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  • 発売日:2019/11/19
  • 価格:Stadia Pro:9.99ドル/月
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印刷2019/06/07 13:16

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「Stadia」でバンドルパックの予約受付開始。月額制だが,プレイできるタイトルの多くが別売りになる可能性も

 本日(2019年6月7日)掲載した記事でお伝えしたように,Googleの新たなクラウドゲームサービス「Stadia」が11月,欧米14か国でローンチされる。この発表に合わせて,「Stadia Founder’s Edition」というパッケージの予約受付が,サービス対象地域の公式サイトで始まっている。

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「Stadia」公式サイト


 発表によれば,月額9.99ドルのサブスクリプションサービス「Stadia Pro」は,4K解像度でフレームレートが60fps,さらに5.1chサラウンドに対応する。35Mbpsの回線速度が推奨されているが,ハイスペックなPCや特定のコンシューマ機は不要で,コントローラとディスプレイさえあればハイレベルな環境でゲームを楽しめるとされている。

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 予約パッケージとなる「Stadia Founder’s Edition」は,「Stadia Pro」の3か月間の使用権2人分(ほかのプレイヤーに渡せる)に加えて,専用コントローラ「Night Blue Stadia Controller」と,コントローラをテレビやディスプレイに接続するデバイス「Chromecast Ultra」,さらにBungieの「Destiny 2: The Collection」と,Stadiaのユーザーネームをチョイスする権利が同梱される。
 2020年には無料版の「Stadia Base」も公開される予定になっているが,こちらは1080p/60fpsでステレオサウンドをサポートするという。Stadia対応のタイトルをプレイするのに「Stadia Controller」は必須ではないが,公式ページでは色違いモデルのコントローラが69ドルで販売されている。

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 また,「Stadia」の公式サイトでは,すでに発表されたタイトルのほかに,対応予定のタイトルが以下のようにリストアップされており,YouTubeで紹介された「Baldur’s Gate 3」「Tom Clancy’s Ghost Recon: Breakpoint」に加えて,「ファイナルファンタジー XV」「ボーダーランズ 3」などのゲームが確認できる。

  • DRAGON BALL XENOVERSE 2
  • DOOM Eternal
  • Wolfenstein: Youngblood
  • Destiny 2
  • Power Rangers: Battle for the Grid
  • Baldur's Gate 3
  • Metro Exodus
  • Thumper
  • GRID
  • SAMURAI SHODOWN
  • Football Manager 2020
  • Get Packed
  • The Elder Scrolls Online
  • The Crew 2
  • The Division 2
  • Assassin's Creed Odyssey
  • Ghost Recon Breakpoint
  • Trials Rising
  • NBA 2K
  • Borderlands 3
  • Farming Simulator 19
  • Mortal Kombat 11
  • Rage 2
  • FINAL FANTASY XV
  • Gylt
  • Tomb Raider Trilogy
  • Darksiders Genesis
  • Just Dance

 現時点で「Stadia」のエクスクルーシブタイトルであることが明らかになっているのは,Coatsinkの物理系アクション「Get Packed」のみで,同作を含めて,いくつかのタイトルは2020年以降のリリースが予定されている。なお,上記のリストのトップには「These games and more available for purchase on Stadia」(これらのゲームは,Stadiaで購入できるゲームの一部です)と書かれており,月額制の「Stadia Pro」でも多くのタイトルを購入することになりそうだ。

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 つまり,「Stadia Pro」のサブスクリプションフィーは,「ハイレベルな環境でゲームを遊ぶ」ための対価であって,当初想定されていたような「月額ですべてのゲームが遊び放題」というほどではないようで,これは少々残念な部分だ。「PlayStation Now」「Xbox Game Pass」,あるいは「Apple Arcade」とは異なり,「Stadia」は“ゲームプラットフォームのYouTube Movies化”に近いという印象だ。

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 もちろん,「Stadia Pro」専用のタイトルも用意されており,今後,拡充される予定になっているし,広告やマイクロトランザクションを中心にしたビジネスモデルを使って,ゲームを無料で提供するパブリッシャやデベロッパも増えていくかも知れない。
 とはいえ,現状の「プレイ権」を購入しなければならないというビジネスモデルは,単に新たなコンシューマ機が増えたようなもので,それぞれのゲームの価格によっては,「Stadia」で購入するより,既存のPCやコンシューマ機をメインにしようとする消費者も少なくないだろう。
 もっとも,ゲーム開発者にとって新たな販路が,また消費者にとってチョイスが増えるのは悪いことではなく,競争によってゲームサービスが安くなり,質が向上することが期待できる。今回の発表だけでは分からない部分も多いので,Googleの続報を楽しみにしたい。

「Stadia」公式サイト

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