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「スペースチャンネル5 AR」をメディア向け体験会で先行プレイ。自分の部屋に,うららとモロ星人達が出現!
NrealLightは,KDDIとNrealが共同開発したスマートグラスだ。軽量かつコンパクトなデザインを特長としており,5Gスマートフォンに接続するだけで手軽に5GとXR技術を組み合わせた映像体験を可能にする。現在対応しているスマホは「Xperia 5 II」と「Galaxy Note20 Ultra 5G」の2機種のみだが,これから順次追加していく予定とのことだ。
NrealLightは,KDDIコンセプトショップ「GINZA 456 Created by KDDI」にて11月11日から先行展示されていたが,12月1日からは,ほかの全国21か所のKDDI直営店および沖縄セルラー直営店でも展示を開始する。展示スペースでは,今回紹介する「スペースチャンネル5 AR」体験版などを実際に体験できる。
今回試遊した「スペースチャンネル5 AR」体験版は,リアル空間上にAR表示された複数のモロ星人の中から,指定されたモロ星人にポインターを合わせ,タイミング良く撃って倒していくというゲームだ。連続で倒していくと,同時に表示されるモロ星人の数が増えていき,難度が上がっていく。
チュートリアルがかなり簡易で,それだけではどんなゲームかパッと分からないかもしれない(実際,筆者がそうだった)が,プレイを始めてしまえばすぐに理解できるシンプルなゲームだった。
今回は見やすさ重視で展示スペースの隅に向かってプレイしたが,自宅のリビングや私室など,日常のリアル空間にモロ星人がAR表示されると結構盛り上がりそうだ。
正式リリース日は未定とのことだが,続報を楽しみにしておこう。
会場にいた関係者によると,「スペースチャンネル5 AR」がNrealLightの専用タイトルに選ばれたのは,東京ゲームショウ 2016にて公開されたKDDIのVRコンテンツ「Linked-door loves Space Channel 5」からの縁だったそうだ。VRゲーム「スペースチャンネル5 VR あらかた★ダンシングショー」に着目したKDDIのスタッフが「スペースチャンネル5 VR」チームに「NrealLightを使ってARにもチャレンジしてみませんか」と声をかけたという。
そのほか展示ブースでは,NrealLightの「ミラーリングモード」と「MRモード」を体験できた。前者はNrealLightをセカンドスクリーンとして利用可能になるモードで,100インチ規模の仮想スクリーンが目の前にある状態でスマホゲームをプレイできる。
後者のMRモードでは,最大3つのアプリを起動し,それぞれのウィンドウのサイズや奥行きを調整してAR空間に配置できる。例えばスマホゲームと,その攻略サイトを並べてリアル空間にAR表示させるといったような,便利かつ近未来的な使い方も可能だ。
対応スマートフォンがまだ少ないこと,またNrealLightが高価であることから,いきなり購入するにはちょっとためらいがある人もいるだろう。リアル空間に情報ウィンドウを複数表示するという近未来っぽい体験をしてみたい人,そして何より「スペースチャンネル5」のファンは,12月1日から開催予定の体験会に要注目だ。
KDDI公式サイト
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