2004/07/17 23:58 |
本日7月17日,韓国のCOEX Pacific Hallで,MMORPG「ラグナロクオンライン」(以下,RO)のギルド戦世界大会,「Ragnarok World Championship」(以下,RWC)が開催された。
日本代表ギルドGuardian-Chevalierのこの日の試合結果は,すでに速報として「こちら」に掲載済みなので,順序としては多少前後するが,ここでは開会式について紹介しよう。
……とその前に,前日(16日)のレセプションについても軽く触れておく。レセプションとはその名の通り"歓迎会"で,世界各国から集まった選手団や関係者,メディアの総勢約400人が一堂に会し,ディナーを食しながら歓談していた。そのとき行われたトーナメント抽選会の模様は,「こちら」に掲載した通りである。 そこでは日本代表にしか触れなかったが,ほかにも印象に残ったギルドがいくつかあった。とくに記憶に残っているのが,台湾,韓国,中国の代表である。中でも台湾は,"気合"の入り方がハンパではなく凄かった。乾杯一つにしても,全員で,広い会場の隅々にまで聞こえる大きな声で行うのだ。それも,一度や二度ではなく,もう,しょっちゅうである。とにかく彼らは,ひたすらに元気で,ひたすらに真面目だと感じさせてくれた。 17日に行われた試合の結果,Aリーグの勝者が台湾代表ギルドのThe Gates of Hellに決まったのは,今にして思えば,凄く納得の結果である。
さて17日の開会式は,打楽器を駆使したにぎやかなステージから始まった。打楽器というか,最初に楽器として使われていたのは,なんと竹。若い男女の集団が竹をリズミカルに叩き,とににはその竹を使ってリンボーダンスのようなこともするという,いろんな意味でにぎやかなステージだ。 "竹"の次に出てきたのが,こちらはちゃんとした(?)打楽器,太鼓。太鼓の重低音が会場中に響き渡ること数分,ようやく司会の二人が登場。このRWCについて,同じゲームを愛する人達のお祭りと表現し,またこの模様が韓国で生中継されることを説明していた。 続いては,韓国の著名人達によるビデオメッセージ。「我が国のゲームがこれほど世界中で愛されているとしって,凄くビックリしています。今後の発展を願っています」といったコメントが寄せられていた。
さてさて。次がいよいよ,開会式の山場である。RWCに参加するギルドメンバー達の入場行進が行われたのだ。この入場行進には,まだ正式サービスが行われていない(そのため今回RWCの大会自体には参加しない)地域の選手(というかプレイヤー代表?)も参加していた。その入場する順番は,本国韓国を除いて,サービスの開始された順番だ。 順に列挙すると,台湾,香港,日本,タイ,中国,アメリカ,カナダ,フィリピン,インドネシア,シンガポール,マレーシア,ドイツ,スイス,オーストリア,トルコ,イタリア,インド,ブラジル,オーストラリア,ニュージーランド,そして最後に韓国である。これだけの地域でROが愛されているというのは,確かに凄いことである。
選手団入場後に壇上に立ったのは,RWC関連のNewsですっかりお馴染みのあの人,Gravity社の会長の金正律(キム・ジョンユル)氏だ。金会長は,ROに関して「ラグナロクオンラインの神話は,これから始まります。そのために350人のスタッフ達が,常に最善を尽くしています。このゲームは,RWCのような競争ごとだけではなく,みんなと友好関係を築くことが一つの目標となっています」と話し,またRWCについては「試合だけでなく,みなさんが楽しめるものをたくさん用意しました。ぜひ良い思い出を作ってください」と語っていた。 このあと,世界中の"お偉方"の話が続くが,省略。ほとんどの人が金氏と同様に,ROの持つ,"人と仲良くなれる"力について語り,またROは世界一のゲームだと締めくくっていた。
続いて行われたのは,韓国代表選手による"選手宣誓"である。「世界中のラグナロクオンラインプレイヤーを代表して,ルールを正しく守り,正々堂々と勝負することを,心から誓います」。 それを受けた金氏は,「これから世界一のゲームのプレイヤー達に,プレゼントとして,RWCの開幕をここに宣言します」。そしてそのあとに続いた金氏の「Fighting!」というかけ声と共に,正式にRWC 2004が開幕した。 その後の会場の様子は,ここに掲載したさまざまな写真を見てご確認頂きたい。また人気グループ"コヨテイ",男性歌手"MCモン",男性二人のデュオ"UN"など,10組もの著名タレントによるスーパーコンサートも行われた。決勝は明日だというのに,すでにこの豪華さ。Gravity社のこのイベントに対する意気込みの強さを,まざまざと感じさせられた。(Iwahama)
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