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イーベイ・ジャパン,2022年第1四半期の越境ECトレンドを公開。売れ筋ランキングでポケモンカード関連が7期連続の1位に
2022年第1四半期の越境ECトレンド | |||
配信元 | イーベイ・ジャパン | 配信日 | 2022/05/17 |
<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>
■カテゴリーランキング:カメラ、自動車パーツ、楽器が急上昇
・円安の影響による高額商品の取引増で女性向けブランド品が取引額、成長率とも1位に
・成長率では自動車パーツが2位、ギター・ベースが3位に急上昇
■売れ筋ランキング:ポケモンカード関連が7期連続の1位に!
・ポケモンカード「VMAXクライマックス BOX」が前期に続き首位をキープ
・『呪術廻戦』劇場版入場者プレゼントなど日本限定のレアアイテムも好調
ウクライナへのeBayを通した支援も世界中で広がる
・ウクライナのeBayセラー(販売者)に対しては出品手数料を免除
・世界中のセラーに「eBay for Charity 」を通じた販売価格の一部の寄付を呼び掛け
世界最大規模のオンライン・マーケットプレイス「eBay(イーベイ)」への出店を通じ、日本セラーの越境EC(海外販売)を支援するイーベイ・ジャパン株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:岡田 雅之、以下イーベイ・ジャパン)は、2022年度第1四半期(1-3月)の期間に日本セラーから出品されたアイテムの販売動向を発表しました。
売れ筋商品では昨年12月に発売されたポケモンカードの新作が前期(2021年10-12月)に続く1位となりました。ポケモンカード関連は2020年第3四半期から7期に渡り首位を明け渡しておらず、需要はまだまだ高そうです。またアニメ映画『呪術廻戦』の日本公開時に限定プレゼントされたグッズが4位にランクインと、日本でしか手に入らないレアグッズも人気を集めており、世界からコレクターが集まるeBayならではの特徴を表しています。
取引額ランキングでは最近の円安の影響で高額商品の取引が増え、順位にもそれが現れる結果となりました。1位の女性向けブランドバッグはエルメスなど100万円超え商品が好調で、成長率でも1位となっています。また成長率2位となった自動車パーツは、日本車人気によるカスタマイズ需要が集まり順位を上げました。楽器もレアなギターが100万円以上の高額で取引されるケースが増えており急成長のカテゴリーとなっています。
<ウクライナ情勢>eBayを通した支援の輪が世界中のセラーとバイヤーに広がる
2月から続くロシアの軍事進攻は世界中の流通や取引に影響を与えていますが、世界中の人々をつなぐマーケットプレイスを運営するeBayでは、軍事侵攻に遭うウクライナに一刻も早く平和な日々が戻ることと、不安な日々を過ごされているウクライナの人々の助けになることを願い、2月以来さまざまな取り組みを行っております。
ウクライナのeBayセラー(販売者)に対しては出品手数料を免除し、出品者を出荷遅延ペナルティやネガティブフィードバックから保護しています。また日本を含む世界中のセラーに「eBay for Charity 」を通じた販売価格の一部(10〜100%を自由に選択)の寄付を呼び掛けました。セラー、バイヤーの双方が簡単にチャリティに参加できるこの取り組みにより、第1四半期に集まった寄付金は3600 万ドル(約44億円*)にのぼり、前年同期比 2%増となりました。そのほかウクライナの子どもたちを支援するためのチャリティーオークションも実施いたしました。
※2022年3月31日時点のSMBCドル円為替レート(1ドル122.4円で換算)
■日本からの「越境EC」取引に関するデータ(期間:2022年1-3月)
【カテゴリーランキング】
<取引額TOP10>
◎日本からの「越境EC」取引に関するデータ(期間:2022年1月〜3月)
※順位の下段は、2021年第4四半期(10-12月)の同データでランクインしていた際の順位
女性向けのブランド品(Clothing& Accessories)が1位と不動の人気を見せましたが、2位以下の順位に変動がみられる結果となりました。
4、5位のフィルムカメラやレンズ、7位の自動車パーツ、10位のギター・ベースは100万円以上で取引される商品が増えたことで平均単価が上昇しランクアップを果たしました。
