「カウンターストライク ネオ」
ナムコの提唱する新しい遊びの文化
記事:TAITAI
2003年4月。株式会社ナムコは,Valve Software社の超人気アクションシューティングゲーム「Half-Life:Counter-Strike」を日本語化&改良したオリジナルバージョン「カウンターストライク ネオ」(以下,CSNEO)の開発と,同社直営の実験店舗となる「レッドゾーン」にて,CSNEOの試験サービスを行うことを発表した。
「Half-Life:Counter-Strike」は,「Half-Life」のマルチプレイ用MODとして登場し,瞬く間に世界中で人気を獲得したリアル系FPS。リリースから4年ほど経過した現在でも細かいバージョンアップをほどこされ,未だにFPS界不動の人気誇る怪物タイトルである。
そんな圧倒的な実績を誇るCounter-Strikeだが,日本国内の大手ゲームメーカー……なかでもナムコがValveと提携し,しかも作品の再開発まで行ったという事実は,少なからずメディア関係者,そしてユーザーを驚かせた(PCゲームとは関連が無さそうという意味で)に違いない。
なぜナムコが? なぜCounter-Strikeを? そしてオリジナルバージョンまで作る目的は? 数々の疑問が頭をよぎるなか,forGamerでは,さっそく「ナムコ:レッドゾーン」への取材を行った。
今回の記事では,レッドゾーンの仕掛け人であるナムコの土屋哲夫氏の話を織り交ぜながら,CSNEOの詳細とその実力,そしてナムコの考える"ネットゲーム構想"を探っていきたいと思う。
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