コンピュータエンターテインメント協会 CEDEC運営委員会は,2013年8月21日からパシフィコ横浜で開催される
「CEDEC 2013」に先駆けて,
「ゲーム開発者の生活と意識に関するアンケート調査」と題した調査結果の速報を本日(8月19日)発表した。
このアンケートは7月1日〜31日の期間中に,開発者のキャリア形成やスキルアップのためのノウハウの共有を意図して行われたものだ。調査項目は性別,最終学歴,ゲーム開発者になった理由,仕事に対する満足度など多岐にわたっている。ちなみに,有効回答数473件を集計した結果,日本のゲーム開発者の平均的実像は,
「年齢34歳の男性で4割が既婚,中堅のゲーム会社に正社員として勤務し,年収は522万円。ストレスを感じつつも,現在の仕事にはおおむね満足している」というデータが算出されている。
なお,データ分析を踏まえた詳細な報告書は,数か月後をめどに公開される予定とのことだ。
日本最大のコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス
CEDEC 2013
『ゲーム開発者の生活と意識に関するアンケート調査』速報
日本のゲーム開発者の平均的実像が明らかに。
男性で、年齢は34歳、4割が既婚。
中堅のゲーム会社に正社員として勤務し、勤続7年。年収は522万円。
自身の仕事の成果が上げられるか、成果を公正に評価されるかが不安で、ストレスを感じつつも、現在の仕事には、おおむね満足。
何よりもゲーム好きで、生涯ゲーム開発者でありたいと願う“生真面目な職人気質”
CEDEC 2013
会期:2013年8月21日(水)〜23日(金) 会場:神奈川県「パシフィコ横浜」
テーマ:「BE BOLD ! (ビイ・ボールド) 」
日本最大のコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス『コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス 2013(CEDEC 2013)』が、いよいよ、今週8月21日(水)から23日(金)まで、「パシフィコ横浜」(神奈川県横浜市)において開催されます。
CEDEC運営委員会では、CEDEC 2013の開催に先駆けて、7月1日(月)〜31日(水)に、開発に携わる皆さんのキャリア形成やスキルアップのためのノウハウの共有を意図して、ゲーム開発者の生活と意識を調査するアンケート調査を実施しました。このほど、有効回答数473件を集計した結果、日本のゲーム開発者の平均的な実像が明らかになりました。
日本のゲーム開発者は、おもに男性で、年齢は34歳、4割が既婚。中堅のゲーム会社に正社員として勤務し、勤続7年。年収は522万円。自身の仕事の成果を上げられるか、成果を公正に評価されるかが不安で、ストレスを感じつつも、現在の仕事には、おおむね満足。何よりもゲーム好きで、生涯ゲーム開発者でありたいと願う“生真面目な職人気質”であることが分かりました。
速報の概要は、次ページの通りです。速報内容については、CEDEC公式ウェブサイト (http://cedec.cesa.or.jp/) でご覧いただくことができます。また、データ分析を踏まえた詳細な報告書を、数カ月をめどに公開する予定です。
本調査は、CEDEC運営委員会が、専修大学ネットワーク情報学部の藤原正仁講師とともに、ゲーム開発者が働く環境および開発者のキャリアに関する意識や行動の現況を把握し、ゲーム開発者およびゲーム開発の仕事を希望する方へ、キャリア形成について考える契機となるための情報を提供することを目的に実施しています。今後も、経年的に実施することにより、他産業や海外との比較なども考慮に入れ、ゲーム開発を取り巻く環境について、産官学それぞれの立場での対応に役立つ資料となることを目指します。
『ゲーム開発者の生活と意識に関するアンケート調査』結果概要
<属性>
性別は、「男性」が85.6%、「女性」が14.4%。平均年齢は、約34歳。国籍は、「日本」が99.8%。「未婚」が58.7%、「既婚」が41.3%。
最終学歴は、「ゲームスクール・専門学校卒業」が最も多く39.2%、次いで「大学卒業」が36.4%、「大学院修了」が11.6%となっています。学問系統では、「電気・電子・通信・情報工学系」が最も多く23.9%、次いで「芸術・表現・音楽・デザイン系」が19.9%となっています。
勤務先の従業員規模では、100‐299人が最も多い24.3%。これに、従業員100人以下の33.3%を合わせると、半数を超える57.6%が中堅・中小のゲーム会社に勤務しています。
<仕事に対する満足度>
大変満足が10.0%、満足35.8%を合わせて、45.8%が現在の仕事に「満足」しています。不満を持っている開発者が26.1%であることを考慮すると、おおむね満足しているといえます。
<ゲーム開発者になった理由>
<ストレスの原因>
<将来>