<成長率TOP3>(前年同期比)
◎日本からの「越境EC」取引に関するデータ(期間:2022年1月〜3月) 前年同期 売上対比
※カテゴリー別取引額ランキングの中における、成長率の上位3カテゴリー
取引額TOP10のうち、前年同期比で大きく成長したカテゴリーにおいても女性向けのブランド品が1位となりました。従来から人気に加えエルメスなどの100万円以上の高額商材の取引が増えたことが影響しています。海外での日本車の人気の高まりの中オートパーツ(車関連)が順調に成長しており今回も2位にランクイン。また今回初めて成長率ランキングに登場となった3位のギター・ベースはGibsonやFenderの有名アーティストシグネチャーモデルの中古エレキギターの高額取引が増えており急成長のカテゴリーとなっています。
<主な高額取引商品紹介>(期間:2022年1-3月 1US$=122.4円で計算)
・NISMO アルミ ロードホイール LM GT4
US $7,099(約87万円)
・Gibson Flying V Original White (1975年製Vintage)
US $14,147(約173万円)
・Mamiya/マミヤRZ67 Pro IIDフィルムカメラ
US $9,999(約122万円)
・SkyBox 1998-99 Premium Star Rubies #14 デニス・ロッドマン スポーツカード 17/50 / BGS Grade 9
US $20,000(約244万円)
1万ドル以上の高額取引商材は、前期に引き続きブランドバッグ、腕時計の2カテゴリーで取引総額の約8割を占めました。フィルムカメラやレンズもCanon、Mamiya、Contaxなどが人気で3位に続いています。ほか、前述の自動車パーツやギターも高額取引が増えています。またMLBやNBA選手のスポーツカードもeBayでは大変需要が高く、日本からNBAレジェンド選手のデニス・ロッドマンのカードが約244万円で取引されました。
【売れ筋商品ランキング】
◎日本からの「越境EC」取引に関するデータ(期間:2022年1〜3月) 販売数量順、中古含む
売れ筋商品では昨年12月に発売された「ポケモンカードゲーム ソード&シールド」のハイクラスパック「VMAXクライマックス BOX」が前期(2021年10-12月)に続く1位となりました。2位にはポータブルゲーム機の「ニンテンドー3DS LL」が、3位には遊戯王カードと「マジック:ザ・ギャザリング」のコラボカードがランクインしました。4位に入ったのは人気アニメ『呪術廻戦』の映画作品が日本で公開された際に入場者に配布された小冊子。アニメやキャラクターのグッズはこのような日本でしか手に入らないものの人気も高く、世界からコレクターが集まるeBayならではの特徴を表しています。
<その他の売れ筋日本限定グッズ>
・ユニバーサル・スタジオ・ジャパン×「鬼滅の刃」コラボレーション 禰豆子ポップコーンバケツ
・スターバックス Been There SeriesマグJAPAN 414ml
・スターバックス SAKURAシリーズ2022 マグ、タンブラーなど
高額商材
・メディコムトイBE@RBRICK カリモク fragmentdesign × HAROSHI (polygon) 400%
US $ 13,140(約160万円)
●全高約280mm
●カリモク社製木製BE@RBRICK
●1品ずつ熟練した職人のハンドメイドで仕上げられた究極の逸品
ランクインは果たせなかったものの、売れ筋ランキングでは前述の『呪術廻戦』のグッズのほかにも、個性ある日本限定商品が登場しましたので、いくつかをご紹介します。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが人気アニメ『鬼滅の刃』とコラボレーションしたポップコーンバケツは、場内のポップコーンスタンドでのみ購入可能というレア感と、見た目のインパクトの高さもあり非常に人気を集めました。スターバックスが世界で展開しているいわゆる”ご当地マグカップ“の「Been There Series」や日本の桜をあしらったマグやタンブラーを展開する「SAKURAシリーズ」最新版も世界のコレクターが注目しました。ほか、高額で取引された例では日本生まれのフィギュア「BE@RBRICK」が同じく二本の家具メーカー・カリモクとデザイナーのHAROSHIとコラボした限定アイテムで約160万円で購入されました。
【その他のトピックス】
イーベイ・ジャパン販売サポートサイトの「マーケットレポート」がさらに充実!
