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[E3 2013]SCEA,「PlayStation 4」の実機を披露。直線的なデザインの外観と明らかになったスペックを総まとめ
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印刷2013/06/11 10:48

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[E3 2013]SCEA,「PlayStation 4」の実機を披露。直線的なデザインの外観と明らかになったスペックを総まとめ

 北米時間2013年6月10日,Sony Computer Entertainment Americaは,次世代据え置き型ゲーム機「PlayStation 4」の筐体デザインを公開した。角張った形状と,光沢とマット地のツートン,そして,PlayStationシリーズのブランドカラーである青色で光るラインが印象的な筐体だ。

公開されたPlayStation 4本体(CUH-1000A)のイメージ。本体色は「ジェット・ブラック」とされるが,いい意味で「存在感を抑えてある」印象だ。青(青紫)のラインは,電源が入っているときだけ光る
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電源ボタンとディスク取り出しボタンはライン上へ埋め込まれたような感じになっている。ちなみに(少なくともゲームディスクにおいて)PlayStation 4のメディアはリージョンフリーだそうだ
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 本体を正面から見ると,4つのブロックに分かれたたシルエットになっているが,この4ブロックはあくまでもデザイン上のものとされている。「4つの機能ブロックに分かれている」のではなく,電源部や冷却機構,光学ドライブに至るまで小型軽量化を行うことで,デザイン上の自由度を確保した結果としてのブロック型デザインというわけだ。
 電源ボタンと,Blu-ray&DVD読み出しに対応した光学ドライブのディスク取り出しボタンを,ブロックとブロックの隙間に置いたり,通気孔を本体の背面に集約させたりして,平面と直線からなる,すっきりとした筐体デザインを実現したとのことである。

本体前面。SONYロゴ入りの光沢ブロックと,PS4ロゴ入りのブロックに挟まれるラインのところに電源ボタンが配される。同じく,下段2ブロックの間には光学ドライブのディスク取り出しボタンが置かれる仕様だ。また,横置き時に上段と下段を分ける太めのライン部には,USB 3.0端子が2ポート置かれる
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吸排気を一手にまかなう(と思われる)通気孔が目立つ,本体背面部。向かって上段左のブロックには光デジタルサウンド出力,HDMI出力,1000BASE-T LAN,(現時点では)PlayStation Camera接続用となるAUXの各端子が,下段にはメガネ型の電源コネクタが見える
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縦置き時の本体上面となる側。通気孔は用意されていない。代わりに……というわけでもないのだろうが,太いラインのところに,HDMIとBlu-ray Discロゴ,そして可逆圧縮コーデック「DTS-HD Master Audio」「Dolby TrueHD」のロゴがプリントされている
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 その形状は,正面から見ると長方形に近く,側面から見ると平行四辺形に近いシルエットで,直線的なラインが強調されている。縦置き時は,見る角度によっては,細長い2本の柱が並んで立つような印象にもなる。

横から見ると平行四辺形なのだが,どことなくX68000のマンハッタンシェイプ的でもある
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縦置き時に正面から見たイメージ(左)と,台座(右)
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プレスカンファレンスでPlayStation 4本体を持つ,Andrew House氏(President and Group Chief Executive Officer, Sony Computer Entertainment)。小さくはないが,大きすぎるということもない雰囲気である
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 気になるサイズは横置き時に275(W)×305(D)×53(H)mm(※予定。突起部含まず)。重量は2.8kgだ。そこに,28nmプロセス技術を採用して製造されるAMD製カスタムAPUと,総容量8GB分のGDDR5メモリチップ,容量500GBのHDD,Blu-ray Disc読み出し最大6倍速(DVD読み出し最大8倍速)の光学ドライブ,1000BASE-T LANコントローラ,IEEE 802.11g/n対応の無線LANコントローラなどが内蔵されることになる。

 搭載されるカスタムAPUが,「Jaguar」(ジャガーもしくはジャギュア)アーキテクチャをベースとしたCPUコア8基と,「Graphics Core Next」アーキテクチャをベースに,シェーダプロセッサ数1152基,演算ユニット「Compute Unit」数にして18基からなるGPUコアを統合したものであるというのは,4Gamerでも何度となくお伝えしてきている(関連記事1関連記事2)。ただ,HDD容量や光学ドライブの仕様,有線&無線LANコントローラの概要が明らかになったのは,今回が初めてだ。PlayStation 3時代と同様,ストレージデバイスはユーザー側で換装できるようになっているという。

