開発者が「Zoom」の機能をゲームやアプリにを組み込めるソフトウェア開発キットをZoom Video Communicationsがリリース

　オンラインミーティングツール「Zoom」を展開しているZoom Video Communicationsは米国時間2021年3月22日，開発者が自前のゲームやアプリケーションにZoomの機能を組み込めるVideo Software Development Kit（以下，Video SDK）をリリースしたと発表した。

　同社のプロダクト・マーケティングマネージャー Natalie Mullin氏はZoom Blog（※外部リンク）に投稿したエントリで，このVideo SDKにより開発者は，ZoomのHDビデオ，オーディオ，インタラクティブ機能を活用して，ビデオベースのアプリケーションを迅速に開発できるとしている。小売業ではインタラクティブなアプリで接客をする，ゲームに組み込めば，複数人で会話しながら対戦プレイや協力プレイを楽しむようなタイトルを制作する，といった事が可能となる模様である。Mullin氏は「ビデオベースの顧客体験は，将来に向けて顧客エンゲージメントにおいてますます大きな役割を果たすようになるでしょう」と同SDKの利用を促している。


　利用料金について当該エントリでは，月間1万セッション分までは無料で開始可能で，それ以降は利用時間に応じて料金を徴収するとされている。月間3万セッション分が含まれる年間契約（1000ドル）で開始する年間ボリュームプランも用意しているという。

Zoom Blogの「Bring Industry-Leading Video to Your Application with Zoom’s Video SDK」ページ（英語）