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MZ-700向けのコマンド入力式アドベンチャー「ロポコ」,MZ-80K版が本日「BOOTH」で配信開始
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印刷2024/01/07 16:56

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MZ-700向けのコマンド入力式アドベンチャー「ロポコ」,MZ-80K版が本日「BOOTH」で配信開始

 個人ゲーム開発者のTookato氏は本日(2024年1月7日),アドベンチャーゲーム「ロポコ」の配信をクリエイターズマーケット「BOOTH」で開始したと発表した。対応プラットフォームはMZ-80Kで,ダウンロード価格は1000円(税込)。BOOTHの販売ページには体験版が用意されているほか,後日,カセットテープ版の販売も予定しているとのことだ。

BOOTH「ロポコ」販売ページ


 2023年1月22日に掲載した記事でお伝えしたように,「ロポコ」はMZ‐700およびMZ‐1500向けに開発されたタイトルで,MZ-700が日本のコンピュータ市場を支配した世界を舞台に,管理AIが暴走した研究所から脱出するため,Z80を搭載したロボット「ロポコ」が活躍するというコマンド入力式のアドベンチャー。このたび,そんな「ロポコ」がMZ-80Kに移植されたというわけだ。

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 オリジナル版の対応機種も移植先の対応機種も,一瞬,目を疑ってしまうが,MZ-80Kは1978年にシャープが発売したパーソナルコンピュータで,グリーンディスプレイ一体型の「オールインワン設計」と,最低限の処理を収めたモニタプログラムのみをROMに搭載することで,RAM領域を最大限に確保する「クリーン設計」が大きな特徴だった。Tookato氏によれば,レトロPCファンの間では今でも根強い人気があるとのこと。グラフィックスは最低限の機能しかないため,公開されたスクリーンショットでは,そのへんの苦労もしのばれる。機械語でプログラムしたことで,画面の半分以上を占める巨大なキャラクターも滑らかに動くとのこと。
 MZ-80Kにとって何年ぶりの新作になるのかよく分からないものの,気になる人は以下の発表文も合わせてチェックしてほしい。

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 個人ゲーム制作者のTookato氏が開発したコマンド入力式のアドベンチャーゲーム,「ロポコ」の配信が,クリエイターズマーケット「BOOTH」で始まっている。対応プラットフォームは,シャープが1982年に発売した8bitパソコンMZ‐700で,カセットテープ版も準備中とのことだ。

[2023/01/22 22:15]
<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>



Tookatoは、2024年1月7日、MZ-80K用のアドベンチャーゲーム『ロポコ』をBOOTHで配信開始したことをお知らせします。

こちらは昨年リリースしたMZ-700版をMZ-80Kに移植したものです。MZ-80Kは1978年にSHARPより発売された個人用コンピューターで、レトロPCファンの間では今でも根強い人気があります。

ダウンロード価格は1000円で提供いたします(体験版有)。後日販売予定のカセットテープ版も現在制作中です。また配信ページ上にユーザー名が掲載される早解きキャンペーンもTwitter上で実施しています。

[配信サイト]
https://tookato.booth.pm/items/5127369


【ゲーム概要】
MZ-700用のコマンド入力式AVG『ロポコ』がついにMZ-80Kに移植!! プレイヤーはロボットのロポコとなり、ハカセとともに迷宮化した研究所内からの脱出を目指します。人々との会話を通して単語を学習し、覚えた言葉を使って謎を解いていきましょう!

6種類の起動モードにより、カセットテープを用いた実機でのプレイをはじめ、SDカード、Windows/ブラウザ用エミュレータ、PasocomMini、MZ-700/1500でのプレイにも対応!

【ストーリー】
1982年にMZ-700が日本のコンピュータ市場を支配してから40年……。現在ではWindowsやMacを使うごく一部の好事家を除いて、ほぼすべての国民がMZ-700を2台持ちしていた。

ある時、とある研究所の管理AIが暴走し、工期700年に及ぶ終わりのない増築工事を施工してしまう。迷宮化した研究所から脱出するため、ハカセは完成したばかりのZ80搭載ロボット「ロポコ」を起動させた――。

【ゲームプレイ】
一般的にコマンド入力式アドベンチャーは高難易度だと考えられていますが、当ゲームではジャンルに馴染みのない方でも快適にプレイできるように工夫をしています。

まずプレイヤーの移動は全てカーソルキーで行うため、アクションゲームやRPGの要領で快適に移動できます。

コマンドは名詞1語です。従来のゲームのように動詞や目的語を入力する必要はなく、対象に接触した状態で単語を入力すれば、登場人物に質問したりアイテムを使用したりできます。なお使用できる名詞はそれまでの会話内に登場した単語だけです。そのため、会話を繰り返して語彙を増やしていくことが攻略の鍵になります。入力方式はローマ字入力です。

道中にはパズル要素のある仕掛けやミニゲーム、マッピングが必要なダンジョンなども用意されており、プレイヤーを飽きさせないバラエティに富んだ内容となっています。またゲームクリア後も最短クリアタイムや最大語彙力を目指したやり込みプレイが可能です。

【システム】
MZ-80Kはグラフィックス機能を持たないため、ゲーム画面はすべてキャラグラ(=文字による擬似グラフィックス)で表現しています。マシン語によるプログラミングにより、画面の3分の2を占める巨大なキャラクターも滑らかに動きます。音源はビープ音単音しかありませんが、全12曲のBGM、全20種類の効果音を用意しています。

容量はカセットテープ2本分で約80KB、推定初回プレイ時間は10時間です。MZ-80K用のゲームの中では最大規模となっています。もちろん実機だけでなく、エミュレータでのプレイも可能です。

当ゲームは完全な個人制作です。シナリオ、グラフィックス、音楽、プログラミングなど、すべてTookato一人で行っています。

【対応デバイス】
実機:MZ-80K/C/K2/K2E/1200, MZ-700/1500
拡張ボード:MZ-80K_SD
エミュレータ:EmuZ-80K/1200/700/1500, MZ-700WIN, KM-Z80 web スマホ改, PasocomMini MZ-80C


【スペック】
ゲームタイトル:ロポコ(※英語表記:ROPOKO)
ジャンル:コマンド入力式アドベンチャー
パブリッシャー:Tookato
価格:DL版…1000円。カセットテープ版…未定。
配信サイト:https://tookato.booth.pm/items/5127369
チュートリアル動画:https://www.youtube.com/watch?v=rvGJF0FWSnk
Twitter:https://twitter.com/Tookato_P
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