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Epic Gamesなど13社が「Coalition for App Fairness」を設立。Appleの運営するアプリストアのルール改善を求める
「Coalition for App Fairness」
公式サイトによれば,「Coalition for App Fairness」はスマホアプリにおける選択の自由と公正な競争を擁護するための組織で,とくにApp Storeのガイドラインが競争を阻害し,開発者に対して30%の使用料を徴収することなどを問題視している。
8月14日に掲載した記事でお伝えしたように,Epic Gamesが独自の課金システム「Epic ディレクトペイメント」をスタートしたことに対してAppleは,ガイドラインに違反しているとしてEpic Gamesの「フォートナイト」をApp Storeから削除。これに対してEpic Gamesは「独占的地位の濫用」だとAppleを提訴し,一方のAppleは「Epic Gamesの訴訟は,金銭に関する意見の相違に過ぎない」と主張してEpic Gamesに反訴した(関連記事)。その間,MicrosoftがEpic Gamesを支持する姿勢を見せるなど,状況は流動的だ。
「Coalition for App Fairness」の設立も,そうした反Appleの動きの1つだと思われ,同団体は公式サイトに「App Storeが採用すべき原則」を公開しており,そこには「開発者がAppleのガイドラインを受け入れる必要はない」「開発者が,ストアから削除されるといった形での差別を受けてはならない」といった10の項目が並んでいる。
「Coalition for App Fairness」には現在,13のメーカーが参加しており,同団体はさらなる企業の参加を求めている。
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