| 2004/10/05 17:15 |
2004年2月下旬に，ニフティ本社で大々的に発表会が行われたオンライン3Dアクション「スティール・ファング」。カプコン，セガ，ネクステックの3社が協同で開発を担当していることでも話題になったが，それからわずか7か月と少しの本日（10月5日），2004年11月30日をもってサービスが終了となることがアナウンスされた。
理由については，ニフティ，カプコンのそれぞれのサイトで「諸般の事情により」とだけ書かれている。そこで先ほどカプコンに連絡してみたが，何か特別な理由があるわけでもなく，やはり「諸般の事情」としか言いようがないとのことだった。
伝え聞く話を総合する限りでは，単純に，"盛り上がりに欠けた"のが最大にして唯一の理由だと思われる。2004年6月1日の課金開始以降，何度かアップデートやイベントが行われているが，あまり良い結果にはつながっていない。ビジネスとしてみた場合に将来性があまりないことが，この早期のサービス終了決定につながったのだろう。
今後のスケジュールだが，11月30日のサービス終了に先立って，10月31日に有料登録ページが閉鎖される。なお10月31日まで有料でのプレイをしていた人は，11月中，本作を無料でプレイできるとのことだ。
次から次へと新しいオンラインゲームが生まれてくる昨今だが，だからといって，当然そのすべてのゲームが成功しているわけではない。いやむしろ，成功していると断言できるのはごくわずか，ほんの一握りといっていいだろう。
あくまで筆者の個人的な印象だが，スティール・ファングは，発表から課金開始まで，非常にバタバタしていたイメージがある。しかも正式サービス開始から半年を待たずに終了なのだから，最後までバタバタしていると感じてしまう。
いまだに「これからはオンラインゲームだ」なんて発言をチラホラ見かけるが，こういう時代だからこそ，「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」ではなく，良質なゲームを手塩にかけてじっくり育て，丁寧にサービスしていってほしいと思う。（Iwahama）
→「スティール・ファング」の公式サイトは，「こちら」
→「スティール・ファング」の記事一覧は，「こちら」
|
|
|
|
