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難病格闘ゲームプレイヤーのJeni氏,EVO参加のための遠征費用残り300万円を募るクラウドファンディングを実施中
Jeni氏はePARAという会社に所属し,バリアフリーのeスポーツイベントのプロデューサーとして,障害を持つ人がeスポーツを通して活躍できるようなイベントの制作の仕事をしながら,格闘ゲームをプレイしているプレイヤーだ。
遺伝子の異常により前身の筋肉が次第に衰えていく難病「デュシェンヌ型筋ジストロフィー」を患っており,訪問介護士に支えてもらいながら生活を送っているという。
病気の進行により,四肢を動かすための筋肉がほぼなく,仲間に協力してもらいながら制作した,あごで操作するコントローラを使用してゲームに挑んでいる。
呼吸する筋力の低下により,1年ほど前から鼻に装着するタイプの人工呼吸器を取り付けて生活しているため,呼吸の管理に看護師のサポートが必要となるほか,車いすで格闘ゲームをするためのフィッティングを理学療法士に手伝ってもらわなければならない。
これまでの国内大会では,福祉制度を利用して滞在先のヘルパー事業所を利用しながら遠征してきたが,今回は海外遠征となるため,介助者3名の渡航費用も必要だ。
そこで,クラウドファンディングで募った資金は,7月16日から7月22日までのアメリカの滞在費用として以下の目的で使用される。
・ラスベガスでの6日間の宿泊費(Jeni氏+介助者3名)
・EVO参加費
・その他(緊急時の対応,リターン制作など)
EVOに参加するためには,総額約400万円かかる見込みだ。記事執筆時点で支援総額は94万9140円で,今後は残りの300万円強の寄付を募る形となる。
支援金額は3000円からで,リターンは「とにかく応援したい!」という人向けの帰国後にお礼のメッセージを送ってもらえるプラン,Jeni氏や同行者スタッフと同じデザインのユニフォームやTシャツがもらえるプランなどが用意されている。なおユニフォーム,Tシャツをもらえるプランの中には,袖や襟などに支援者の名前を掲載するプランもある。
難病の進行に抗いながら挑戦を続けるJeni氏を応援したいという人は,CAMPFIREをチェックしてみてほしい。
CAMPFIRE「過去の夢に、今の自分で挑戦する‐難病格闘ゲーマーの海外遠征に力を貸してください。」
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