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カプコン,2024年3月期 第3四半期の決算短信を発表。前年同期比で大幅な増収増益となり,通期計画に向けて順調な進捗を見せる
「カプコン」2024年3月期 第3四半期 決算短信
発表によると,2024年3月期第3四半期連結業績(2023年4月1日〜2023年12月31日)は,売上高は1061億7900万円で前年同期比33.3%増,営業利益は477億400万円で前年同期比43.1%増,経常利益は494億6000万円で前年同期比47.4%増,四半期純利益は346億3600万円で前年同期比46.7%増を記録した。
売上高:1061億7900万円(前年同期比33.3%増)
営業利益:477億400万円(前年同期比43.1%増)
経常利益:494億6000万円(前年同期比47.4%増)
四半期純利益:346億3600万円(前年同期比46.7%増)
いずれも前年同期比で大幅な増収増益を達成し,11期連続の営業増益となる通期計画に向かって想定通りに進捗しているという。なお,2024年3月期の業績予想については,2023年5月10日決算発表時の業績予想から変更はないとのことだ。
セグメントごとに見ていくと,デジタルコンテンツ事業では,2023年6月に発売したシリーズ最新作「ストリートファイター6」がグローバルに幅広く支持され,298万本を販売し,業績向上に貢献した。
リピートタイトルでは「モンスターハンター」シリーズの最新作「モンスターハンターワイルズ」の制作発表にあわせて,同シリーズのリピート販売が好調な結果になったという。さらに,3月発売の「バイオハザード RE:4」が,PlayStation VR2対応の無料タイトルアップデートなどの継続的な施策により,累計648万本を販売し,リピート販売の拡大に寄与したとのことだ。リピートタイトル全体では,販売本数が2670万本で,前年同期の2200万本を上回る結果になり,収益を押し上げたという。
モバイルコンテンツにおいては,「モンスターハンター」シリーズのスマートフォン向けゲーム最新作「モンスターハンターNow」が9月に配信され,同ゲームのグローバルダウンロード数は1000万を突破している。
これらの結果,売上高は814億3600万円(前年同期比33.0%増),営業利益は473億6100万円(前年同期比36.8%増)を記録した。
そのほか,アミューズメント施設事業においては,新型コロナウイルス感染症の5類の移行により経済活動が回復したため,既存店の効率的な店舗運営や新業態での出店効果などにより収益拡大を図ったという。その結果,売上高は138億4700万円(前年同期比21.9%増),営業利益は15億4700万円(前年同期比52.6%増)となった。
アミューズメント機器事業では,2023年8月に発売したカプコングループのスマートパチスロ第1弾「戦国BASARA GIGA」を1万5000台販売,さらに第2弾となる1月稼働の「バイオハザード ヴィレッジ」を2023年12月に1万台出荷し,収益に貢献したという。それらの結果,売上高は80億2000万円(前年同期比116.8%増),営業利益は45億6000万円(前年同期比120.5%増)と大幅な増益を果たした。
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「カプコン」公式サイト 投資家情報(IR)
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