cats。その新作「Star in the Trash」は，家に閉じ込められてウンザリしたネコの「モカ」が冒険の旅に出るという，なんでもない日常を描き上げた作品だ。
　ある日，野良動物の捕獲を生業にする怪しい人間に追いかけられることになったモカは，親友や持っていたものをすべて失う前に，生き抜く方法を学ぶことになる。


　現在公開されているSteamストアページ（リンク）では，残念ながら日本語対応について記載されていないが，セリフに頼らない作風なので，直感的なネコならではのプレイはできそうだ。ネコパンチによってキッチンで悪さをしたり，肉屋から食べ物を盗み出したりと，自由な動物の気持ちを味わえるという。

「Stars in the Trash」のデモを紹介してくれた，ゲームデザイナー件PR担当のホセ・マリア・カノ・ロメロ（José Maria Cano Romero）氏

　当初，モカは後ろ足がホイールとなった犬のやっかいな世話を受けることになる。落としたガラス瓶の割れる音に反応した家族がドアを開けた瞬間に通過したり，自分の存在を悟られないようこっそり歩いたり，あるいはモンスターにしか見えない掃除機と格闘したり，家の中でネコの生活を楽しむことになる。やがては家の外の庭に出て，塀から道路，さらに公園や町へと繰り出していくことになるのだ。

　手描き風アートによる，セル画アニメのようなアートスタイルの「Valhalla Cats」だが，前作同様に「Stars in the Trash」の販売で得た収益のうちの10％は，動物愛護団体に寄付する予定であるとのこと。3時間ほどで終わるゲームだが，TGS 2022においてはインディーセレクトの1作として選ばれている。このイベント期間限定で，体験版が公開されているので，ネコとして感動的な物語を味わいたいという人はチェックしてみよう。

「Stars in the Trash」公式サイト

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