2013年11月14日から17日までの期間,韓国・釜山市で,韓国最大のゲームショウ
「G-Star 2013」が開催される。G-Star事務局の発表によると,今年は昨年比7.1%増の2261ブースが出展され,過去最大規模での開催ということになっている。
……とはいっても,出展社数の増加とはうらはらに,イベントそのものの盛り上がりに欠けてきている印象を受けるのは,東京ゲームショウと同じだろう。G-Star 2013のイベントの主体はB2B(企業向け)となっており,B2C(一般向け)の展示では,大手メーカーといえそうなのがNEXON Koreaのほか,海外勢のBlizzard EntertainmentやWargamingくらいしかなく,かなり寂しい感じになっている。
開催初日となる本日(11月14日)は,平日とあってさほどの混雑はなかったが,一般向けに開場される午後になると学生風の来場者も増えてきて,「
黒い砂漠(仮)」や
「Kingdom Under Fire II」(
PC /
PS3 /
Xbox 360)の試遊コーナーには長蛇の列ができていた。
しかし,会場で目立っていたのはスマートフォンやタブレットなどをターゲットにした展示である。現在,韓国ゲーム業界では,PC用オンラインゲームからスマートフォンゲームへの転換が急ピッチで進んでいる。すでに日本でサービスされているタイトルもあり,App StoreやGoogle Playを使ったパブリッシングの展開の速さにあらためて驚かされる。
ちょっと寂しいB2Cとは対照的に,B2Bの規模は拡大し,大手メーカーも揃った充実した内容になっている。その分,記事として扱えないものも多いのだが,あちこちで仕入れてきた最新情報をお届けする予定なので,取材記事を楽しみにしてほしい。