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アドリブ満載の朗読劇&ライブにキュンキュン! 「KING OF PRISM Rose Party 2018」夜の部をレポート
2018年6月10日,TVアニメ「KING OF PRISM」シリーズのスペシャルトーク&ライブイベント「KING OF PRISM Rose Party 2018」が,東京・アリーナ立川立飛にて開催された。本稿では,朗読劇とライブで盛り上がった夜の部のレポートを届けする。「エンガワ」で時間が巻き戻る奇跡が起きる……?
イベントが始まると,スクリーンに次々とキャラクターが映し出され,「READY SPARKING!」の掛け声と共に寺島惇太さん(一条シン役),斉藤壮馬さん(太刀花ユキノジョウ役),畠中 祐さん(香賀美タイガ役),八代 拓さん(十王院カケル役),五十嵐 雅さん(鷹梁ミナト役),永塚拓馬さん(西園寺レオ役),内田雄馬さん(涼野ユウ役),蒼井翔太さん(如月ルヰ役),武内駿輔さん(大和アレクサンダー役)がステージに登場する。タイガのテンションが低めの「チーッス」やカケルの「わんばんこ〜」,ユウの「ゼウス」コールに続き,イベント当日の天気を気にかけるようなアレクのコメントでファンたちの心をキュンとさせる。
続く「みんなで作っちゃおう! キンプリNEW設定」と題したコーナーでは,メンバーが3チームに分かれ,指定されたキャラクターの設定について考えていく。チームの内訳はAチームが八代さん・内田さん・蒼井さん,Bチームは畠中さん・五十嵐さん・寺島さん,Cチームは斉藤さん・永塚さん・武内さんという具合で,最初のお題は「レオのチャームポイント」についてだ。もともとチャームポイントがたくさんあるからこそ悩ましい,しかしまだ描かれていない魅力があるのではと,各チームが頭をひねる。
Aチームの回答は「やわらかいおしり」。Bチームは「(1)肩幅,(2)ニーハイの着こなし,(3)リボンとの相性」と,寺島さんがすさまじい勢いで書きあげ,まだレオのチャームポイントは97個あると豪語する。Cチームは,レオ役の永塚さんがこうだったらいいなという視点から「実は武将が好き」と回答する。ユキノジョウへの憧れも感じさせる回答に,寺島さんは悔しそうな様子を見せていた。
次のお題は「ルヰの好きな寿司ネタ」だ。なかなか想像をしにくいと悩みつつ,Bチームは「エビフライ」,Cチームは「シン」,Aチームは「エンガワ」と答える。Aチームの回答を見たB,Cチームのメンバーによると,実は彼らも最初にエンガワを思いついていたという。そこで蒼井さんの提案により時間が巻き戻され,全チームの回答が「エンガワ」で一致するという奇跡が起きた。ここで五十嵐さんはエンガワのことを貝だと思い込んでいたり,八代さんもエンガワをよく知らないようなコメントを発したことで,会場は大きな笑いに包まれた。
朗読劇&ライブパートへ!
朗読劇コーナー「今日は華京院学園高等部の入学式!」では,シリーズの脚本を手掛けた青葉 譲氏の書き下ろしシナリオが展開される。華京院学園の高等部へ進学したシンだったが,なぜか同じクラスに幼馴染の女の子のレオ,口調が強烈なオネエになっているエーデルローズ歌劇団トップスタァのユキノジョウの姿が。さらに自らを「カケルではなくカズオ」「ゼウスではなくユウ」と自称するカケルとユウや,学園のマドンナというルヰも現れ,レオとルヰがシンをめぐって激しい火花を散らすシーンが描かれる。
さらに,不良設定のタイガとアレクが一触即発というところに担任のミナトが乱入し,DJ.Cooのモノマネや,ゆるキャラ「まさっしー」が爆誕するなど終始笑いの絶えないストーリーが繰り広げられる。キャスト陣のフリーダムな演技を楽しむことができたが,その理由は台本に「ここから自由時間」というパートがあったからだと明かされた。
ライブパートでは,アプリ「KING OF PRISM プリズムラッシュ!LIVE」(iOS / Android)に登場した楽曲も披露される。まずは吸血鬼を思わせる漆黒のマントをたなびかせ,挑発的なステップでファンを魅了した,アレク・カケル・ユウの「レッドナイト・ヴァンパイア」からスタートする。
そのまま,力強い歌声とドット絵による演出が可愛らしかったシン・タイガ・レオによる「約束のサジタリウス」,白と黒で彩られた衣装のコントラストと歌声のハーモニーの美しさでファンをくぎ付けにした,ルヰとアレクによるデュエット「Starved For You」が続く。和を彷彿させる衣装でたおやかに歌い上げたユキノジョウ・ミナト・ユウの「氷上白浪男」の次は,世界中の“可愛い”を凝縮したようなレオの「Surprise Decoration!」が披露され,会場がピンクのライト一色に包まれた。
カケルとタイガのデュエット「Sweet Sweet Replies!」では,驚くほど息ぴったりの振り付けを見せつけ,ステージを華麗に彩るパフォーマンスに会場の盛り上がりも最高潮だ。続けてフレッシュマン応援ソング「Sing New Shine!」が,シン・カケル・レオによってファンに届けられる。
ルヰの「ルナティックDEStiNy」が始まると,「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-」の映像がスクリーンに映し出される。ルヰのプリズムジャンプで夢心地に包まれた会場にファンの絶叫が響き,すべてが終わったときにはファンから万雷の拍手が巻き起こった。そしてシン役の寺島さんがステージに現れて寄り添うように「CRAZY GONNA CRAZY」を熱唱し,最後は愛情たっぷりのハグで締めくくる。
そしてTVアニメ「KING OF PRISM」シリーズ第3弾となる新作「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-」が2019年春に劇場公開,TVアニメ放送が開始されることが発表されると,会場からは次々とキャストへ向けて「ありがとうー!」という声援が送られた。
最後の挨拶では,ほかのキャラクターの台詞を先に使ってしまう斉藤さんが「ユキノジョウにも決め台詞がほしい」と熱望したり,八代さんがチャンネー&チャンニーへコールを求めたり,永塚さんが曲の歌詞を思わせる流れで「大好き」と伝えたり,五十嵐さんが今後の作品の行く末を“黄色い地球”への航海に例えて,黄色のサインライトをプリズムエリートたちに振ってもらったりと終始賑やかな雰囲気だった。ここで寺島さんは「シンがキュンキュンしたときの台詞」を叫ぶよう壇上のキャストとファンへお願いし,イベント終盤とは思えないほどさらに熱気が高まっていく。
ルヰとアレクを加えた特別バージョンの「ドラマチックLOVE」を歌唱してイベントは締めくくられた。なお,本日のイベントの模様を収録したBlu-rayおよびDVDの発売が早くも決定しているので,このイベントの興奮を何度も味わいたいファンは急いでチェックしておこう。
「KING OF PRISM by PrettyRhythm」公式サイト
(C)T−ARTS / syn Sophia / キングオブプリズム製作委員会
(C)T−ARTS / syn Sophia / エイベックス・ピクチャーズ / タツノコプロ / キングオブプリズムSSS製作委員会