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5×3cmのゲームボーイアドバンス風超小型ゲーム機「Thumby Color」のクラファンがわずか41分で目標額に到達
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Thumby Colorは,TinyCircuitsが以前発売した「Thumby」の後継機である。Thumbyはゲームボーイ風,Thumby Colorはゲームボーイアドバンス風のボディになっているのも面白いところだ。「Next Generation of the Playable Programmable Keychain(次世代プログラマブル・キーチェーン)」と呼ばれるボディは51.6mm(W)×30mm(D)×11.6mm(H)と超小型だが,ゲームのプレイに必要な機能をきちんと備えている。
カラーTFT液晶のディスプレイと4方向のD-Pad,[A/B]の2ボタン,メニューボタン,ショルダー(L/R)ボタンを持ち,スピーカーに振動機能も備えている。USB Type-Cケーブルで2台のThumby Colorをつなげば通信プレイも可能だ。
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SoC(System-on-a-Chip)にはRaspberry Piの「RP2350」を採用。Thumby同様のオープンソースプロジェクトとなっており,MicroPythonと専用のゲームエンジン「Thumby Color Game Engine」で作ったゲームをアップロードして世界に公開できる。
100種以上のThumby用ゲームが動作するのに加え,現時点では6種のThumby Color専用ゲームが用意されている。正式発売までには新作も登場する予定だ。
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キャンペーン価格は49ドル(約7200円,税別)で「クラシックパープル」,55ドル(約8100円)でクリアカラーも選べるようになる。75ドル(約1万1000円)ではKickstarter限定のブラック,100ドル(約1万5000円)で2台のThumby Color(カラーは選択可能)とUSB Type-Cケーブルが入手可能。最高額となる350ドル(約5万2000円)の「Thumby Color Multiplayer Ten Pack」は,Thumby Colorの10台セットとなっている。また,アドオン(追加アイテム)として25ドル(約3700円)でThumbyのクリアパープルバージョンも用意されている。
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ちなみに,TinyCircuitsは,さまざまな超小型デバイスを発売しているメーカーだ。クラシックなテレビのような動画プレイヤー「Tiny TV」シリーズや,アップライト筐体のような「Tiny Arcade」,PSP風の「Pocket Arcade」など,いずれも小さくて可愛らしいデバイスをリリースしている。Kickstarterキャンペーンが即座に目標額を達成したのも,こうした実績あってのことだろう。
![]() 「Tiny TV with Tiny Remote」。超小型の動画プレイヤーで,リモコンも動作する |
![]() アップライト筐体のような「Tiny Arcade」 |
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Thumby Colorは2024年秋に出荷が始まり,2025年春にTinyCircuits公式サイトとAmazonでの一般発売が始まる予定だという。なお,公式サイトでは開発機「Thumby Color Development Board」が1万1000円(税別)で販売(リンク)されているので,待ちきれない人はこちらを買うのもよいだろう。
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KickStarterのThumby Colorキャンペーンページ(英語)
TinyCircuits公式サイト
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