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「TGS 2014」の会期中に実施される,「インディーゲームコーナー」「センス・オブ・ワンダー ナイト2014」など,4つの国際企画の概要が明らかに
今回は,世界17の国と地域から選ばれた68の団体が出展し,オリジナルタイトルが展示される「インディーゲームコーナー」,過去最多となる136件のエントリーから選ばれた10作品のプレゼンテーションが行われる「センス・オブ・ワンダー ナイト2014」,アジア圏のゲームベンチャーやデベロッパを日本のゲーム業界に紹介する「アジアニュースターズコーナー」,カジュアルなムードの中で国際交流を楽しめる「International Party + Indie Night」の概要について紹介しよう。なお,センス・オブ・ワンダー ナイト2014とInternational Party + Indie Nightは,9月19日に開催される関係者,プレス向けのイベントで,一般来場者は入場できない点に注意してほしい。
また,今回の発表に合わせて,8月29日時点の出展社数が過去最多の417になったことが明らかにされており,そのうち約半数の204社が海外からの出展になるとのこと。さらに,King CMOのAlex Dale氏がTGSフォーラム2014の基調講演パネルディスカッションに登壇することが決定している。
「東京ゲームショウ2014」公式サイト
進むTGSのグローバル化、4つの国際企画の規模が拡大。
「インディーゲームコーナー」 「センス・オブ・ワンダー ナイト2014」
「アジアニュースターズコーナー」 「International Party + Indie Night」
8月29日現在の出展社数は過去最多の417社、うち204社が海外出展社
東京ゲームショウ2014(主催:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会[略称:CESA、会長:鵜之澤伸]、共催:日経BP社 [社長:長田 公平]、会期:9月18日〜21日、会場:幕張メッセ/以下、TGS2014)では、今年も様々な国際的な企画を予定しています。このほど、いくつかの企画の概要が決定しましたのでお知らせします。
■インディーゲームコーナー [2回目]
プロ/アマ、法人/個人、国籍を問わず、世界のインディペンデントゲーム開発者のオリジナルタイトルを紹介する本コーナーには、世界から310件の応募がありました。選考の結果、世界17カ国・地域から68のインディペンデントゲーム開発者を採択しました。インディーならではの独創的なタイトルを紹介します。
■センス・オブ・ワンダー ナイト2014(SOWN 2014) [7回目]
“見た瞬間、コンセプトを聞いた瞬間に、誰もが「ハッと」、自分の世界が何か変わるような感覚”=「センス・オブ・ワンダー」を引き起こすゲームのアイデアを発掘するイベント。7回目となる今回は、過去最多となる136件のエントリーがあり、その中から選ばれた4カ国10組のファイナリストがプレゼンテーションします。
■アジアニュースターズコーナー [3回目]
アジア圏の有望なゲームベンチャーや開発会社などゲーム業界の新星(ニュースター)企業を紹介するコーナーです。今回は10カ国から、過去最多となる67社が出展します。
■International Party + Indie Night [International Partyは8回目]
海外出展社を中心に例年実施しているInternational Partyが、インディーコーナー出展者やSOWNプレゼンターも参加できる企画として拡大。カジュアルな雰囲気の中で国際交流を促進します。
このほかにも国際的な企画として、「Cyber Games Asia」、「Cosplay Collection Night @TGS」等を予定しています。詳細につきましては、改めてお知らせいたします。
なお、8月29日時点の出展社数は417社で、そのうち海外出展社は過去最多の204社(昨年:162社)となりました。アジア市場の活況を背景に、東京ゲームショウに対する海外からの注目がますます高まっています。こうした企画を通じて、国際的な展示会としての役割を果たしてまいります。どうぞ、ご期待ください。
TGSフォーラム 2014 基調講演 第1部 登壇者が新たに決定!
