「Worms」シリーズは，「ポトリス」の原型とも言われる対戦アクションゲーム。1994年に一作目が登場して以来，シンプルなルールと奥深い戦術性が評判になり，コンシューマ機にも移植されて世界的な人気タイトルとなった。
　コミカルなミミズのキャラクター達が2チームに分かれ，バズーカやダイナマイト，弓矢などを駆使して交互に攻撃し合うという基本ルールはそのままに，Wormsは進化を続け，2004年にリリースされた「Worms 3D」では，タイトルどおり完全3Dアクションゲームとなった。2Dから3Dへの転換がWorms独自の魅力を損なうことはなく，さらなる戦術性の向上につながったことは，デベロッパであるTeam17のセンスゆえである。
　今回デモ版として紹介する「Worms4：mayhem」は，Worms 3Dの発展系ともいえる作品。基本的なシステムは同様なのだが，武器や消費アイテムが大量に追加され，ゲームの戦術性や派手さがより強化されている。まさにMayhem（大混乱，大騒ぎ）な展開が楽しめるようになっているのだ。
　今回のデモ版では，"Quick Game" "Story" "Multiplayer" "Customise"というモードが選択できるが，実際に楽しめる（プレイできる）のはQuickGameとStoryのみ。まずは気軽にプレイしてみて，操作方法やゲームルールに親しみつつ，武器ごとの弾道や爆発範囲，効果の違いなどを覚えていこう。
　建物の裏側にいる敵には，発射角度を高めにしたBazookaによる攻撃。高所に陣取れたらSniperRifleによる狙撃。一直線上に敵が並んでいたら，BovineBlitz（飛行機から牛型爆弾を数発落とす攻撃方法）による爆撃などなど，敵の配置や状況に応じて武器を使い分け，敵に効果的にダメージを与えていくことの面白さは，デモ版でも十二分に味わうことが可能だ。
　とにかく気軽に遊べる作品なので，ちょっとした空き時間にプレイするには最適。「アクションゲームは特別好きではない」という人でも楽しめると思うので，興味がある人はサクッとダウンロード＆プレイしてみてほしい。

■2005.8.10追記　マルチプレイ専用デモをUp

　上記の体験版ではマルチプレイモードがプレイできなかったが，この度マルチプレイ（Network Play）専用のデモ版がリリースされたので，4GamerにUpした。LANとインターネットに対応しているので，プレイ環境に応じてマルチプレイが楽しめる。
　また，マルチプレイ時に操作するミミズ達をカスタマイズすることも可能で，ミミズの顔やかぶりモノを変更し，自分だけのオリジナルチームを編成できる点がおもしろい。日本に対応したパーツも用意されているので，ぜひチェックしてみよう。

 

 

■キー操作 移動 W/A/S/D ジャンプ Spaceバー ズーム マウスホイール 武器パネル表示 右クリック 射撃 左クリック 狙撃モード Q 俯瞰 E ■動作環境 OS：Windows 98SE/ME/XP/2000 CPU：1GHz以上（2GHz以上） メモリ：256MB以上（512MB以上） DirectX 9以降 （マルチプレイデモ　　268MB） （シングルプレイデモ　216MB） Worms 4: Mayhem (C) 2005 Team17 Software, Team17 Software and Worms 4: Mayhem are trademarks or registered trademarks of Team17 Software Limited. Original Concept Andy Davidson. (C)2005 The Codemasters Software Company Limited.

 

＜＜免責事項＞＞ ■本記事の内容および攻略，インストール，操作方法などについての質問は，一切お受けしておりません　■体験版ファイルを使用したことによる損害やトラブルに関しては，一切責任を負いません。取り扱いは，自己の責任の範囲内で行ってください　■当サイトに掲載したゲーム画面および文章の，無許諾での転載は固くお断りいたします