Activisionのブースの影でこっそりと公開されたのが,QuakeIII:Arenaエンジンを使ったFPS
「Return to Casle Wolfenstein」(RtCW)の追加パックだ。制作を担当しているのが,RtCWではマルチプレイヤーモードを担当していたNerve Softwareの助言を受けたSplash Damage社。ここのメンバーは、QIIIFというMODを制作したチームとして名を馳せた人たちで構成されているのだという。
まだ正式名称も決まっていないが,このアドオンでは
10種ずつのシングルプレイヤーモード専用マップとマルチプレイヤーモード専用マップが用意されることになる。新しいクラスとしては,
スパイ技能を持つ"CovertOps"が追加され,ability(技能)にはエンジニア能力が加わった。CovertOpsはスパイ行動を得意とし,敵の死体から制服を奪い取ることができる。ただし顔グラフィックは変わらないので,十分に注意を払った敵チームなら見破られてしまうだろう。
エンジニアは,属している軍によって建設できるものが異なっており,ナチスならマシンガン砲台や見張り台,連合軍であれば橋を作ることができる。新しくグレネードランチャーや時限爆弾も用意されているが,エンジニアであれば時限爆弾を簡単に解除してしまえるという。
今回のデモでは1種類のマップしか公開されていなかったが、リリースは年内を目標にしているとのことだ。(Okutani)