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[TGS2022]エレコムがeスポーツ向け製品シリーズ「ELECOM GAMING V custom」を発表。軽量ワイヤレスマウスなどが登場
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印刷2022/09/16 02:45

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[TGS2022]エレコムがeスポーツ向け製品シリーズ「ELECOM GAMING V custom」を発表。軽量ワイヤレスマウスなどが登場

画像集 No.018のサムネイル画像 / [TGS2022]エレコムがeスポーツ向け製品シリーズ「ELECOM GAMING V custom」を発表。軽量ワイヤレスマウスなどが登場
 2022年9月15日,エレコムは,東京ゲームショウ2022の同社ブースで新製品発表会を開催して,eスポーツ向けの新しい製品シリーズ「ELECOM GAMING V custom」(以下,V custom)の立ち上げを発表した。その第一弾製品として,ワイヤレスマウス計2製品とメカニカルキーボード計4製品を9月16日に発売する。
 製品ラインナップと税込のメーカー想定売価は以下のとおり。

●マウス
  • VM600PE1万4980円
  • VM5009980円

●キーボード
  • VK310:10キーレス,LEDイルミネーション搭載,1万6980円(銀軸),1万5980円(青軸/茶軸)
  • VK210:10キーレス,LEDイルミネーション非なし,1万2980円(銀軸),1万1980円(青軸/茶軸)
  • VK300:65%キーボード,LEDイルミネーション搭載,1万6980円(銀軸),1万5980円(青軸/茶軸)
  • VK200:65%キーボード,LEDイルミネーションなし,1万2980円(銀軸),1万1980円(青軸/茶軸)

 本稿では,発表会の様子と,エレコムのブースに展示された新製品を写真で紹介する。

「エレコム 新製品発表会」でV customの第一弾製品を披露するエレコム 取締役社長の柴田幸生氏
画像集 No.001のサムネイル画像 / [TGS2022]エレコムがeスポーツ向け製品シリーズ「ELECOM GAMING V custom」を発表。軽量ワイヤレスマウスなどが登場
 発表会に登場したエレコム 取締役社長の柴田幸生氏によると,日本国内におけるゲーマー向け周辺機器市場のうち,日本メーカーはわずか3%の売上比率に留まっているという。
 柴田氏は,「30年以上にわたって,マウスやキーボードを手掛けるエレコムとして,本腰を上げて取り組むという決意のもと,V customを立ち上げた」と述べる。
 
 V customは,勝負にこだわるeスポーツゲーマーに向けたハイクラスの製品シリーズだという。応答速度などの性能にこだわり,開発に当たって専用の計測システムを導入したそうだ。その一方で,オフィス用マウスやキーボードを開発してきたノウハウを生かして,数値に現れない使いやすさも追求したとのことである。

新製品の開発にあたって専用の計測システムを導入
画像集 No.002のサムネイル画像 / [TGS2022]エレコムがeスポーツ向け製品シリーズ「ELECOM GAMING V custom」を発表。軽量ワイヤレスマウスなどが登場

 それぞれの製品について見ていこう。まず,マウスのVM600PEとVM500は,2.4GHz帯を使う独自のワイヤレス接続方式と,USB接続に対応した8ボタン仕様の右手用マウスだ。手の小さい日本人でも扱いやすいように,本体サイズや形状にこだわったという。また,外装に孔を開けて軽くするような手段をとらずに,公称本体重量が約75gと軽いのも見どころと言えよう。

エレコムのブースで展示していたVM600PE。VM500と筐体は共通だ
画像集 No.003のサムネイル画像 / [TGS2022]エレコムがeスポーツ向け製品シリーズ「ELECOM GAMING V custom」を発表。軽量ワイヤレスマウスなどが登場

 エレコムによると,プロゲーマーなどの意見を取り入れつつ,何度もモックアップを作成して開発に取り組んだという。本体右側面が大きくくぼんでおり,薬指や小指がフィットしやすい設計に,そうした意見が反映されているそうだ。

