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「レジーといとこ+科学者[×2]=この世の終わり!?」は2025年後半にリリース。東京ゲームショウで閃いた新たなゲームモードも追加へ
本作は,「Reggie, his cousin, two scientists and most likely the end of the world」という原題のプラットフォームアクションゲーム。今回の出展に合わせて邦題が発表されたが,姉でプログラミング担当のグロリア・ガルシア(Gloria Garcia)氏は「日本語のタイトルはめっちゃカッコいい」とお気に入りのようだった。
ガルシア姉弟は日本のゲームやアニメで育ったというだけに,日本向けにもしっかりとリリースしたいという思いは強いようで,すでに音声の日本語化まで進められていることも早々に明かしてくれた。
「レジ―といとこ」は,万有引力の法則などの科学知識が何らかの理由で消されてしまったために,1万6000世紀の未来からやってきた,トマトのような風船のような,何とも可愛いクリーチャー「レジ―」が主人公だ。その緑バーションの「いとこ」と,18世紀の世界から連れ出した「アイザック・ニュートン」,そして,クラシックカーのような風貌のAIロボット「カー・セーガン」が,さまざまな時代を駆け抜けながら,全宇宙を救うための旅を続けていくことになる。
本作は,10年ほど前に大きな話題となった「Flappy Bird」を思わせるプラットフォームアクションだ。プレイヤーは,重力が定まらずにフワフワしてしまうレジーを左右上下に移動させなければならないが,少しの操作で急激に上昇するレジ―が障害物に当たったりしないよう,繊細なタッチで操作していかなければならない。
画面の上を突き抜けた時点で宇宙空間に放り出されてゲームオーバーになってしまうので,ほのぼのとしたアートワークとは対照的にスキルが必要なゲームとなっている。
レジ―は重力の方向を変更することもでき,それを使って敵クリーチャーに対していわゆるストンピングを行うことができる。何にも引っかかることなくうまくプレイしていくことでコンボ技が発動し,プレイスピードが徐々に加速して最終的なスコアにも影響するという仕掛けだ。
興味深いのは,東京ゲームショウ2023での体験から生まれたという,新しいゲームモードだ。「若いお母さんが小さな娘さんと一緒にブースに来てくれたのですが,そのお子さんには操作が少し難しすぎたのです。そこで2人は1つのコントローラを使い,お子さんが上下左右の操作を行い,お母さんが重力の調整だけを代わりにやっていました。ほのぼのとした風景でしたが,これをゲームとして落とし込めないかと(弟の)フランクと考えて,2つのコントローラで遊べるようにしたのです」という。
2人が違うキャラクターを操作するCo-opモードも用意されており,こちらでは「いとこ」がもう1体のキャラとして登場する。
2人のキャラが大きく離れると自動的にスプリットスクリーンへと変化するが,10秒間のカウントダウンが発生して,同じ場所に戻るよう警告が発せられるという。これも,スキルの異なる2人のプレイヤーが,ゲーム体験を共有できるようにという仕様であるとのことだ。
アニメーションやゲームデザインを担当するフランク・ガルシア(Frank Garcia)氏によると,最終的なカットシーンの長さは合計で1時間ほどにも及ぶとのことだが,日本産のゲームやSFハリウッド映画などのさまざまなパロディが満載されていて,面白おかしくプレイできそうな気配だ。
これまで10年にわたって開発を続けてきたという「レジーといとこ+科学者[×2]=この世の終わり!?」だが,その発売は今回初めて「2025年の後半」にロックオンされた。今後はさらにゲーマーコミュニティの間での認知が広がりそうだ。
「レジーといとこ+科学者[×2]=この世の終わり!?」公式サイト
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