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ネクソン,2024年度第1四半期の連結業績を発表。「FC ONLINE」「FC MOBILE」「ブルーアーカイブ」が牽引し,業績予想を上回る
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印刷2024/05/14 19:20

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ネクソン,2024年度第1四半期の連結業績を発表。「FC ONLINE」「FC MOBILE」「ブルーアーカイブ」が牽引し,業績予想を上回る

 ネクソンは本日(2024年5月14日),2024年度第1四半期の連結業績を発表した。決算短信(リンク。PDF)と決算説明資料(リンク。PDF)を,それぞれ公開している。

画像集 No.001のサムネイル画像 / ネクソン,2024年度第1四半期の連結業績を発表。「FC ONLINE」「FC MOBILE」「ブルーアーカイブ」が牽引し,業績予想を上回る

 連結累計期間(2024年1月1日〜3月31日)での収益は,売上収益1084億1800万円(前年同期比12.6%減),営業利益291億4600万円(同48.2%減),四半期利益359億5100万円(同32.5%減)となった。

 決算説明資料によれば,第1四半期の売上収益,営業利益および四半期利益は,すべて同社の予想を上回ったとのこと。「THE FINALS」が想定を下回った一方で,「EA SPORTS FC ONLINE」「EA SPORTS FC MOBILE」,および「ブルーアーカイブ」が想定を上回ったという。

 なお,第1四半期の売上収益は,「アラド戦記」およびFC ONLINEが牽引し,好業績を達成した2023年との比較になったことから,前年同期比で減少している。

 また,PC売上収益は前年同期比で13%,モバイル売上収益は6%,それぞれ減収となった。プラットフォーム別の売上構成比率は,PCオンラインが73%,モバイルが27%。地域別の売上構成比率は,韓国53%,中国27%,日本3%,北米および欧州9%,その他の地域8%となっている。

 第1四半期の日本での業績は,前年同期比1%増加の36億3000万円となり,業績予想を上回ったという。ブルーアーカイブの3周年アップデートの好調により業績を牽引したが,対前年同期比では「メイプルストーリー」の成長がモバイルタイトルの減収により相殺されたとのこと。

 第2四半期においては,「HIT : The World2」の貢献や,メイプルストーリーおよびブルーアーカイブの前年同期比での成長を見込んでおり,前年同期比で大幅な増収を予想しているという。

ネクソン公式サイトのIR・投資家情報ページ




ネクソン、2024年度第1四半期連結業績のお知らせ
当社予想を上回る第1四半期業績『FC ONLINE』、『FC MOBILE』及び『ブルーアーカイブ』が牽引

オンラインゲームの制作及び運用を行う株式会社ネクソン(本社:東京都港区、代表取締役社長:李 政憲/イ・ジョンホン、東証:3659、以下 ネクソン)は、本日2024年度第1四半期(2024年1月1日〜3月31日)連結業績を発表致しました。

画像集 No.002のサムネイル画像 / ネクソン,2024年度第1四半期の連結業績を発表。「FC ONLINE」「FC MOBILE」「ブルーアーカイブ」が牽引し,業績予想を上回る

当社の代表取締役社長であるイ・ジョンホンは、次のように述べています。
「5月21日に控えた中国における『アラド戦記モバイル』の配信開始をとても楽しみにしています。パートナーのテンセントにより、中国の巨大なモバイル市場におけるたくさんのプレイヤー、そして『アラド戦記』を愛する幾人ものファンの心を掴むようなマーケティングプランが準備されています。」

「ネクソンはプレイヤーの皆さまに“楽しさ”を提供することを通じて、より一層成長できるよう、新たなプライオリティを策定しました。足元においては、主要タイトルを再び活性化させることに注力しながら、世界的ヒットとなり得る新作ゲームを多数開発しています。そして、当社の人気IPが持つ大きな可能性を引き出す“フランチャイズ・マネジメント戦略”も策定いたしました。さらに、売上収益の成長、経営効率化やコスト管理を通じて利益率を高めていくことに注力して参ります。」

2024年度第1四半期業績概要及び直近のハイライト

・第1四半期の売上収益、営業利益及び四半期利益[1]は全て当社予想を上回った。『FC ONLINE[2]』、『FC MOBILE[3]』及び『ブルーアーカイブ』が業績を牽引。

・第1四半期売上収益は、会計基準ベースで前年同期比13%減少(一定為替レートベース[4]で19%減少)の1,084億円となった。『アラド戦記』及び『FC ONLINE[2]』が好調であった前第1四半期との比較で減収となったことが主な要因。

・営業利益は、売上収益の減少、費用の増加、また業績予想に織り込んだ一過性の損失を計上したことから、前年同期比で48%減少の291億円となった。一方、売上収益が想定を上回ったことに加えて、人件費[5]及び広告宣伝費のコスト管理による効果やクラウドサービス費用が想定以下であったことにより、当社業績予想を上回った。

・四半期利益[1]は、主に営業利益の減少により、前年同期比で32%減少の359億円となった。一方、業績予想対比では、主に営業利益が想定を上回ったこと及び米ドル建ての現金預金等について107億円の為替差益が発生したことにより、想定を上回った。

