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Epic Gamesが閉館したショッピングセンターをリノベーションして2024年にも新本社として利用へ
これまで20年以上にわたって,ノースカロライナ州の郊外都市ケーリーを拠点にしてきたEpic Gamesだが,このショッピングセンターは同じ市内の高速道路を挟んで1kmほどしかない近所にあるという立地条件となる。バトルロイヤルゲーム「フォートナイト」(PC / PS5 / Xbox Series X / Nintendo Switch / PS4 / Xbox One)やEpic Gamesストアの成功によって,世界中に1000人ほどの雇用者と,50の支社を持つ同社だけに,すでに現本社もケーリー市内に分散させるなど手狭になっていたようだ。
一方のCary Towne Centerは,1979年にオープンして老朽化が進んでいたうえに,Eコマースの発展により,アメリカで顕著になっている“リテール・アポカリプス”という小売店減少の余波を受けて,人口13万人しかいないケーリー市では,人の集まらない場所になりつつあった。家具量販店のIKEAが進出する計画もあったが,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によって破談となっており,2021年中の閉館予定を前倒しせざるを得なかったとのことだ。
そんなケーリー市にとっては,Epic Gamesは巨額の納税をしてくれる大切な地元企業であるだけに,350平方メートルという敷地面積を持つショッピングモールのリノベーションについても全面的に協力していく予定であることが,同社の発行しているプレスリリースに記されている。新本社は,“コミュニティにとっての生き生きとしたスペースとしての活用”も念頭に置かれているとのことなので,フォートナイトなどの知的財産を利用した,ゲーマーたちにとっての聖地になっていくことも十分にあり得るだろう。
Epic Gamesのプレスリリース
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