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どんなPCゲームも有線LAN経由でストリーミング配信できる!? NZXTが99ドルの新デバイス「DOKO」を発表
ちなみに,製品名のDOKOとは,日本語の「どこ」から命名したとのこと。「どこでもゲームを楽しめる」からDOKOという,ある意味実に分かりやすい名前といえよう。価格は99ドル。現時点で発売が確定しているのは北米仕様のみだが,日本を含むほかの国と地域に向けて,対応するACアダプターを準備中だそうなので,今後,日本市場への投入も期待できそうだ。
それに対してDOKOでは,ストリーミング配信元となるPCの仕様を問わず,複数台のPCも必要とせず,どんなゲームでも配信できるのがメリットだという。1000BASE-T経由の配信となるため,遅延は安定して50〜80ms(※60Hz表示として3〜5フレーム)程度で済むとのことだ。シビアなアクションゲームだと厳しいが,それ以外ならなんとかなる,といった感じだろうか。
公開された製品イメージCGによれば,DOKO側には,LAN接続用の有線LAN端子のほか,3.5mmミニピンのサウンド出力端子が1つ,HDMI Type A端子が1つと,USB Type-A端子が4つ用意されている。
4ポートあるUSB端子には,有線接続のキーボードやマウスのほか,「Xbox 360 Wireless Controller」「Xbox 360 Controller」といったゲームパッド,USBストレージを接続可能。今後のファームウェアアップデートで,USB接続のヘッドセットやWebカメラも接続できるようにする計画もあるそうだ。
現状の情報だけでは,実際に何が可能で何が不可能なのか分からないことが多いのだが,配信元のハードウェアや対応ゲームに依存せずにPC画面を丸ごと転送できるというのは,シンプルで分かりやすく,応用範囲も広そうに思える。国内発売が待ち遠しい製品の登場といえるのではないだろうか。
NZXT 公式Webページ(英語)
NZXT, Inc.(米国カリフォルニア州ロサンゼルス)が発売するPCストリーミングデバイス『DOKO』!「DOKO」は低コストで低遅延の、快適な家庭内ネットワーク(LAN)経由のPCミラーリング環境を実現します。高画質なPCゲームだけでなく、人気のブラウザゲームなどもリビング等のTVで簡単に楽しむ事が出来ます。勿論ゲームだけでなく、PCに保存してある沢山の動画や静止画、音楽をリビングのTVで楽しむ事も出来ます。
たとえばリビングルームのTVに「DOKO」を接続すれば、家庭内ネットワーク(LAN)経由で、自室の PCを思い通りに操作する事が可能になり、ゲームや動画や音楽を楽しむ事が出来ます。
類似の既存技術としては、リモートデスクトップやステイック PCを含むセットトップボックスなどが有りますが、転送遅延や再生できるファイルやゲームの種類など多くの制約を受けてしまいます。
「DOKO」は転送遅延などの影響を受け辛い「最大 1Gbpsの有線 LAN」接続に特化し、競合する製品にない「低遅延転送(※)」を実現した事により、アクティブなゲームのリモートプレーや、最大1080p/30fpsの高画質な HD動画の快適な再生が可能です。
※「DOKO」の転送遅延は、1Gbpsの有線 LAN接続環境なら 50〜80 ms(ミリ秒)です。
※比較としてG社のAndroid OS搭載スティックPCの転送遅延は約 200 msです。
さらに「DOKO」には LAN経由の転送遅延を極めて抑制する「USB Over IP」に対応した、4つのUSBポートを搭載。それにより、「DOKO」の USBポートに接続したキーボード、マウス、USBにゲームパッド等から、LAN経由でもほぼ遅延無く接続先のメインPCを操作する事ができます。
そのため、お手持ちの USB接続キーボードやマウスなどを付け替える事で、直ぐにご使用いただけます。
仮に新た USB接続キーボードなどをご用意される場合でも、市販されている一般的な製品をご利用頂けます。
「DOKO」は PCユーザーの為のリビング TVの活用をご提案致します。
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