プレイレポート
新作オンラインFPS「シャドウカンパニー」のプレイレポートを掲載。戦闘ヘリやターレットの火力支援を生かして勝利を掴め
本作の舞台となるのは,金融危機に陥った架空の21世紀。その水面下では,とある画期的なエネルギー技術を独占するため,4つの巨大企業が争っており,プレイヤーは企業に雇われた傭兵として,戦いに身を投じることになる。
架空の世界といっても,ゲームの雰囲気は基本的に現代戦といった感じで,登場する装備も「AK-47」や「M4A1」といった,おなじみのもの。ミリタリー系FPSに慣れた人であれば馴染みやすい世界観だろう。
「シャドウカンパニー」公式サイト
「シャドウカンパニー」のCBT募集に4Gamer読者枠で応募する
スキルは習得したものを装備し放題というわけではなく,スキルによって「個人戦術」「武器運用」「戦術支援」の3つにカテゴライズされており,それぞれに1つしか装備できない。つまり,これらをゲームルールやマップに合わせてうまく付け替えていくことが,本作の世界で生き延びていくコツとなるわけだ。
もう1つ面白いのが,キャラクターの移動アクションに「スライディング」が用意されている点。使用すると,姿勢を低くして地面をズザーっと滑り,方向転換ができない代わりに,被弾する面積を減らした状態で高速で移動できる。
マップの各所に,スライディングでしか通過できないオブジェクトが配置されていたりするので,そこの突破にも使えるほか,スキル「強行突破」を装着している場合は,滑りながらの射撃も可能だ。
ゲームルールは4種類。
4チームで争う「ブラックマネーモード」に注目
本作に実装されているゲームルールは,「チームデスマッチ」「爆破ミッションモード」「バトルスクワッド」「ブラックマネーモード」の4種類だ。今回のテストプレイでは,チームデスマッチと爆破ミッションモード,そしてブラックマネーモードの3種類を体験させてもらったので,それぞれの印象をお伝えしよう。
まず,チームデスマッチと爆破ミッションモードだが,FPSでおなじみのルールなので,名前を見ただけで予想のつく人も多いだろう。前者は一定のKill数を相手チームより先に達成するか,制限時間内に稼いだKill数がより多かったチームが勝利となるモード。後者は目標物にC4を設置して爆破させる攻撃側と,それを阻止する防衛側に分かれ,リスポーン不可の状態で競い合うモードだ。どちらも,参加人数は各チーム12人まで,合わせて最大24人となる。
チームデスマッチ |
爆破ミッションモード |
これらのルール自体には,本作ならではという特徴はないが,ここでポイントとなるのは,前述したスキルの存在だ。
例えば,爆破ミッションのプレイ中,攻撃側は守りに徹する敵をうまく排除するため,防衛側は時間を稼いで戦局を有利に運ぶために,両チームが足を止めて睨み合う状況がしばしば発生する。このとき,たいていのFPSでは,要所を守るプレイヤーを狙撃で倒したり,もたついているところを手榴弾で吹き飛ばしたり,全員集合しての一点突破で強引に攻めたりといったきっかけで,戦局が動くはずだ。
しかし,本作の場合は,そういったシーンに備えてゲージを温存し,クラスター爆弾の投下を要請するなどして,敵が移動せざるを得ない状況を作り出せるわけである。こういった点での戦局の変化は,本作ならではのものといえるだろう。
このモードの勝利条件は,マップ上に出現する「マネーバッグ」を一定時間確保すること。バッグを確保しても,一定時間が経過するまでに倒されるとバッグを落としてしまう仕組みで,それをめぐって激しい銃撃戦が展開されるのである。
4チームも存在するとなると,ほかのチーム同士が争っているところを離れた場所で観察し,敵が減ってきたところで漁夫の利を得るなどという戦い方も可能。さらに,この状況に空爆や戦闘ヘリなどのスキルによる攻撃が組み合わされると,かなりカオスなことになる。
また本モードでは,敵に倒されるとしばらく「ダウン状態」になり,這うようにしか動けなくなってしまう。このあいだに味方に助けてもらえれば,その場で戦線に復帰できるのだが,助けが間に合わないと別の場所からリスポーンしなければならない。マネーバッグを味方が確保しているときは,できるだけ味方を蘇生して守りを厚くしておきたいところだ。
なお,ダウン中の敵に接近して専用のアクションを行うと,豪快に踏みつけてトドメを刺せる。トドメのメリットは強制的にリスポーンさせられることなのだが,それはさておき,とりあえず踏みつけをぶちかませるのは気持ちがいいので,とにかく踏みたくなることだろう。
いずれのルールも,勝敗を握るのはやはりスキルの使いどころだろうか。単純なステータス強化のスキルはともかく,ゲージを消費しての強力なスキルは,戦局に大きく関わってくるはずだ。先にも述べたとおり,本作のクローズドβテストは7月20〜23日に実施される。テスターの募集締切日は7月18日12:00までだ(関連記事)。CBT参加者には,特典として「G36P小銃」がオープンβテスト開始時にプレゼントされるので,実際のプレイフィールが気になるという人も,下記のリンク先から応募しておこう。
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Matcha氏:
スライディングや,トドメで敵を踏み潰すアクションは,これまでプレイしてきたオンラインFPSにはなかった要素なので新鮮ですね。カジュアルな雰囲気はありますが,しっかりと中身のあるゲームのようにも思えるので,初心者も楽しめるのではないでしょうか。
Kaminage氏:
やはりスキルの選択が重要になりそうです。たとえば屋根の多いマップでは,航空支援を行うスキルは効果を発揮しづらいので,マップに応じた付け替えが必要になるでしょう。
一番印象的だったのは,ブラックマネーモードでのトドメで敵を踏み潰すアクションですね。うまくいくと気持ち良い(笑)。
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