King CMOのAlex Dale氏が基調講演パネルディスカッションに登壇することが決定しました。詳細は公式ウェブサイトをご参照ください。
公式ウェブサイト http://tgs.cesa.or.jp/forum/
■「インディーゲームコーナー」開催概要 / 4日間開催
ゲームの流通形態が変化するなかで、世界的なムーブメントを巻き起こしているインディーゲーム。2年目の開催となる今年の「インディーゲームコーナー」には、前回の13カ国・地域/41団体を大きく上回る、17カ国・地域/68団体が出展。プロ/アマ、法人/個人を問わず、世界のインディペンデントゲーム開発者がオリジナルタイトルを出展します。
場所: ホール2
協力: 国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)
スペシャルスポンサー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
出展者名 国・地域名 Alex Rose イギリス Amazu Media デンマーク Andrew O'Connor アイルランド Archive Entertainment 米国 Bertram Fiddle イギリス コーラス・ワールドワイド リミテッド(Chorus Worldwide Limited) 日本 Critical Bit オランダ Digital Happiness インドネシア DMONGS 韓国 Eastasiasoft Limited 香港 eHooray Co.,Ltd. 台湾 飛翔システム(Fly-System) 日本 ゲーム菩薩グループ(Game Bosatsu Group) 日本 Gangs of Space 日本 ジェムドロップ(Gemdrops, Inc.) 日本 GlobZ フランス Good Game Inc. /Taiwan Good Game Co., Ltd. 台湾 HandMade Game 韓国 Hit the Sticks, LLC 米国 ヒューガ(HUGA Inc.) 日本 IGDA 日本(IGDA Japan chapter) 日本 Insecters Team 中国 光星(Kosei, inc.) 日本 KUNO Interactive 韓国 Landkarte 日本 リンクキット(Link Kit, Inc) 日本 Mechabit イギリス ミラクルポジティブ(Miracle Positive Co., Ltd.) 日本 Mirai-Labo 日本 Muhammad A.Moniem “mamoniem” 中国 むすめふさほせ(MuSuMeFuSaHoSe) 日本 NANYANG POLYTECHNIC シンガポール NIGORO 日本 Nyamyam イギリス Onion Games 日本 Other Ocean Interactive カナダ PD Design Studio シンガポール Pocket Trap ブラジル REKCAHDAM 米国 RIKI 日本 Sakura River Interactive カナダ Sheena 3D 台湾 神奈川電子技術研究所(shindenken) 日本 Singapore University of Technology and Design (SUTD) Game Lab シンガポール Steampunker ポーランド Swing Swing Submarine フランス Tales of Game’s 米国 Team Signal 台湾 The Quantum Astrophysicists Guild 米国 Tower Attack Troops 台湾 トイディア(Toydea Inc) 日本 TPM.CO SOFT WORKS 日本 Turtle Cream 韓国 Two Tribes オランダ Uwan Co., Ltd. 台湾 Willy Chyr 米国 Witch Beam オーストラリア 闇討ちProject(Yamiuchi Project) 日本 YO1 KOMORI GAMES 日本 YOX-Project 日本 YuShi Games(Shanghai) 中国 マジックサーキッツ(Magic Circuits)* 日本 Project ICKX/プロジェクトイクス(Project ICKX)* 日本 クイズキャットゲームズ(QUIZCAT GAMES)* 日本 白絵具(shiroenogu)* 日本 Team PSC* 台湾 ZENITH BLUE ZENITH BLUE* 日本
*は9/20(土)〜21(日)のみの出展
■「センス・オブ・ワンダー ナイト2014」開催概要 / 9月19日(金)開催
「センス・オブ・ワンダー ナイト2014(SOWN 2014)」では、本年5月から作品の募集を行い、昨年の125件を上回り過去最多となる136件のエントリーがありました。選考委員会ではこれらの中から10作品を選定しました。
日本から2作品、アメリカから5作品、オーストラリアから2作品、シンガポールから1作品のプレゼンテーションを予定しています。
今年は、インディーゲームの盛り上がりに合わせて、開催時間を会期時間内の14:00からに変更し、会場規模も昨年より拡大してホール8のイベントステージにて開催します。プレゼンテーションの模様は、公式動画チャンネルを通じてライブ配信を行います。
また、今回プレゼンテーションする作品は、展示会場内「インディーゲームコーナー」に出展される予定ですので、開発者と直接話しながら試遊することができます。
日時: 9月19日(金) 14:00〜16:30(終了予定) ※開催時間が展示会開催中に変更となりました
場所: ホール8 イベントステージ
※同会場に入場するには、ビジネスデイ来場者バッジ、プレスパスなどが必要です。
※プレスパス発行には事前登録が必要です。公式ウェブサイト[報道関係の方へ]をご覧ください。
協力: 国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)
スペシャルスポンサー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
協賛: グーグル、任天堂
公式サイト: http://tgs.cesa.or.jp/sown/
