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攻撃の正確性まで求められるソウルライク「达巴:水痕之地」は,左右の手に持った武器の使い分けが新鮮[CJ2024]
本作はいわゆるソウルライクだが,キャラクターの衣装や舞台となる険しい山の中の寺院などからは,チベットの雰囲気が感じられる。イベントでは画面の撮影が不可となっていたので,本稿で使用している画像は,ChinaJoy 2024に合わせて公開されたトレイラーからキャプチャしたものだ。
ハンズオンイベントでは,両手に剣を持った近接タイプの「刀武」,右手に雷を生み出す杖,左手に剣を持った遠距離タイプの「战萨」,両手で大きな笛を操り,打撃に加えて音でも攻撃する「司羌」という3タイプのキャラクターから1つを選んでプレイできた。
筆者は「刀武」でプレイしてみたが,まず興味を引かれたのが左右の手に持った武器の使い分けだ。[R1]で右手,[□]で左手武器による攻撃を行うようになっており,画面下にはそれぞれの武器を表すアイコンが表示されている。
右手の武器で攻撃を決めると,右手武器アイコンの下にあるゲージが溜まり,それを消費してスキル攻撃を繰り出せるのだが,左手武器アイコンの下にはゲージがない。つまり,両手に同じ武器を持っていても,メインとなるのは右手というわけだ。
本作は冒頭で紹介したようにソウルライクなので,雑魚敵との戦闘でも油断はできず,適当に動いているとあっという間にやられる。しっかりとガードや回避(ステップ)を使っていかなければならないし,攻撃の機会を作るためにはジャストガードやジャスト回避が必要になるといった感じだ。
ちなみに,主人公が倒れたときに画面に表示される文字は「消散」だった。舞台設定からして,死というよりも魂が消えてしまうようなイメージだろうか。
そんな感じでガードを意識しながらプレイを続けていると,左手武器のアイコンが赤く染まり始めた。左手武器は盾のようにも使うため,その耐久値がなくなってきているという警告だ。アイコンが赤く染まりきってしまうと,一定時間使用不能になってしまう。つまり,ガードをガチガチに固める戦い方は許されないというわけだ。
そして,この耐久値の要素は攻撃面においても導入されている。攻撃が相手にクリーンヒットせず,ガードされたり弾かれたりすると,耐久値がなくなっていって,最後には一定時間攻撃不能になってしまうそうだ。
「そうだ」と書いたのは,筆者がそこまで攻撃の手数を増やせず,実際に確認できなかったからなのだが,一撃の重さより手数で相手の体力を削っていくタイプのプレイヤーを悩ませそうなシステムだ。
「司羌」が使う笛のような両手武器の場合も,武器のアイコンは2つ用意される。そして,攻撃と防御は別の扱いになっており,盾としての耐久値がなくなっても攻撃はできる仕様になっているとのことだ。
今回は選んだキャラクターごとに左右の武器が固定されていたが,カスタマイズによって自分のスタイルを作り上げていくことも面白そう。ガードだけでは相手の攻撃を防ぎ切れず,手数よりも正確性が求められそうなソウルライクだけに,なかなか手強いだろう。「消散」の文字を何度見ることになるか分からないが,死にゲー好きは要注目のタイトルとなりそうだ。
4Gamer「ChinaJoy 2024」記事一覧
「ChinaJoy 2024」公式サイト
- 関連タイトル:
达巴:水痕之地
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