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シベリア鉄道を旧式のポンコツ列車で爆走する。「Trans-Siberian Railway Simulator」,最新トレイラーを公開
Steamの「Trans-Siberian Railway Simulator」ストアページ
「Trans-Siberian Railway Simulator」は,1961年に旧ソビエト連邦(ソ連)運輸通信省が導入した直流電化区間用の電気機関車「VL10」を運転するシミュレーションゲームだ。VL10は,ソ連が崩壊した以降も2005年まで製造されており,現在も現役で貨物運搬を主な任務として活躍しているという。プレイヤーは,その旧式でポンコツな列車を操って,シベリア中央部のノヴォシビルスクからクラスノヤルスクまで“1:1の縮図”で再現されたというルートを往復していくことになる。
さまざまな部品が消耗している旧式機関車であるため,途中の駅や格納庫で止まって必要な部品を調達して自ら修理を行いながら,依頼のあった物資の輸送を完了させていく。標識に従って運航することによって脱線や破損を防ぎ,定期的な検査で機関車の状態を把握するといったシミュレーション要素も用意されている。
本作では“サバイバルモード”も大きな特徴となっている。プレイヤーは,飢えや喉の渇き,寒さによる低体温症や病気といった,さまざまな困難に見舞われる。死を避けるためには,食料や飲料を摂取しなければならず,アルコールは喉をうるおすだけでなく,体も温めてくれるシベリアでは必須のアイテムだ。もちろん,二日酔いや飲酒運転による誤操作といったリスクも発生する。
また,シューティングのゲームメカニックも用意されており,揃えた武器を利用して,原野で途中下車してシカなどを狩猟して食料としたり売りさばいたりできる。なんと,マフィアと手を組んで密輸品を輸送することも可能で,ピンハネしたことがバレて命を狙われることも起こり得るという。かなりカオスなシベリア横断を楽しめるようだ。
「Trans-Siberian Railway Simulator」は,多くのゲーマーにとって難解になると思われる操作性について,若干の簡略化も行われているとのこと。インタフェースと字幕が日本語化されることもSteamストアページにて公表されている(音声対応は誤表記だった模様)。気になる人は,プレイテストへの参加リクエストボタンを押しておくといいだろう。
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Trans-Siberian Railway Simulator
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