業界動向
緑内障の早期発見にも寄与するスマホ向けゲームアプリ「METEOR BLASTER」を東北大学と仙台放送が共同で開発。日本における特許を取得
METEOR BLASTERは,宇宙空間を舞台とした“シューティング系ゲーム”とされている。プレイヤーは,画面中心に登場する隕石をレーザ砲で破壊しながら,宇宙空間のあちこちに登場する星(=白い光)を捉える。本作に片目ずつ計5分間取り組むだけで,視野の状態の簡易判定が可能で,これまで難しいとされてきた緑内障の早期発見にも寄与するそうだ。
緑内障は日本人の中途失明原因の第1位であり,初期にはほとんどの患者に自覚症状がないとされている。今回特許が付与された発明は,画面中央部を注視している時に画面外周部に表示されたオブジェクトへのユーザーの反応を評価することで,従来よりも容易かつ正確に視野に関する評価情報を得ることを可能にするものであるという。
METEOR BLASTERの配信方法などは明らかにされていないが,プレスリリース(PDFファイル※外部リンク)によれば,宮城県・仙台市のホテルメトロポリタン仙台で8月6日に開催される「みやぎ食と健康の未来フェア」(仙台放送イベントガイド※外部リンク)で,アプリの無料体験会が開催される予定となっている。
東北大学 Webサイトの「緑内障の早期発見に寄与できるスマートフォン用のゲームアプリを開発 特許取得のお知らせ」ページ
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