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飯野賢治氏の没後10周年にちなんだドキュメンタリー映像「Memories of Kenji Eno」公開。小島秀夫氏や上田文人氏が飯野氏のユニークな軌跡を語る
飯野氏は,「Dの食卓」(1995年)や「エネミー・ゼロ」(1997年),さらに「リアルサウンド 〜風のリグレット〜」(1997年)など,既存の枠組みにとらわれない作品を世に送り出したクリエイターで,ゲーム業界に大きな影響を与えたが,2013年に42歳で夭折した。12月19日に掲載した記事でお伝えしたように,没後10周年となる今年,そんな飯野氏をしのぶイベント「飯野賢治没10周年企画」が開催されており,ゲームクリエイターの水口哲也氏と飯田和敏氏,メディアクリエイターの山田秀人氏,飯野氏の妻である飯野由香さんがトークを行っている。
イベントでは,「Memories of Kenji Eno」のティザー映像が発表されているが,このたび,予告のとおり全編が公開されたわけだ。映像では,上記の4人に加えて,小島秀夫氏や上田文人氏,西 健一氏,斎藤由多加氏,さらにピエール瀧さんや浅野忠信さんなど,飯野氏と親交のあった人々が,思い出を語っている。約80分間にわたる長尺のドキュメンタリーだが,ぜひ視聴してほしい。クリエーションに一生を捧げた巨匠、飯野賢治。そのゲームもメソッドも既成概念にとらわれず、常に時代の先を走っていた。没10周年にちなみ、身近にいた家族、友人、そして同僚が飯野賢治のユニークなマインドを振り返ります。
— Archipel | アルシペル (@SailToArchipel) December 23, 2023
Memories of Kenji Eno - 公開中: https://t.co/Uz3tYBCrpP pic.twitter.com/xvea3UG7g6
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「飯野賢治没10周年企画」のドキュメンタリー映像と,親交のあったクリエイター陣によるトークの模様をレポート

日本のクリエイター,アーティスト,文化を題材としたドキュメンタリーを制作しているチーム・Archipel(アルシペル)は,2023年12月15日から17日の3日間,イベント「Archipel Caravan」を,東京日仏学院にて開催した。本稿では,その中で行われた「飯野賢治没10周年企画」のセッションをレポートする。
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- ライター:大陸新秩序
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