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「全国高校eスポーツ選手権」は55校がエントリー。BURNOUT SYNDROMESによる大会応援ソング「ナミタチヌ」も披露された記者発表会レポート
4Gamerでも何度かお伝えしている「全国高校eスポーツ選手権」だが,いくつか変更点や更新情報などもあるので,改めて記者会見で聞いてきた概要を紹介したい。
本大会は日本在住の高校生(高等専門学校,定時制,通信制含む)を対象とし,16歳〜19歳まで(生年月日1999年4月2日から2003年4月1日まで)が参加できるeスポーツ大会だ。高校単位の出場となるため,基本的には同じ高校でチームを組んで参加できることが条件となっている。平たくいうとeスポーツ版の「インターハイ」といったところだ。
今大会の競技種目は「リーグ・オブ・レジェンド」と「ロケットリーグ」の2タイトル。現時点で55校のエントリーがあり,現在進行形で増えているそうだ。
大会は2018年11月23日〜26日にかけてオンライン予選を行い,その後,2019年3月23日〜24日にオフライン決勝を行う予定となっている。優勝したチームは「2泊3日の韓国eスポーツ体験旅行」が贈られるとのこと。
毎日新聞社が主催する本大会だが,もともとは同社の若手社員から出た発案なのだという。同社がやったことがない新しい分野への挑戦を模索している中,志を同じくするサードウェーブと出会い,共催する運びになったとのことだ。
毎日新聞社社長の丸山昌宏氏は「eスポーツについてはさまざまな意見があることは承知していますが,私たちはeスポーツを新しい文化として発展させたい」と述べ,「eスポーツを通じて仲間との絆を深め,1つの目標に向かって努力する姿を応援していきたい」と本大会の開催目的を語っている。
もう1つ「全国高校eスポーツ選手権」に合わせてサードウェーブが実施している「eスポーツ部発足支援プログラム」についても紹介しよう。
このプログラムは高校におけるeスポーツ部の発足を支援するための施策で,PCゲームを遊ぶために必要十分なスペックを持ったデスクトップPC3台とノートPC2台(関連記事)を無償で3年間貸し出すというものだ。
新しく部を作るというのは既存の部活に入るよりずっとエネルギーを使う。ましてやそれがゲームを題材にした「eスポーツ部」で,さらに“顧問の教員”が必要なわけで,校風やルールにもよるが簡単ではない。
一方で「パソコン部」「コンピュータ部」「電子工学部」などの活動の一環として「eスポーツ」を内包し,プログラムへ申し込んでいる学校もある。というか,現状その形で申し込みをしている学校がほとんどだ。
ともあれ,56校が多いとみるか,少ないとみるかは人によって違うだろう。筆者は前述の部活動創設のハードルの高さもあり,もっと少なくなる可能性を考えていたので,その申込数の多さに驚いた。もし第2回が開催され,同様のプログラムが実施されるとしたら,もっと多くの学校が参加するのではないだろうか。
また,この支援プログラムについては教育現場からも賛同の声が届いているという。そうした声は,まだ決して多くはないが,こうした努力の積み重ねが将来の文化を育んでいくはずだ。
「全国高校eスポーツ選手権」は11月8日から21日23:59までエントリーを受け付けている。参加費用は無料で,こちらに関してはエントリーに学校の許可は必要ないが,オフラインで行われる決勝大会出場時は保護者もしくは顧問の同行,そして保護者の同意書の提出などが必要になるので注意して欲しい。
「eスポーツ部発足支援プログラム」の方は11月16日23:59が申し込み締め切りとなっている。こちらは前述したとおり,顧問の教員と学校の承認が必要だ。
また今回の記者発表会では本大会の応援ソングが披露された。応援ソングを手がけたのはTVアニメ「銀魂」や「ハイキュー」などに楽曲を提供している3人組の“青春文學ロックバンド”BURNOUT SYNDROMESで,曲名は「ナミタチヌ」だ。
この曲は本大会のために制作された曲で,作詞作曲にあたり,大学で活動しているeスポーツサークルなどへ取材を行ったそうだ。曲名の「ナミタチヌ」には「波風を立てて生きていこう」という意味が込められているとのことだ。
大会応援ソング「ナミタチヌ」
コーラス参加高校を募集!
募集期間:11月8日(木)〜11月18日(日)
応募方法:ajhs-esports-song2018@mainichi.co.jp
高校名・チーム名・代表者名・電話番号を記載のこと
応募条件:本大会出場校
当選発表:11月20日(火)頃
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ロケットリーグ
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リーグ・オブ・レジェンド
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