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[プレイレポ]ナポリタン怪談に発想を得たホラーADV「Hotel Wazuma」。ルールを把握して怪異を避けろ[BIC2024]
本作は,日本のネット界隈で流行ったナポリタン怪談の一種である,ルール怪談から発想を得たというホラーアドベンチャーで,ホテルWazuma(我妻だろうか?)で夜間フロント業務を3日間担当することになった主人公のヒロシを操作し,異常現象に注意しながら業務を遂行する。
雇い主らしい女性(女将さん?)からの電話を受けながら,マニュアルや懐中電灯,セキュリティカードを受け取る主人公。最初に受け取るマニュアルは2つあり,1つはヒロシが遂行すべき,その日の業務が書かれている。
そして,もう1つのマニュアルが,怪異に遭遇したときに行うべきルールになっている。なんでこんなマニュアルが……大丈夫だろうか,このホテル? と思ってしまうが,このルールを破るとロクな結果にならないのは予想できる。
ともあれ,1日めの業務は地下1階の補給室にあるトイレットペーパーを,1階にあるトイレに補充することだ。さっそくエレベーターで地下に向かい補給室へ。とくに異常は発生せず,トイレットペーパーを入手して,1階に戻ろうとしたところ,ボタンを間違えて押したのかエレベーターが下に降り始め,地下2階を越えると回数の表示がバグりだす……これは3つめルールか! と気づいて,慌てることなくボタンを押しなおして1階へ戻り,難を逃れられた。
いきなりの異常遭遇に動揺しつつ,トイレで作業をしていると,今度は何やら変な声が……これは異音か! 「どうするんだっけ?」と思いだそうとするうちに声は大きくなり,「やばい。逃げよう」とトイレから出たところで怪異と遭遇。トイレから出ても声が届くとダメらしく,ゲームオーバーとなった。逃げるのが遅かったようだ。
そんなわけで,1日めから再トライ。業務は同じだったので,今度は階段を降りてトイレットペーパーの確保へ向かうことにした。ここも行きは問題なかったが,戻るときに延々と階数がループする事態に。たぶん,ルール4……だけど内容は何だったっけ。割といい加減に読んでたので覚えてない。
ブーススタッフの助けもあって(というか,アイテムとしてマニュアルを持っていたことを忘れていた),階段にかけられた絵画が正しいなら上へ,上下逆になっていたら下へ行けばいいと分かり,ここもなんとか脱出できた。もしかすると,延々と出られなくなるだけで,即ゲームオーバーになるような異常ではなかったのかもしれない。
ともあれ,再びやってきたトイレの異音もすぐに遠くへ逃げてセーフ。ルールが分かっていればどうということはないのである(本当だろうか? どこかで裏切られそうな恐怖感)。
トイレットペーパー補充の業務を終えたところで,内容が隠されていた2つめの業務に挑戦することに。内容は,304のカギを持って部屋に入っての作業になるのだが……3階に上がった直後にいきなり怪異に襲われてしまった。
何が起こったのか分からなかったが……おそらく,ルール2の目を離してはいけない謎のゲストがそこにいたが,気づかずキョロキョロしていたからだったのだろう。そういうこともあるか。
というところで,今回のプレイは終わったのだが,結果,全部の異常にしっかり遭遇してしまった。階段とか避けられただろうけれど,好奇心には勝てない。
異常がルール化されているので,どうやっても遭遇はすると思うが,回避方法を把握していないと1日めを越えるのも大変だ。業務も異常も複雑になっていきそうな2日め,3日めはどうなるのだろうか……。
ブースの担当者によると,本作は2024年11月のリリースを目指しているそうで,日本語への対応があるのか聞いたところ,リリース後に需要があればと考えているそうだ。ホラーゲームに目がない人は,続報を待とう。
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