イーベイ・ジャパンでは日本語でセラーの販売を支援する無料サポートサイト「セラーポータル」を提供しています。eBayでの越境ECビジネス成功のためには、日本と異なる海外の需要やトレンドをいち早くキャッチすることが重要ですが、この3月から、トレンド把握に欠かせないコンテンツの「マーケットレポート」を拡充し、レポートを紹介するeBayの売れ筋主要カテゴリーがこれまでの倍となる16カテゴリーに増えました。
さらに従来から公開していた、人気ブランドや売れ筋商品を月次でまとめたレポートに加え、新たにカテゴリーごとにebay.comで良く検索されている検索ワード上位100位と購入総額のデータをPDF、CSVでダウンロードいただけるようになりました。これにより、需要やトレンドの把握や出品商品の選定はもちろん、現在出品している商品のタイトルに良く検索されているワードを入れるなどの工夫にも役立ち、セラーからも好評をいただいています。
■2021年第3四半期越境ECトレンド振り返り
<ファッションカテゴリー>
ファッションカテゴリーは昨年第4四半期からの好調を維持しており、特にブランドバッグのカテゴリーでは米国で導入した「真贋保証サービス」による需要の拡大と、HERMESなどの100万円以上の高額商材の取引上昇により取引額、成長率共に日本で1位となりました。
腕時計も同様に高額商品の取引が引き続き好調を維持しておりRolex、Omegaなどの元々売り上げの高いブランドから、HUBLOT、AUDEMARS PIGUET、VACHERON CONSTANTINなど超高額商材のブランドまで取引が盛んに行われ、1万ドル以上で取引された商材全体の50%以上を時計カテゴリーで占める結果となりました。
メンズアパレルは日本でも多くのコレクターが存在するスニーカーがNikeなどを中心に取引高、取引数共に上昇しており、今後が楽しみなカテゴリーとなっています。
(カテゴリーマネージメント部 カテゴリーマネージャー 北村直樹)
<トレーディングカード、アニメ・キャラクターグッズカテゴリー>
コレクティブルのカテゴリーでは円安の影響やクーリエ(国際宅配便)利用者の増加もあり平均単価が上がりました。。「呪術廻戦」の映画公開にあたり、入場特典が大きく販売数を伸ばしました。また、eBayでも人気の高いアニメである、『ONE PIECE』は今夏で連載25周年の節目を迎えるため、第二四半期以降も注視しています。
トレカでは昨年末に発売されたポケモンカードボックス、「VMAX CLIMAX」「25周年記念パック」が今年に入り引き続き好調でした。さらに、1月に発売されたポケモンレジェンドのゲームソフトの影響も受け、先行予約特典のシングルカードや「コロコロコミック」に同梱された「ピカチュウVMAX」が大きく販売数を伸ばしました。
第2四半期では、圧倒的なユーザー数を持つ「Pokemon Go」とコラボレーションしたカードが発売予定であり引き続き伸びると期待しています。さらに、ポケモンカードだけではなく、「ヴァイスシュヴァルツ」のホロライブも人気であり、投資目的のバイヤーやコレクターから大きく注目されています。
コレクティブルカテゴリーはトレンド性が強い商材のため、需要やトレンドをいち早くキャッチすることで販売活動に活かせます。イーベイ・ジャパンではコレクティブル商品をより出品、販売しやすくするためにサイト内に「売れ筋商品」や「高額商品」をeBayアカウントをお持ちの方だけに公開を始めました。
(カテゴリーマネージメント部 カテゴリーマネージャー 市田良介)
<その他のカテゴリー>
<オートパーツ(車関連)>
前期比伸び率2位(+11.6%)のオートパーツのカテゴリーは、引き続き好調を維持しています。
日本から購入されるパーツは、車体の修理目的というより熱狂的な日本車ファンが愛車を好きなデザインにカスタマイズする、いわゆるJDM目的で購入されている場合が多いと考えられます。
トヨタ、ホンダ、日産、スバル、マツダ、三菱などの日本製スポーツカーの純正部品で、特に外装部品がよく売れているほか、モールディングとその他車の顔となるフロントグリルやエンブレム等も各メーカーの熱狂的なファンからの購入が絶えない状況です。
<楽器>
日本から売れたブランドとしてはGibson、Fender、ibanez、YAMAHAなどが中心で、中でも有名アーティストのシグネチャーモデルの中古エレキギターが高額で売れていることが売上増に貢献しています。
<カメラ>
フィルムカメラが4位、レンズ・フィルターが5位と引き続きカメラ関連も人気となっており、第1四半期後半に円安の影響を受けたことも追い風となりました。好調となっている要因として日本で売るより海外で売った方が高く売れるという内外価格差があり、フィルムカメラに関しては引き続きContaxやMamiya、Nikon等の日本製のフィルムカメラを代表するメーカーの商品が人気となっており、日本セラーからより良い状態で購入したいという需要の高さから購入が絶えない形となっています。
(カテゴリーマネージメント部 カテゴリーマネージャー 古谷まゆみ)
【今後の予測】
オートパーツについては、今年度を通して米国市場を中心としたマーケティングの強化および、ショッピングエクスペリエンスの改善に注力して参ります。加えて、米国内のインフレ、サプライチェーンの滞りや円安の影響もあり、引き続きこのカテゴリーの成長を見込んでいます。
また、グローバルで加速するRecommerce市場の成長が日本の高品質の中古品、特にファッション、コレクティブル商材の好調につながっています。先月eBayがリリースした『Recommerce Report』に掲載したグローバルサーベイの結果では、Z世代(1997年から2012年の間に生まれた世代)のうち約80%の方が昨年中に中古品を購入し、3人の内1人が中古品を販売したと回答しています。このように欧米を中心としたRecommerce市場の活性化と、その中心に位置するマーケットプレイスとして、日本のセラーにとって更なる販売機会の拡大を期待しています。
(カテゴリー マネージメント部 部長 中里力)
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