見ただけでも右側面のくぼみが分かる
画像集 No.004のサムネイル画像 / [TGS2022]エレコムがeスポーツ向け製品シリーズ「ELECOM GAMING V custom」を発表。軽量ワイヤレスマウスなどが登場 画像集 No.005のサムネイル画像 / [TGS2022]エレコムがeスポーツ向け製品シリーズ「ELECOM GAMING V custom」を発表。軽量ワイヤレスマウスなどが登場

いくつものサンプルを作成して,最適なサイズや形状を確かめたという
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 VM600PEとVM500の違いは搭載センサーにある。VM600PEは,PixArt Imaging(以下,PixArt)製の上位モデル「PAW3395DM」を搭載した。トラッキング速度は650 IPSで,最大加速度は50Gという高いスペックを備える。
 また,リフトオフディスタンス計測用のセンサーを別に搭載することで,エレコム独自の設定ソフトウェア「ELECOM GAMING Tool」から,リフトオフディスタンスを0〜1.5mmの間で調整できるのも特徴だ。

VM600PEの底面。PixArtのPAW3395DMとリフトオフディスタンス検出用センサー(※写真のD sensor)
画像集 No.008のサムネイル画像 / [TGS2022]エレコムがeスポーツ向け製品シリーズ「ELECOM GAMING V custom」を発表。軽量ワイヤレスマウスなどが登場

 一方のVM500は,同じPixArt製でもトラッキング速度が300IPS,最大加速度は35Gというミドルクラス向けの「PAW3311DB」を採用する。

より広い面をカバーする追加のマウスソール(左)や,マウス全体に貼れるグリップシートなど別売りの周辺パーツも充実している
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 キーボードの新製品は,10キーレスモデルと,10キーやファンクションキーを省略しつつ,矢印キーなどを残した65%キーボードを投入する。

VK310
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VK300。省略されがちな[PrtScr]キーがあるのは評価したいが,[Enter]キーの横にあるのは好みが分かれそうだ
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 キースイッチはメカニカルタイプで,キーストロークとアクチュエーションポイントが浅めな「銀軸」と,クリック感が少なめな「茶軸」,クリック感のある「青軸」の3種類を用意。好みに合ったキースイッチを採用する製品を選べるという。ただし,スイッチのブランドは好評していない。

キースイッチはCherry MX互換の十字軸タイプで,銀軸(左)と青軸,茶軸(右)の3種類を用意する
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 V customのキーボードは,キーキャップの形状がユニークだ。キーの中央がくぼんでいるシリンドリカル構造ではなく,キー奥側の縁が盛り上がった形状になっている。また,キーの位置によってキートップの形が微妙に異なっており,たとえば,[A/S/D/F]といったキーの場合,素早く指を動かしやすいように縁が浅めになっている。

ユニークな形状のキーキャップ。[Z]列のキーは左親指でも操作しやすいように,キーの上側と左側の縁が盛り上がっている
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 また,マウスと同様に,キーボードにも別売りの周辺パーツとして,グリップシートを用意している。よくありがちな[W/A/S/D]だけでなく,メインキー左側全体に貼れる枚数を用意しているのがポイントだ。

 なお,エレコムはV customの発売を記念して,9月16日から10月31日まで,本体価格から最大18%引きとなるキャンペーンと,もしV custom製品に満足できなかった場合は,30日間であれば返品を受け付けるキャンペーンを実施する。これまでに何度もゲーマー向け製品ブランドを立ち上げては,ゲーマーの支持を得られずに消えてしまったエレコムであるが,「今度こそ本気」という意欲が現れたキャンペーンということだろうか。興味のある人は,一度手にとってみてはどうだろうか。
 
発売記念キャンペーンを実施する
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エレコムのELECOM GAMING V custom特設サイト

4Gamerの東京ゲームショウ2022特設ページ

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