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新型コロナウイルス感染症は人々の暮らしをどう変えたのか? 緊急事態宣言期間のアプリ利用動向レポートをフラーが公開
同社によると4月7日の緊急事態宣言の発令以降,外出自粛による“巣篭もり生活”などの影響により,1日あたりの平均インストール件数が平時と比べて10%上昇しているという。
具体的には,感染状況をリアルタイムで更新する「NewsDigest」や,オンラインミーティングアプリ「Zoom」,そのほかには「YouTube」「Amazon プライムビデオ」「クックパッド」などの利用が増大しているそうだ。人々の行動や可処分時間が,スマホ向けアプリに置き換わっていると同社は分析している。
また,平均DAU(Daily Active Users:日間利用者数)が増加した上位20アプリを年代別にピックアップしたところ,それぞれ異なる傾向が表れたとのこと。
- 10代:教育系アプリの利用が急増
- 20代:動画・ゲームが受け皿に
- 30代:在宅勤務でオンラインコミュニケーションと内食傾向鮮明に
- 40代:子育て世代を反映、ニュースアプリの利用が増え始める
- 50代:オンラインミーティング利用の境界
- 60代以上:ニュースアプリの利用がメイン
そのほか,今回のレポートでは,外出自粛や巣ごもり生活が今後も続くとしたうえで,“ウィズコロナ時代”におけるアプリ利用動向における注目点などがまとめられている。興味を持った人は,以下のリリース文で詳細を確認して欲しい。
どのアプリが“売れている”のかも丸分かり。データ分析を行うフラー(App Ape)が業界動向を振り返る「スマホゲーム四半期報告書」を掲載
スマホ向けアプリのデータ分析をテーマにした新連載,「スマホゲーム四半期報告書」を4Gamerで開始した。データ分析を専門に行うフラー(App Ape)が,セールスランキングなどを交えつつ市場動向を解説しているので,スマホゲーム界隈を俯瞰するために活用してほしい。
緊急事態宣言期間のアプリ利用動向レポートを公開
〜ウィズコロナ時代の”新しい生活様式”の端緒をデータから探る〜
フラー株式会社(本社:千葉県柏市、代表取締役:渋谷 修太・櫻井 裕基、以下「フラー」)は、アプリ分析プラットフォーム「App Ape(アップ・エイプ)」で蓄積するデータを活用し、新型コロナウイルス に伴う緊急事態宣言期間中に生じた年代別のアプリ利用の変化に関するレポートを取りまとめ、オウンドメディア「App Ape Lab(アップ・エイプ・ラボ)」で公開しました。
App Ape Labの記事公開ページ:
https://lab.appa.pe/2020-05/2020-5-30-covid-19-report.html
スマホアプリのデータから社会の”今”と”新しい生活様式”をキャッチアップ
スマートフォンが幅広い世代に浸透し、人々の生活インフラとしての機能を果たすようになった今日、消費活動や行動様式の変化は、即座にスマホアプリの利用に反映されます。コロナウイルスで厳しい状況が続く中、データを蓄積するフラーだからこそできる社会への貢献の形として、データから今の社会状況を浮き彫りにするとともに、「新しい生活様式」に基づくアフターコロナ・ウィズコロナの世界の端緒と個人・企業が生き抜くためのヒントをあぶりだそうと、緊急事態宣言下の日々のアプリ利用の年代別変化を調査するに至りました。
今回調査したApp Apeのデータの一部につきましては、NHKのBS1で5月30日(土)午後9時から放送される特集番組「BS1スペシャル コロナ危機 暮らしが変わる!ビッグデータで探る新たな生き方」で紹介される予定です。
番組概要
放送日時:5月30日(土)午後9:00~午後9:50(50分)チャンネル:NHK BS1
タイトル:BS1スペシャル コロナ危機 暮らしが変わる!ビッグデータで探る新たな生き方
番組の詳細:
https://www.nhk.jp/p/bs1sp/ts/YMKV7LM62W/episode/te/MKWW3KZ33V/
レポートのご紹介(一部):1日あたりの平均総インストール件数はコロナ以前に比べ10%増
総インストール件数(iOS・Android合算)の推移を見ると、緊急事態宣言発令後(4月7日〜5月3日)の1日あたりの平均インストール件数は平時に比べ10%増となりました。外出自粛による”巣篭もり生活”で新たなアプリの利用が加速し、人々の行動や可処分時間がオフラインからスマホアプリ上のオンラインに急速に置き換わった様子が浮き彫りになりました。
平均DAUの増加数上位20アプリを各期間ごとに見ると、それぞれのフェーズに応じたアプリ利用の変化が鮮明に出ました。
(1)全国一斉休校要請から緊急事態宣言直前(2月27日〜4月6日)
全国一斉休校要請から緊急事態宣言直前の期間中は、1位の「Yahoo! Japan」をはじめとするニュース系アプリが上位20アプリ中5アプリを占めました。全国一斉休校や外出の自粛要請、広がりつつあるコロナウイルスの脅威など、かつていない生活状況の変化に対し、信頼できるたしかな情報を求めてアプリを利用した様子が垣間見えます。(2)緊急事態宣言発令後(4月7日〜5月3日)
緊急事態宣言発令後は、コロナウイルスの感染状況をリアルタイムで更新する「NewsDigest」の利用が急増。ニュース系アプリが上位20アプリ中6アプリと情報へのニーズが一段と高まった形です。さらに、在宅勤務や休校期間中のオンライン授業などの必要性が高まった結果、オンラインミーティングアプリ「Zoom」の利用が急増。オンラインコミュニケーションが爆発しました。(3)緊急事態宣言の延長決定から宣言解除直前(5月4日〜5月22日)
緊急事態宣言の延長決定から宣言解除直前の期間中は、ゴールデンウィークなどの休日を中心に「YouTube」や「Amazon プライムビデオ」といった動画視聴アプリの利用が増大。長引く外出自粛や在宅勤務に伴う内食ニーズの増大で料理レシピアプリ「クックパッド」が利用を伸ばしたり、”オンライン帰省”やビジネス利用で「Zoom」がさらに利用を伸ばすなどの動きが見られました。App Ape Labのレポート記事では、各年代の詳しい順位や世代の特徴などについて紹介しています。どうぞご覧ください。
App Ape Labの記事公開ページ:
https://lab.appa.pe/2020-05/2020-5-30-covid-19-report.html
<調査データの概要>
App Apeで蓄積するAndroid端末約15万台分のデータから各アプリの利用状況を推計。2020年1月15日〜2月15日をコロナウイルスの感染拡大前の“平時”とした上で、(1)全国一斉休校要請から緊急事態宣言直前(2月27日〜4月6日)(2)緊急事態宣言発令後(4月7日〜5月3日)(3)緊急事態宣言の延長決定から宣言解除直前(5月14日〜5月22日)ーーの3つの期間について、平時と比較しました。
App Apeとは?アプリユーザーを最も理解できるサービス
テレビにおける視聴率情報のスマートフォン版のような位置付けで、どのアプリがいつ・誰に・どのくらい使われているかといったデータをご覧いただけます。データは国内のみならず、世界7カ国に対応しております。
スマートフォンアプリの実利用データに加え、ストア情報や属性情報など横断的なデータを提供しており、市場・競合調査を始めとするアプリの企画・マーケティングに 幅広くご利用いただけます。
アプリ開発会社や広告代理店・金融機関など、アプリに関わる法人・個人様にご活用いただいており、これまでに国内外5,000社以上の企業・団体様にご利用いただいております。
App Apeの詳細ページ:
https://ja.appa.pe/
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