◆SOWN 2014プレゼンテーション作品一覧
作品名 氏名 チーム/所属 国名 8BitMMO Robby Zinchak Archive Entertainment 米国 Chained Keith Leiker DigiPen Team Those Guys 米国 DubWars Joe Albrethsen MURA Interactive Inc 米国 Expand Chris Johnson /Chris Larkin オーストラリア FILL 林 陽一 YO1 KOMORI GAMES 日本 LURKING Justin Ng Guo Xiong DIGIPEN INSTITUTE OF TECHNOLOGY SINGAPORE シンガポール Miegakure Marc ten Bosch mtb design works, Inc. 米国 PICOLECITTA TECO 日本 Push Me Pull You Stuart Gillespie-Cook House House オーストラリア SpeedRunners Luke Burtis tinyBuild Games 米国
◆センス・オブ・ワンダー ナイト(SOWN)について
SOWNは、個人やチームで独自にゲーム開発に取り組む開発者にスポットライトを当てるイベントです。彼らが創る、“見た瞬間、コンセプトを聞いた瞬間に、誰もが 「ハッと」、自分の世界が何か変わるような感覚”=「センス・オブ・ワンダー」を引き起こすゲームのアイデアを発掘し、東京ゲームショウにてプレゼンテーションの機会を提供します。
ビジネスデイに参加されている方(ビジネスデイ来場者バッジを着用の方)なら、どなたでもプレゼンテーションを視聴することができます。新たな可能性を模索するゲーム開発者と、プレゼンテーションを見た業界関係者の会場でのマッチングから新たなゲーム・ムーブメントを起こすことがSOWNの狙いです。奮ってご来場ください。
■アジアニュースターズコーナー開催概要 / 4日間開催
今年で3年目を迎える「アジアニュースターズコーナー」は、日本以外のアジア圏の有望なゲームベンチャーや開発会社などゲーム業界の新星企業を、日本のゲーム業界に紹介するコーナーです。今回はASEAN10カ国から過去最多の67社(昨年:10カ国・60社)が出展します。
また、今年も日本アセアンセンターが中心となりASEANパビリオンを展開します。同パビリオンには、ASEAN加盟10カ国全てから57社/団体が出展します。
<インドネシア>
INDONESIA GAME & ART STUDIOS
インドネシアの政府機関である「インドネシア共和国観光クリエーティブエコノミー省」が中心となってINDONESIA GAME & ART STUDIOSが初出展。Artoncode, Touchtenといった代表的なゲーム開発会社だけではなく、Anantarupa Studios、Kidalangなど3Dデザイン会社も出展し、あらゆるニーズに対応したビジネスをサポートします。
<シンガポール>
ゲーム産業の成長が見込まれる東南アジアのハブ、シンガポールからDaylight Studios、Inzen Studio、Witching Hours Studiosのインディー系ゲーム開発会社を中心とした5社が出展します。
<タイ>
ゲーム市場としても注目されるタイからは、モバイルゲーム開発、ITソリューション、キャラクターライセンスを得意とする企業5社が出展します。
<フィリピン>
長年、欧米企業からのアウトソーシングの受け皿となってきたフィリピンは、マルチプラットフォーム対応ソフトウェア開発、ゲームアート、ゲームアニメーション、モバイルゲーム開発といった、あらゆるゲーム開発ニーズに応えるサービスを提供する7社が出展します。
<ベトナム>
GLASS EGG DIGITAL MEDIA
ベトナムホーチミン市を拠点とするゲームアウトソーシングスタジオです。ゲーム内アートアウトソーシング(2Dおよび3D用、背景、キャラクター、車輛、その他のモデリング、テクスチャリング)を行っています。同社はIGDA(国際ゲーム開発者協会)ベトナム支部の中心メンバーです。
<マレーシア>
今年は、Lemon Sky Animation、Tomato Animationといったマレーシアを代表するCG、3Dモバイルゲームを中心とした会社だけではなく、政府系機関・マルチメディア開発公社(MDeC)の支援でアニメーション制作、モバイルゲーム開発を得意とする11社が出展します。
その他、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ブルネイ・ダルサラームといった新興国企業の出展もあります。モバイルゲーム、デジタルコンテンツ開発、イラストレーションを得意とする企業の出展を予定しています。
■International Party + Indie Night / 9月19日(金)開催
TGS2014では国際企画の充実に合わせて、例年好評をいただいているインターナショナルパーティーの内容をグレードアップして開催します。
従来の海外出展社、国内出展社に加え、インディーゲームコーナー出展者と、センス・オブ・ワンダー ナイト2014プレゼンターも参加対象とし、「International Party + Indie Night」として規模を拡大します。
ビュッフェ形式でフリーフードとフリードリンクを提供しますので、カジュアルなムードの中で国際交流を楽しんでいただけます。
ビジネスデイの締めくくりに、ぜひお立ち寄りください。
日時: 9月19日(金) 17:30〜19:30終了予定(開場は17:00)
場所: 国際会議場1階 ラウンジ・エリア
※同会場に入場するには、出展社バッジ、プレスパスなどが必要です。
※プレスパス発行には事前登録が必要です。公式ウェブサイト[報道関係の方へ]をご覧ください。
協賛: ソニー・コンピュータエンターテインメント
参加対象: 海外出展社、国内出展社、インディーゲームコーナー出展者、センス・オブ・ワンダー ナイト2014プレゼンター、プレス
参加費: 無料
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