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海外版スーパーファミコンとメガドライブのゲーム機戦争にインスパイアされたアディダス製スニーカーが登場
※NICE KICKSはアメリカ・テキサス州に拠点を置くスニーカーショップ。
RIVALRY LOW NICE KICKS(カラー:グレーツー/ダッシュグレー/クリームホワイト) |
RIVALRY LOW NICE KICKS(カラー:コアブラック/コアブラック/ホワイトティント) |
RIVALRYは,元NBAプレイヤーのパトリック・ユーイング氏が着用したことで知られるバスケットボール用のシューズだ。今回登場したモデルはそのローカット版となり,各ハードをモチーフにしたカラーリングや,経年変化したような色あせた風合いが目を引く。
本商品のリリースに関連して,Forbesのインタビューに応じたNice KicksのBryan Tang氏は,新作シューズのコンセプトが「有名なスポーツチームや人物のライバル関係のストーリーを語る」ものであるとコメント。そして,「チームは既成概念に囚われることなく,よりニッチで自分たちに意味のあることに焦点を当てた。1980年代後半〜1990年代前半に育った私たちにはゲーム機の選択肢があまりなく,運良くゲーム機を手に入れても任天堂とセガのどちらかを選ばなければならなかった」と語っている(外部リンク)。
あらためて今回のスニーカーの元になったゲーム機についても紹介しよう。まずSNESは,海外版スーパーファミコン「Super Nintendo Entertainment System」の略称で,1991年8月に北米でリリースされた。カラーリングは薄いグレーとパープルで,外装もスーパーファミコンと比べて,より直線的なデザインとなっている。最近では,任天堂製ゲーム機のコントローラをモチーフにした「コントローラーボタンコレクション」第2弾がリリースされており,見覚えのある読者もいるのではないだろうか。
「スーファミ」や「64」などのボタンがアクセサリーに。任天堂の“コントローラーボタンコレクション”第2弾が登場
任天堂は本日,同社のオフィシャルストア「Nintendo TOKYO/OSAKA/KYOTO」と成田空港にて,「コントローラーボタンコレクション」第2弾のカプセルトイの販売を開始した。第2弾となる今回は,「スーパーファミコン」「NINTENDO 64」「ニンテンドー ゲームキューブ」が登場している。
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- 編集部:Igarashi
続いて,GENESISは,メガドライブの発売から約10か月後の1989年8月に北米でリリースされたハードだ。カラーや外観はメガドライブとほぼ同じだが,「16-BIT」のロゴが小さい,「SEGA GENESIS」のロゴが本体とゲームパッドの両方に入っているといった違いがある。
また,長期間にわたって発売されている点も特徴に挙げられる。南米では,セガからライセンスを受け,複数のゲームを内蔵しギター型コントローラも付属するTectoy製「Mega Drive 4 Guitar Idol」や,SDカードスロットを備えたモデルなどが発売されている。
両社の海外におけるゲーム機戦争は激しいものだったようで,セガの北米法人であるSega of Americaが,「Genesis does what Nintendon't(任天堂にできないことも,ジェネシスにはできる)」というキャッチコピーを掲げたのは有名な話だ。ライバルメーカーの名前を直接出すという,日本では考えられない広告展開と言えるだろう。
余談ながら,海外版メガドライブミニである「GENESIS Mini」発売時には,当時のCMを自らオマージュし,「GENESIS DOES.」というフレーズを繰り返し表示する動画が公開されたことから,本キャンペーンとゲーム機戦争が当時のファンに強い印象を与えたことがうかがえる。
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