ニュース
香川県東かがわ市をモデルにした王国を冒険しよう。スマホ向けRPG「Glove Story」,2月22日に配信開始
本作は,東かがわ市が誕生して20周年を迎えたことを記念して開発されたRPG。開発目的は観光活性化だ。同市は国内手袋産業の一大拠点になっているほか,多くの観光スポットがあるという。しかし,それらを十分に活用できていないのではとの指摘があり,効果的にアピールする方法を考えた結果,ゲームを通じて魅力を発信することにしたのだという。
ゲームの舞台は,東かがわ市にそっくりな「てぶくろ王国」で,白鳥神社や「てぶくろくん」「てぶくろマン」といった実在する名所やキャラクターたちが登場する。プレイヤーは勇者になり,王国の各地を襲い領土を奪う魔物「名前喰い」に迫ることになる。
なお,ゲームのデバッグには,東かがわ市の上村一郎市長も携わっているとのこと。
「Glove Story」公式サイト
2024年2月22日リリース 〜市長自ら動作確認、シナリオも修正 ダウンロード数目標は市の人口2万7828超え〜
一般社団法人ウェブ解析士協会(東京都新宿区、亀井耕二代表理事:以下「WACA」)と香川県東かがわ市は、同市の市制施行20周年を記念して制作したスマートフォン向けロールプレイングゲーム(RPG)「Glove Story」を2024年2月22日に正式公開します。
「白鳥神社」「かめびし屋」など同市に実在する名所やご当地キャラクター「てぶくろくん」「てぶくろマン」のほか、和三盆や引田ぶりなど“知られざる”特産品などが多数登場します。上村一郎市長もデバッグ(エラーの修正)やシナリオの改善に取り組みました。市の人口2万7828人(24年2月1日現在)を超えるダウンロード数を目指すとともに、市の活性化に寄与することを期待しています。
ゲーム詳細
https://glovestory.jp/
開発の背景
WACAは2022年6月13日、東かがわ市・東かがわ市商工会と「中小企業等ICT支援に関する連携協定」を締結しました。市内の中小企業等のデジタル化推進、デジタルデバイスを利用した商工振興及び観光振興などに関して連携・サポートする内容で、同月には市役所に「中小企業ICT支援相談室」を設置。デジタルマーケティングの相談会を実施するなど協力を深めています。
2003年4月に引田町、白鳥町、大内町の3町が合併して東かがわ市が誕生してから20年の節目を記念し、WACAとしても何か貢献できることはないかと考え、発案したのが地元を舞台にしたゲームでした。
ゲームの狙い
今回のゲーム開発の目的は、東かがわ市の観光活性化です。
東かがわ市と周辺地域は明治時代に製造所が設立されて以来、手袋生産130年の歴史を誇ります。「衣服用ニット手袋」の香川県の出荷額は50億2200万円。全国生産の94.9%を占めています(2020年※)。また、市内には多くの魅力的な観光スポットがあります。
にもかかわらず、十分に活用できていないのではとの指摘もありました。どうすれば効果的にアピールできるか方法を考えた結果、地域を舞台にしたゲームを通じて魅力を発信することにしました。
※出所:香川県「うどん県統計情報コーナー(手袋の出荷額)」
https://www.pref.kagawa.lg.jp/tokei/sogo/udonken/1007.html
ゲーム開発の概要
開発経費
今回はWACAの担当者が東かがわ市発展のためにゲームを作りたいという思いで開発しました。東かがわ市に負担していただいたのは、アプリの掲載料金(約2万円)のみです。
開発期間
2022年2月9日から約2年
コンセプト
東かがわ市のことが詳しくなって好きになるゲーム
市民にとっては、ゲームになることで、自分の暮らすまちへの愛着や誇りが増す。
市外の方にとっては、ゲームを通じて東かがわを知ることで親近感がわき、実際に訪れてみたくなる。
東かがわ市とそっくりな形の国、てぶくろ王国。のどかで自然豊か、老若男女が楽しく平和に暮らしていた。ある日、恐ろしい魔物「名前喰い」が現れ、てぶくろ王国のさまざまな場所を襲い、自分の領土にし始めた。襲われて結界により封印された場所は名前を奪われ、住人は記憶ごと消し去られ、てぶくろ王国はあっという間に廃れてしまった。
そこへ、名前喰いの正体を追う旅人勇者がやってくる――。
ゲーム開発者コメント
全国の人たちに、ゲームを通じて少しでも「東かがわ市」と接点を持ってもらいたいと思っています。
東かがわ市のことを知り、魅力を感じたり、興味を持ってもらえたりすれば、どこかのタイミングで「東かがわ市に立ち寄ってみようかな」と思ってもらえるでしょう。また、市民の方にも「自分のまちにこんな良いところがあったんだ」と再認識していただけたら幸いです。
安心安全で健全なゲームであり、完全無料で遊べます。課金もされませんし、広告も表示されません。楽しく気軽に遊んでいただけると思います。
上村一郎市長コメント
努力、失敗、友情、挫折、親愛、そして挑戦。子どもの頃に、ゲーム、とりわけRPGに教えられたことはたくさんあり、大人になった今でもこの身に宿っています。そんなRPGが、東かがわ市をモデルとした内容で完成したことに、とてもワクワクしています。このゲームを通して、市民の皆さんが東かがわ市をもっと好きになってくれて、市外の皆様が東かがわ市をもっと知ってくれたら、こんなに嬉しいことはありません。
このような機会をご提供頂いた、一般社団法人ウェブ解析士協会さま、特に企画・開発を一手に受け、東かがわ市へ移住していただいた八木暁史さま、そして、デバッグ作業にご参加頂いた全国の皆さまに、心から御礼申し上げます。
「Glove Story」公式サイト
- 関連タイトル:
Glove Story
- 関連タイトル:
Glove Story
- この記事のURL: