イベント
「Apex Legends」新シーズン“ハンテッド”の最新情報をお届け。ウィングマンのスナイパーアモ化,レベル上限開放など変更点が盛りだくさん
「キングスキャニオン」に新たな風が吹き込む
本作のリリース直後から登場し,アップデートによる拡張を重ねてきた「キングスキャニオン」。今もなお人気の高いマップだが,今回のアップデートではマップ各所の改善と,新エリア「レリック」の追加が行われる。
説明会で紹介された画像を見た限りだが,“ハンテッド”では「プレイヤーが滞留しやすい」エリアの改善がメインに行われたようだ。高所からの狙撃に苦しめられたプレイヤーも多いと思うが,マップ中央付近に位置していた「ザ・ケージ」の,まさに「ケージ」部分が削除されて囲いが消失する。これにより周囲からの攻撃が加えやすくなった。
そして「ザ・ケージ」と「収容所」の中間,丘の斜面に設置されていた建造物だが,こちらも修正が加えられたようで,アイテムを回収できる場所としてはそのままに,滞留しにくい形状へと変更された。この他にもブロークンリレーに手が加えられ,建物間をつなぐぐジップラインといった移動手段が追加されているようだ。
やや話が逸れてしまうが,シーズン5「運命の行く末」開幕と共に消失した「サンダードーム」と「スカルタウン」を覚えているだろうか。ローバが地下に存在していたレヴナントの製造工場を爆破したことが起因となり崩落したエリアだが,破壊によって生じた残骸を取り除く作業が終了したため,Apexゲームの運営団体「マーシナリー・シンジゲート」が再建した。それが新エリア「レリック」になる。
この「レリック」は「できなくなってしまったキングスキャニオンの遊び方をもう1度遊べるようにする」というコンセプトで開発され,その外観は「スカルタウン」にあった建物と「ダウンドビースト」(ストームポイント)を合わせたようなもの。“昔のApex”を彷彿とさせる,建物や周囲での近距離戦闘を楽しめるという。また,「レリック」の登場により,今まで「ガントレット」から「マーケット」間の移動経路としての利用が多かったエリアにランドマークが追加されることで,ゲームプレイに幅が広がるとのこと。
これらの変更に加え,キングスキャニオン全体でビジュアルアップデートが施される。スカイバックが一新され,全体のライティングも変更されているという。新たな色どりを携え,進化を遂げたキングスキャニオンでプレイできる日が待ち遠しい。
レベル上限の増加
コミュニティから要望が多かった内容でもあるが,ついにアカウントレベルの上限が開放される。この話題については開発側でも以前から認識しており,取り組んでいる内容であったが,全体的な平均レベルとの兼ね合い,そしてプレイヤー側のモチベーションなどを考慮し,“ハンテッド”での導入となったという。
現在のアカウントレベルの上限は「500」だが,500に到達するとバッジが与えられてレベル1に戻る。500に到達するごとに最大3段階のバッジが手に入るという仕組みで,実質的に「2000」レベルまで上昇させることができるというわけだ。
また,追加されるレベル「1500」の総計で「345」個のApexパックを入手できるとのこと。すでに500レベルに達しているプレイヤーにとっては非常に嬉しいアップデートになるだろう。
ゲームバランスの調整
・新アタッチメント「LASER SIGHT」
新たなアタッチメントとして「LASER SIGHT」が追加される。これはヒップファイアでの集弾率を向上させる能力を持っており,SMGとハンドガンのバレル枠に装着可能だ(スタビライザーとはトレードオフになる模様)。さらに照射されるレーザーのカラーをプレイヤー側で変更できるとのこと。
なお,このレーザーが「敵からも視認されるのか」という点について,筆者は開発チームに質問をすることができたのだが,「極めて短いレーザーであり,ドアからレーザーだけが飛び出すといったことはないので,位置が敵にバレてしまうことはあまりないと思う。集弾性の向上によるプレイと,よりクールな外観を楽しんでもらえれば」との回答だった。これを踏まえるなら「レーザーは敵からも見えるが,照射(描画)距離は極めて短く,プレイに影響を及ぼすことは極めて少ない(しかもイケてる)」という感じだろう。外見だけでなく,しっかりとタクティカルアドバンテージがあるアイテムなので,状況に応じて使っていきたい。
・ケアパッケージ武器の入れ替え
「ボセック」「ランページLMG」がケアパッケージへ。それに合わせて「G7スカウト」「ボルトSMG」が通常ドロップへと変更される。スタンダードなマークスマンの「G7スカウト」と,癖がなく扱いやすい「ボルトSMG」が通常ドロップになる仕様は歓迎するプレイヤーも多いのではないだろうか。これにより,“ハンテッド”では「マスティフ」「ランページLMG」「ボセック」,そして「クレーバー」と,中遠距離からの攻撃を得意とするウェポンが多くケアパッケージに収められることになる。
・ウィングマンが「スナイパーアモ」カテゴリに変更
リリース初期は「最強武器」として名を馳せていた,本作の“リボルバー”枠であるウィングマン。その後,弱体化や調整などを経て,現在は「玄人が使えば強い」「弾持ちがいいので回復アイテムや軍需品を多く持てる」「当たらないけどついつい持っちゃう」というポジションに定着しているが,その「弾持ちの良さ」というポイントが削られる形になる。
拡張マガジンも弾薬に合わせて「拡張スナイパーマガジン」を使用するようだ。「弾薬が手に入りにくいウィングマンをパーティの誰が使うのか」という戦略性も併せて要求される。全世界のウィングマンユーザーが涙する変更だが(ついつい持ってしまう筆者もその1人),実際のプレイフィールがどのようなものになるのか注目だ。
・スピットファイアが「ライトアモ」カテゴリに変更
シーズン13“救世主”の現在,ライトアモカテゴリの武器は「P2020」「RE-45」「オルタネーター」「R-301」の4種だが,中距離で有効な武器が「R-301」しかないという点において見直しが必要と認識し,ヘビーアモカテゴリである「スピットファイア」をライトアモへ移動させたとのこと。
・EVA-8が強化
シーズン8開幕と同時に大きな強化を受け,使用率が急増したものの,その後は度重なる弱体化で存在感が薄れていた「EVA-8」へ“リワーク並み”の強化が入る。
・スカルピアサーが再登場
ヘッドショットダメージを向上させる効果を持つアタッチメント「スカルピアサー」が再登場。おなじみの「ウィングマン」と「ロングボウ」に加え,「30-30」にも装着可能になるようだ。ケアパッケージ武器から通常ドロップへと戻ってくる「G7スカウト」とは,ヘッドショットダメージという点で差別化が図られる形になるのだろう。
・Lv.4バックパック,ノックダウンシールドの効果が変更
Lv.4バックパック装備時,一定の体力とシールド値を回復した状態で味方の蘇生を行える追加効果「守護天使」が,新たな効果「DEEP POCKETS」に変更される。これは「回復アイテムの所持量が増える」という効果を持ち,例えば「シールドバッテリー / 医療キット」は所持数が「3」に。フェニックスキットの所持数も「2」となるようだ。
コミュニティでも話題に上がることの多い「リザレクション」(自己蘇生)だが,本シーズンからLv.4ノックダウンシールドの効果「リザレクション」は削除され,Lv.4バックパックの効果だった「守護天使」がLv.4ノックダウンシールドの効果になる。
説明会の最後には,参加したメディアによる開発チームへのQ&Aが行われた。その模様をお届けし,本稿の締めくくりとしよう。
──新しくなった「キングスキャニオン」でエキサイティングなことはありますか?
開発チーム:
マップ全体のローテーションを見直しています。これに限らず,すでに「キングスキャニオン」を多くプレイしているプレイヤーの皆さんは変更点にすぐ気づくと思いますよ。
──ケアパッケージ武器はどのようなプロセスで選定されるのですか。
開発チーム:
コミュニティからの意見,使用状況,ロースターの中でのバランスなど,多くの要素を検討したうえで決定しています。シーズンごとに「入れる武器」も「なぜ入れるのか」も変わります。それはゲームとメタが日々進化しているからです。できるだけ新鮮な状態を維持していきたいと考えています。
──Lv.4バックパックとノックダウンシールドの変更にはどのようなプロセスがありましたか?
開発チーム:
自己蘇生については多くのフィードバックがありました。一部のプレイヤーにストレスを与えたことも認識しています。ゲームは常に進化しており,武器やレジェンドだけではなく,アイテムについても同様です。常に新鮮なゲーム体験をプレイヤーに楽しんでもらいたいと考えているので,この変更はその内の一つです。しかし,守護天使については継続したかったので,ノックダウンシールドへの移動という形を取っています。
──ランクマッチの調整はありますか?
開発チーム:
残念ながら今日は公開できませんが,より競技性を高め,プレイヤーの皆さんに楽しんでいただけるようにしていく予定です。
「Apex Legends」公式サイト
- 関連タイトル:
Apex Legends
- 関連タイトル:
Apex Legends
- 関連タイトル:
Apex Legends
- 関連タイトル:
Apex Legends
- 関連タイトル:
Apex Legends
- 関連タイトル:
Apex Legends
- この記事のURL:
キーワード
(C)2019 Electronic Arts Inc.
(C)2019 Electronic Arts Inc.
(C)2019 Electronic Arts Inc.
(C)2019 Electronic Arts Inc.
(C)2019 Electronic Arts Inc.
適用されるプラットフォームアカウントおよびプラットフォームのサブスクリプション(別売)が必要となる場合があります。永続的なインターネット接続およびEAアカウントが必要となります。年齢制限が適用されます。ゲーム内購入が含まれています。 条件および制限が適用されます。www.ea.com/ja-jp/legalでご覧ください。