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「RAID: Shadow Legends」冒険記 第11回:シロスの腐敗と戦い続ける,心で語る森の民「シルヴァンウォッチ」を紹介
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森林や部族の仲間たちと心を繋ぎ
調和して生きるシルヴァンの民
シルヴァンウォッチとは,テレリアの僻地である「霧の森」に住む一族を指す言葉だ。エルフだけでなく少数ながらフェイたちも暮らしており,エルフを指す場合は「シルヴァンエルフ」,種族全体を指す場合は単に「シルヴァン」とも呼ばれる。
隠者のような生活を送り,自分たちからは外に出たがらない“ひきこもり種族”として知られている。それだけに排他的な印象を持たれやすいが,外の部族と比較すれば落ち着いた文化を育んでいる。彼らは多くを語らないため,外からは不気味に見えるのかもしれない。
それを象徴するのが,彼らが持つ“律動”と呼ばれる文化だ。律動はシルヴァンたちを結ぶ独特な魔法で,これによって各個人が感情や感覚を直接やりとりできる。真意を直接受け取ることに慣れているシルヴァンたちにとって,言葉による意思疎通は不完全に映るのだろう。
律動の根源となるのは,森の最深部に存在する「心奥の木」であり,その力によってシルヴァンの文化は成り立っている。それだけに,外部の人間が不用意に森に足を踏み入れることを強く嫌っており,それがシルヴァンのミステリアスな印章を強めているように思える。
テレリアの部族としては珍しく平和に暮らしていたシルヴァンだが,彼らにもシロスの魔の手は迫ってくる。シロスは心奥の木に“腐敗の種”を埋め込んでおり,律動を狂わせていったのだ。意思を律動に頼っていたシルヴァンの一部は正気を失い,守るべき森を破壊する暴徒と化した。
腐敗した心奥の木をめぐる戦は「シルヴァンの腐敗」と呼ばれ,複数の英雄たちの伝承に語られている。当時の王である「キング ガルコバル」の伝承では腐敗の発見と現状が討伐者視点で語られ,学者である「インセンサ グレイルベアラー」の伝承では腐敗に対する学術的なアプローチが行われていたことも読み取れる。
また,腐敗によって精神が蝕まれたドライアド「シアーシャ ザ チャード」のように,かつてガルコバルやインセンサの敵として立ち塞がった過去がある英雄も存在する。とにかく関連する英雄の数が多く,シルヴァンの歴史上最大の事件であることは間違いない。
戦いの結果として,心奥の木は原型を留めない姿となってしまった。レジェンダリー英雄「グランドオーク パドレイグ」の伝承では“新たな心奥の木を再び育てる”と語られており,新都ナイレーザでは新たな心奥の木が成長しているという。
しかし,新たな心奥の木がもたらす律動は,かつてのそれとは少し異なるようだ。パドレイクは新たな律動とつながることなく独立を保ち,「グリーンウォーデン ルアーク」のように律動の変化によって精神が変容してしまった者もいる。これが良い変化なのか,悪い変化なのかは時間が経たなければ分からない。
少し気になった点は,インセンサの記述にある「ニレサンユニオン」の定義だ。それによると,ニレサンユニオンはシルヴァン,スカイロン自治領のドワーフ,離反シャドウキンによって構成される種族間同盟だという。シルヴァンの腐敗に対抗するには同族だけでは足りず,他種族からの援軍を求めていた記述も見られるため,そこでニレサンユニオンという枠組みが形成されたのかもしれない。
なんにせよ,シルヴァンの腐敗が部族全体に甚大な被害をもたらしたことは間違いないが,外部の部族と交流を持つことになったきっかけになったとも言える。このあたりは,ニレサンユニオンの物語を読み解くにあたって大事な要素の1つになりそうだ。
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