バトルフィールド1942（エレクトロニック・アーツ・スクウェア）
2002年のE3では，Electronic Artsのクローズドブースでひっそりと，しかし熱意を持ってプレゼンテーションされた，陸/海/空のユニットを活用して最大64人でのマルチプレイが楽しめるコンバットシム「バトルフィールド1942」（以下，BF1942）。第2次世界大戦の連合国軍・枢軸軍の戦いをモチーフにしているが，シングルプレイがメインの"雰囲気ゲーム"最右翼「メダル オブ オナー」とは対象的に，こちらはマルチがメイン。もちろん，戦場の雰囲気もMoHのソレに劣ることなく描写されているが，戦闘機/戦車/戦艦/潜水艦などの乗り物を駆使しつつ，広大なマップで大局的な視野を持って戦略が立てられるのが本作とウリといえるだろう。
ゲームを開始すると，デモ版に同梱済みのロビープログラムGameSpyを利用してマルチプレイサーバーに接続。ローディングが完了すると，舞台となるWAKE ISLANDのオブジェクティブとルールを確認してゲームへ突入する。
自分が所属する陣営を選ぶと，次はRespawn Point（死んだ場合の復活地点）の選択だ。本作では，マップの要所にRespawn Pointが用意されており，自分の陣営が占領しているポイントならどこからでも復活が可能になっている。復活前に敵に前線を押し上げられるなどして，最前線から遠い場所で復活してしまった場合などは，陸上ユニットで最も速度が高い"偵察車輌"や"戦闘機"などに搭乗して，然るべき場所まで迅速に移動することになる。
多くの乗り物があるからといって，操作の心配は不要。すべてFPSライクな操作体系になっているので，キー操作さえ知ってればすぐに乗りこなせるハズだ（飛行機はちょっぴり戸惑うとかもしれないが）。また，マップ上に配置されたオブジェクトや海岸線などは美しく描かれているので，雰囲気も上々である。
本作において，プレイヤーは，SCOUT（スナイパー）/ASSULT（攻撃兵）/ANTI-TANK （対戦車兵）/MEDIC（衛生兵）の5つのクラス（職業）を演じることができる。広大なマップの中で戦場の一歯車として，戦況を好転させるべく戦う兵士の気分を存分に味わってほしい。
キー操作
●歩兵 |
●飛行ユニット搭乗時 ●陸/海ユニット搭乗時 |
