以前はトリッカー種(クモ)のグール程度しか生息していなかったはずのリトリ砂漠に,クラブ種(カニ),ハウンド種(イヌ)などのグールが発生していたのだ。試しにプラチナクラブという巨大なグールへ,Mマシンガン&Mショットガンによる撃破を試みたのだが,耐久力が高いのか装甲が厚いのか,まったく倒せる気配がなかった。 周囲の無限機を見てみると,みんな近接武器を装備し,遮蔽物や高低差を利用しつつカニをぶん殴っている。以前のリトリ砂漠は,戦闘力の低いジャンクにとっては練習場のようなフィールドだったわけだが,正式サービス開始後からは,中級者でも十分楽しめる狩り場へと変化したようだ。それに伴い,グールハントのためのフィールド選びや,こまめな武装変更が要求されるようになった模様。筆者も銃器だけではなく,近接武器の購入を検討しなければ……。
以前はジャンクの数に比べてグールの数が少なく,グールハントにストレスを感じることもままあったが,正式サービス開始後は,グール狩り放題状態。明らかにジャンクの数は多いのだが,倒すべきグールがすぐに発見できた。油断をすると,3〜4体のグールに取り囲まれるような状況になるほど,グール達の威勢がいい。筆者もここぞとばかりにグールを狩りまくり,COMレベルを5まで上昇させることに成功した。
ファクトリーの中に入ると,そこはまさに最新鋭のパーツ工場……,と言いたいところだが,殺風景な作業所の中に「コンソール」が設置されているのみだった。コンソールのメニューを立ち上げてみても,現在実装されているのは「ギルド機能」のみで,グールからのドロップパーツをもとにジャンクパーツを作成する「パーツ開発」システムは利用できなかった。 公式サイトによると,パーツ開発システムは「そう遠くない将来」に実装されるそうなので,現段階では,自分専用のファクトリーを手に入れる必要性は(さほど)ないかもしれない。しかし,よく一緒に遊ぶ友達がいたり,友達の輪を広げていきたいと考えている人は,ギルド機能目当てでファクトリーを手に入れてもいいだろう。筆者もせっかくファクトリーを手に入れたのだから,のちのちPvPミッションを共に戦えるようなファクトリーメンバーを探してみようかな,などとちょっと考えてみたりもした。 かなり殺伐としたプレイ感のJUNKMETALだが,二大企業の対立関係が明確なため,同企業に所属するプレイヤー達の「仲間意識」は,極めて高いといえる。味方企業の繁栄(というより,敵企業所属機の撃破)という目標がはっきりしているので,ファクトリーのギルド機能は,意外に本作と相性のいいシステムなのかもしれない。今後パーツ開発が可能になれば,メンバー全員が協力し合ってパーツを開発することで,効率良くギルドメンバー個々の戦力をアップさせることもできそうだ。 正式サービスが開始され,いい意味でユーザー層がリストラクチュアされたJUNKMETAL。敵にも味方にも,「気合の入ったジャンク乗り」の比率が高まっているはずだ。今後,より激しい戦闘が予想されるので,信頼できる戦友と手を結ぶことは,実に有益である。もし所持金に余裕があるなら,ファクトリーを手に入れて「最強部隊」の編成に挑戦してみよう!
ところで,前回「次回にはボディーパーツデータを掲載する予定」と書いてみたのだが,その掲載するつもりだったデータを見つつプレイしていると……なんか違う。正式サービス開始に伴って,手持ちのデータからずいぶんと数字が変わってしまったようだ。 新しいデータを入手でき次第掲載するので,恐縮だが,もうしばらくお待ちいただきたい。
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