 なお,別記事でもお伝えしているとおり,北米市場における価格は399ドル。これに,入力系の機能を拡張するカメラ「PlayStation Camera」――PlayStation 4の発表直後は「PlayStation 4 Eye」と呼ばれていた――は含まれない。

本体とDUALSHOCK 4,PlayStation Cameraが並んだカット。こうして並べると,「Xbox One」のKinectよろしく標準で付属しそうなPlayStation Cameraだが,実際には別売りとなる
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DUALSHOCK 4のスペックと,付属するヘッドセットの形状も明らかに


 標準で付属するワイヤレスゲームパッド,「DUALSHOCK 4」。そのスペックも明らかとなった。

DUALSHOCK 4(型番:CUH-ZCT1)。色はPlayStation 4と同じジェット・ブラックとされている。採用する通信規格はBluetooth Ver.2.1+EDR
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 サイズは約162(W)×98(D)×52(H)mm(※突起部除く)で,重量は約210gになる予定だ。「DUALSHOCK 3」の同160(W)×97(D)×55(H)mm,192gと比べると,若干大きく,重くなっているわけだが,その理由はおそらく,見て分かるとおりのものだ。DUALSHOCK 4では,本体中央奥側にタッチパッド,その手前にモノラルスピーカー,本体奥側側面に「ライトバー」,そして,本体手前側側面にモノラルヘッドセット接続端子を新たに用意してきているので,これがサイズ増,重量増の主因となっているのだろう。

DUALSHOCK 4の表と裏。ボタン機能付きアナログスティック2本とデジタル方向キー(D-Pad),[PS][○/×/△/□]ボタン,[L1/R1/L2/R2]ボタンを搭載するのは従来と変わらずだが,[OPTIONS][SHARE]ボタンが新たに追加されている。また,タッチパッドやモノラルスピーカー,ライトバー,ヘッドセット接続端子の搭載も目を引く
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 タッチパッドは,静電容量式で2点マルチタッチに対応し,クリック機構を持つことが明らかになった。ヘッドセットの接続仕様がXbox 360とほぼ同じになったというのも大きなニュースである。
 また,充電用のUSB端子が,DUALSHOCK 3のUSB Mini-Bから,Androidスマートフォンなどでお馴染みのUSB Micro-Bに変わったのも,地味に重要なポイントと言えそうだ。ちなみに内蔵のリチウムイオン充電池はDC3.7V 1000mAhという仕様になっている。

トリガー側からのカット(左)と側面からのカット(右)。左の写真で青く光っているのは,色でプレイヤーを見分けられるようにしたり,ダメージを受けたときそれに応じて光らせたりできるライトバーである。ライトバーの概要は2月21日掲載の記事を参照のこと
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PlayStation 4ではヘッドセット接続端子がDUALSHOCK 4側に用意される。現行のXbox 360と同じような仕様になるというわけだ
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 6軸(3軸ジャイロ,3軸加速度)センサーを搭載することそれ自体はDUALSHOCK 3から変わらず。ただし,センサーの性能自体は「PS Move」以上になっているとのことだ(関連記事)。

DUALSHOCK 4とPlayStation Camera。PlayStation Cameraのカメラは,2眼(F2.0,固定焦点)で撮影距離が30cm以上,撮影範囲が85度である点や,4chのアレイ式マイクを搭載する点,ビデオの解像度とフレームレートが1280×800ドット@60fps,640×400ドット@120fps,320×192ドット@240fpsである点,動画形式がRAWとYUV(非圧縮)となる点,サイズが約186(W)×27(D)×27(H)mm,重量が約183gになる予定である点などが公開されている。カラーはこれもジェット・ブラック
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こちらは,PlayStation 4の製品ボックスに同梱となる,アナログ接続のモノラル(=片耳用)ヘッドセット。PlayStationブランドのカラーである青色があしらわれるのと,インラインのマイクミュートスイッチを搭載するのが特徴だ。ボイスチャット専用ヘッドセットであり,ゲームの音は基本的に再生されないタイプと見てまず間違いない
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 というわけで,ゲーム機としてのスペックはひととおり明らかになったと見ていいのではなかろうか。E3 2013中,実機に触れる機会が得られたら,またあらためてレポートしたい。

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