本作は,「Painkiller」や「Psychotoxic」のように,ファンタジーともホラーともつかない独特の世界観とデザインを特徴とするFPS。心地良い武器の使用感と,開発者がコンセプト段階で丸ごと創造したであろう世界観,そしてちょっとした謎解きを特徴としている。
五芒星がキラキラと輝くメインメニューなどからPainkillerを意識しているのが見てとれるが,ゲーム内容はというと,Painkillerのような巨大な敵は登場しないし,かといってPsychotoxicほどシュールではく,中途半端な印象。変わりダネ(意欲作?)のFPSを探している人には,なんとかお勧めできるクオリティだ。
ちなみに本作の発売日は未定。現時点では,パブリッシャも決まっていない。
本作は,プレイヤーが手斧から火炎放射器までの多彩な武器を使いこなす主人公となり,レベルで分割されたホラー世界で戦いを重ねるFPSだ。スニークやチームコントロールといった昨今のトレンド要素は入っておらず,ピュアに世界観とビジュアルだけで勝負しているタイトルである。
さてゲームをプレイするに当たってアチコチを調べて回ってみたが,公式サイトにもゲーム中にも,どこを見てもゲームのストーリーに関する説明がない。またストーリーを説明する挿入ムービーなども一切存在せず,あるのは退廃した石造りの建造物と,ひたすら敵意を剥き出しに迫ってくる敵のみ。頭にクエスチョンマークをともしながらのプレイとなったが,徒党を組んで迫ってくる敵の圧迫感や,ホラーならではの緊張感はあるため,ひとまずストレスなくプレイできる。
デモ版には,チュートリアルレベルが一つと,「The Lost Town」「The Swamp」「The Land of Hell」という三つの通常レベルが収録されている。レベルをクリアすると,倒した敵の数やクリアタイムなどが集計され,スコアが出る仕組みとなっている。
本作で唯一,プレイのモチベーションを高めてくれる点は,各レベルに隠されている"シークレット"である。一見すると壁にしか見えない場所の裏に,武器庫が隠されていたりもするのだ。これらシークレットは,アクションキー(E)が反応する場所をしらみつぶしに探すことで発見できる。チュートリアルレベルからすでに六つのシークレットがあるので,ぜひコンプリート目指して,プレイしてみてほしい。Readme.txtをよく見ると,いくつかチートコマンドが公開されているので,難度が高いと感じた人は,ぜひ利用してみるといいだろう。
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