解散も視野に入れていたアーケードゲーム博物館計画，ロボット深谷店への一部移転を発表。初の倉庫開放は年明けを予定

　有志団体・アーケードゲーム博物館計画は11月26日，埼玉県・ビデオゲームミュージアム ロボット深谷店（以下，ロボット）への一部移転を行ったことを発表した。

移転作業報告と新たな活動場所のお知らせを公式サイトに掲載しました。

この度ご縁を頂戴致しましてゲ博計画の一部機材を
「ビデオゲームミュージアムロボット深谷店@VGM_Robot」様
にてイベント稼働させて戴ける事となりました。
誠にありがとうございます。
皆様今後とも宜しくお願い申し上げます。 pic.twitter.com/qqP1D6SByC

— 有志団体アーケードゲーム博物館計画(?告知ｱｶｳﾝﾄ) (@gehaku) November 26, 2023

タイトー熊谷ビル（2018年撮影）

　アーケードゲーム博物館計画は，その名の通りアーケードゲームを収集・保全する団体だ。将来的な博物館の設立を目指して活動しており，「倉庫開放」という形で不定期のプレイアブルイベントを行っている。2012年春から埼玉・タイトー熊谷ビル（旧タイトー熊谷研究所およびセイタイトーDo館）の一部を借りて展開していたが，今年9月に「タイトー様の施設設備の都合により」（公式サイトの説明より）引き払うことになり，活動縮小や解散も視野に入れつつ，移転先の募集が行われた。

　そこに手を差し伸べたのが，ロボットだったようだ。ロボットには「ギャラクシアン3」（シアター6版）や「スターブレード」，「メタルホーク」といった一部の大型筐体が移されており，年明けに倉庫開放を行う予定であるとのこと。なお，アーケードゲーム博物館計画が所有する筐体はイベント時のみの稼働であり，ロボットの通常営業では運用されない。

　また，神奈川・小田原にも別の移転先があるものの，そちらは管理者の都合により“当面は非公開”とされている。

アーケードゲーム博物館計画 公式サイト

ビデオゲームミュージアム ロボット深谷店 公式blog