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[G-STAR 2022]韓国最大規模のゲームショウが開幕。賑わう来場者でオフライン会場が復活
G-STARは,例年大きなBTC(一般来場者向け)ホールと,BTB(企業間取引向け)ホールを持ち,韓国ゲーマーとしてもメーカーとしても意味のあるイベントで,2009年から毎年釜山で実施されてきた(それ以前はソウル)。しかし,新型コロナウイルス(COVIDー19)感染症拡大の影響により,2020年はオンラインでの開催に。2021年には復活したものの,ブースや参加企業は例年の50%ほどで,収容人数も制限する形となってしまっていた。
それが今年になって,ようやく大規模なオフラインイベントとして帰ってきた。4Gamerとしても,G-STARに来るのは2019年以来なので,久しぶりの韓国取材だ。
毎年会場を見ていると,その時の韓国ゲーマーのトレンドがなんとなく分かる。例えば,2018年はいたるところで「フォートナイト」と「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」が展開されており,バトルロイヤル系ゲームの流行が伝わる会場だったし,2019年はとにかくスマホゲームだらけで,韓国もPCよりスマホになったのかと思ったものだ。
今年は3年ぶりの取材。“なんとなく”の感覚すら薄れている状態で訪れた会場は,とにかく活気があった。もともとは,東京ゲームショウのようにビジネスデイと一般公開日が分かれていたのだが,今年はそれがなく,初日から一般参加者が押し寄せていたのだ。韓国人の通訳さんによれば,今年の開催時期は大学受験が終わった頃なので,受験から解放された学生が遊びに来ているのではないかということだったが,どこもかしこも人でいっぱいだ。
G-STARのブースは,「1タイトルにつき試遊台は30台。それが4タイトル」みたいな,日本ではちょっと考えられないような台数が用意されていたりするのだが,それでも平然と1時間待ちの行列ばかり。取材したい身としては,写真撮影が大変だし,そもそもプレイするのも難しいという,大変頭が痛い事態である。
出展タイトルはずいぶんPCが増え,スマホゲームばかりだった数年前が嘘のようだ。
BTCのメインホールは,2019年以前よりはブース数が少なく,道幅も広く取られていた。人が密集しやすいステージも少なく,そのぶん試遊台が多く置かれていた印象だ。このあたりは,単純にブースが減ったというよりは,東京ゲームショウと同じように,人が密集しないための配慮といったところではないだろうか。
メインホールで最大のブースを出展しているのはネクソンだ。「カートライダー ドリフト」「The First Descendant」「マビノギモバイル」「DAVE THE DIVER」の4つをプレイアブル出展し,試遊端末は560台と,ちょっとよく分からない数が置いてある。ブースがでかすぎて,カメラに収まらないレベルだ。
ほかにも,ネクソンと正反対の方向に巨大ブースを構えたWemade,「Paragon: The Overprime」や「HypeSquad」の試遊台がズラっと並ぶNetmarbleなどが外周を囲んでいた。
一方,大きな道路を挟んで移動が面倒な別の建物にあるB2Bホールは,ブースが明確に減った。以前は2フロアを使っていたのだが,今年は1フロアのみなので,感覚としては2019年から半減である。その代わり,その空いたフロアにもB2Cホールができていて,こちらはこちらで混雑していた。
わざわざ面倒な移動をしてこちらのブースに何を見に来ているのかというと,まずはステージだ。メインホールと違って大きなステージが置いてあり,Level Infiniteブースであれば「勝利の女神:NIKKE」が盛況だった。
HoYoverseブースにワープポイントが。日本から飛べる旅人はどうぞ |
また,建物の外には各社のプレゼント配布コーナーがあるのだが,HoYoverseの野外ブースは原神仕様で,こちらも開場早々に長蛇の列ができていた。さらに体感的なことを言えば,初日の会場で見かけた一般来場者のコスプレイヤーは,原神率が圧倒的に高い。とりあえず,甘雨と刻晴と綾人とウェンティは見た。HoYoverseは韓国の会社ではないが,来場者の様子や野外ブースなども含めると原神の存在感は強く,韓国でも人気の高さがうかがえる。
物販コーナーの販売物 |
会場外のプレゼントコーナー。グゥオパァーの配置的に,列を形成している皆様方はこんがり焼かれて炎元素付着状態だろう |
そんなわけで,今年は賑やかなG-STARが帰ってきて,なんとも楽し気な雰囲気が感じられる。現地でのプレイレポートやインタビューなどは,これからお伝えしていく予定だ。
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