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韓国の妖怪を倒していく2Dローグライク「Dred's Crossing」,スタジオの共同設立者2人にインタビュー。「Hadesを超えたい」[BIC2024]
Steam「Dred's Crossing」
本作は,死後の世界を舞台にした2Dローグライクアクションだ。韓国の民間伝承を題材としており,さまざまな妖怪がゲーム内に登場する。アートワークには統一感があり,一見しただけで韓国らしさが伝わってきた。
最初に主人公は現代にいたが,謎の儀式が行われ,武人風の姿になるという導入で物語は始まる。どういう儀式だったのか聞いてみたところ,「ネタバレになってしまう」との返答だったので,何やら重要な意味があるようだ。
その後は「ステージに現れた妖怪をすべて倒し,次のステージに進む」という流れを繰り返していく。敵の攻撃を避け,その隙に自分が攻撃するようなゲーム性で,敵の攻撃前には地面に赤く攻撃範囲が表示される。ステージには踏むとトゲが出てくる罠も設置されており,敵の攻撃と罠の両方を避けなければならない。
道中では動物の護符のようなもので,自分のキャラクターを強化できる |
今回はボス「Rapid Tainted Sunjang」と戦うところまでプレイした |
また,Wayway Studioを共同で設立した2人にもインタビューできた。
4Gamer:
開発期間はどれくらいですか。メンバーは何人いますか。
Wayway Studio:
2人で1年ほど開発したあと,制作チームを12人に増やして3か月開発したので,あわせて1年3か月です。
4Gamer:
今のところ,開発の進捗はどれくらいですか。
Wayway Studio:
ゲーム全体の25%くらいです。
4Gamer:
開発において大変だった部分はなんですか。
Wayway Studio:
もともと2人だったのが,この3か月で10人増えたのでチームマネジメントに苦労しています。また,これまでにも7〜8年ゲームを作っていますが,この業界で生き残ることは本当に大変です。
4Gamer:
Dred's Crossingには韓国の妖怪がたくさん登場します。韓国の妖怪の特徴はなんだと思いますか。
Wayway Studio:
個人的には「解消されない鬱憤を持っている」ことだと思います。その鬱憤をもとに人間を裁いていくような要素もあります。
また調べていくうちに,日本や中国などアジア圏の有名な妖怪にも,そういった特徴を持つものが多いと分かり,文化のミックスを感じました。
4Gamer:
ゲームに登場する妖怪はいつの時代のものですか。
Wayway Studio:
さまざまな時代の民間伝承をもとにしていますが,韓国人にとって有名な妖怪は朝鮮王朝(1392年〜1897年)の時代だと思います。
4Gamer:
ゲームプレイの方向性は高難度のアクションゲームですか。
Wayway Studio:
最初はそうでしたが,しっかりと作り込んだストーリーを楽しんでもらいたいので,最初のボスまでの難度は下げようと思っています。それ以降は,ゲームプレイ自体を楽しめるような難度にしたいです。
また,今はステージの形が1種類だけですが,今後は種類を増やしていく予定で,ステージごとのギミックも追加する計画です。
4Gamer:
影響を受けたゲームはありますか。
Wayway Studio:
いろいろなゲームを参考にしましたが,「Hadesを超えたい」という思いが1番強いです。
日本語への対応も計画しているので,楽しみに待っていてください!
「Dred's Crossing」公式サイト
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