・韓国の売上収益は前年同期比で12%減少の573億円となり、当社予想を上回った。『FC ONLINE[2]』及び『FC MOBILE[3]』の売上収益が想定を上回ったことが要因。『FC ONLINE[2]』の売上収益は、2023年第1四半期の高い水準との比較で減少した一方で、アップデート及びプロモーションの成功により業績予想を上回った。

・韓国『メイプルストーリー』の売上収益は当社業績予想をわずかに下回った。プレイヤーエンゲージメントを改善させる戦略のもと、短期的に課金施策も抑え、ネット・プロモ−タースコア[6]が1月から4月の期間で14ポイント改善するなどの成果が得られた。

・中国の売上収益は、前年同期比で32%減少の292億円となり、業績予想レンジ内で着地。『アラド戦記』の減収が、『MapleStory: The Legends of Maple[7]』の増収寄与を上回った。

・中国『アラド戦記』の売上収益は当社業績予想の上限値で着地。売上収益及びアクティブユーザー数の回復に向けて、ゲーム内経済のバランス改善に継続して取り組み中。第2四半期以降もコンテンツアップデートにより、ゲーム内経済をより一層改善させていく予定。

・日本の売上収益は前年同期比1%増加の36億円となり、当社業績予想を上回った。『ブルーアーカイブ』の好調が業績を牽引。対前年同期では、『メイプルストーリー』の成長がモバイルタイトルの減収により相殺された。

・北米及び欧州の売上収益は前年同期比92%増加の99億円となった。『THE FINALS』及び『デイヴ・ザ・ダイバー』の増収寄与や『メイプルストーリー』の成長が主な要因。一方、『THE FINALS』が想定以下であったことにより、当社業績予想をわずかに下回った。

・『THE FINALS』は、3月に開始したシーズン2により、プレイヤー指標が短期的に増加したものの、リテンション及び売上収益が想定を下回った。Embarkの開発チームは韓国のライブ運用チームと共に主要課題の分析及び問題に対応中。

・その他の地域[8]の売上収益は83億円となり、当社業績予想を上回った。主に『メイプルストーリー』、『メイプルストーリーM』及び『ブルーアーカイブ』が業績を牽引。対前年同期では、複数のモバイルタイトルの売上収益が減少した一方で、『メイプルストーリー』の堅調な成長及び『HIT2』の増収寄与により14%増加。

・直近のリリース及び今後配信予定の新作タイトル
 −『HIT : The World』:『HIT2』の日本サービスを4月17日に配信開始
 −『MapleStory Worlds[9]』:韓国で正式サービスを4月25日に開始
 −『アラド戦記モバイル』:テンセントによるパブリッシングで、5月21日に配信開始予定
 −『The First Descendant』:今年夏にローンチ予定。Steam上のウィッシュリストで現在7位にランクイン
 −『マビノギモバイル』:人気PC向けMMORPGのモバイル版を数四半期中にローンチ予定
 −『The First Berserker: Khazan』:『アラド戦記』のIPをベースとしたハードコア・アクションRPG。このタイトルを通じてネクソンの大人気シリーズを世界中のプレイヤーに広めることを目的とする
 −『ARC Raiders』:Embark Studiosがグローバル向けに開発中の3人称視点、PvPvEエクストラクションシューター

・米国を拠点とするTheorycraft Games Inc.と日本及び韓国における『Project Loki』のパブリッシング契約を締結したことを4月に発表。

・同じく4月に、GRAYGAMES Inc.と人気Web小説・ウェブトゥーン『テムパル』を題材とした新作MMORPG『Project T』のグローバルパブリッシング契約締結を発表。

・1株あたり5円の中間及び期末配当をそれぞれ2.5円増額した7.5円とし、年間配当額を15円とすることを取締役会で決議。

・また、2月8日に公表した3年間で取得総額1,000億円を上限とする自己株式取得の方針に基づき、5月15日から7月19日までの間に300億円相当の自己株式の取得を市場買付にて実施することを取締役会にて決議。期限である2027年2月までに残枠である700億円の取得を完了予定[10]。

2024年度第2四半期業績予想

・売上収益は、923億円から1,047億円を予想。会計基準ベースで前年同期比2%の減少から11%の増加(一定為替レートベース[4]では10%の減少から2%の増加)

・営業利益は、173億円から277億円を予想。会計基準ベースで前年同期比37%の減少から横ばい(一定為替レートベース[4]では44%から9%の減少)

・四半期利益1は、130億円から209億円を予想。会計基準ベースで前年同期比47%から15%の減少(一定為替レートベース[4]では53%から24%の減少)

・為替感応度[11]:日本円が米ドルに対して1円変動した場合、2024年度第2四半期の売上収益及び営業利益に対して以下の影響を予想

 −売上収益:6.3億円
 −営業利益:1.6億円

決算レター

投資家、アナリスト、メディアの皆さま向けに、直近の業績及び第2四半期業績見通しの詳細を記載した2024年12月期第1四半期決算レターを発行致しました。当社IRウェブサイトより是非ご覧ください。

IRウェブサイト:https://ir.nexon.co.jp
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