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2020年は,YouTube史上ゲームが最も盛り上がった年に。4000万人のクリエイターが生み出すゲーム関連コンテンツは,全世界で1000億時間の視聴を達成
YouTubeのGlobal Gaming部門を率いるライアン・ワイアット(Ryan Wyatt)氏の名前で公開されたエントリーは「YouTube Gamingの最大の年」と題されており,全世界累計の視聴時間である1000億時間は,年に換算すれば1142万年で,詳細は不明ながら,これは「海王星へ47万5000回往復できる」時間であるという(光の速さで,ということだろうか?)。アクティブなチャンネルを持つクリエイターは4000万人(グループやメーカーなども含む)を超え,定番とも呼べる「Minecraft」関連動画だけで総計2010億ビューを獲得したとのこと。
2020 is YouTube Gaming's biggest year, ever: 100B watch time hours
YouTubeが公開したインフォグラフィックによれば,10万人以上の登録者を持つクリエイターは8万人を超え,500万人以上では1000人,登録者数1000万人以上を誇る“メガクリエイター”は350人を超えたという。2020年最大の視聴総数を記録したゲーム関連のチャンネルは,大人から子供までが楽しめる「FGTeeV」で,このほかブラジルやスペイン,バーレーンなどのチャンネルがライブストリーミングのトップビュー入りしており,国際化も1つの特徴かもしれない。
ゲーム関連動画で最も「いいね!」を獲得したゲーム関連動画の第3位に,音のブロックで音楽を作る動画が世界中でバズった日本人クリエイター,HOSOTCHさんの「【Minecraft】音ブロックで「Astronomia (Coffin Dance meme) Ver.Piano」 /noteblock/音ブロ/マインクラフト」が入っていることは特筆しておきたい。
YouTubeが「今年の成果」としてアピールしているのがライブストリーミングで,ゲーム関連のライブストリーミングは100億時間に達し,中には同時視聴者数が75万人にもおよんだ配信もあったという。ラッパーのトラヴィス・スコット(Travis Scott)さんが「フォートナイト」の中でコンサートを開催した,メディアミックスの大成功例「Fortnite and Travis Scott Present: Astronomical」を皮切りに,PlayStation 5やXbox Series X|Sのお披露目会,「コール オブ デューティ ウォーゾーン」のゲーム大会といったライブイベントもトップランキングに名を連ねている。ライブストリーミングについては,ライバルの「Twitch」が最大のシェアを誇っているが,この分野でも巻き返しを図っている印象だ。
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