企画記事
4Gamer恒例企画,ゲーム業界著名人コメント集。157人が振り返る2019年と,2020年に向けた思い
グランゼーラ
チーフプロデューサー兼ゲームデザイナー
九条一馬
代表作:絶体絶命都市シリーズ,「マンガ・カ・ケール」「R-TYPE FINAL 2」「巨影都市」など「Bloodstained: Ritual of the Night」
クラウドファンディングで支援者を集めて、パブリッシャーにこのジャンルの需要が今もあることを証明してプロジェクトを立ち上げたこと、そして発売までこぎ着けられた関係者に頭が下がります。ゲーム内容については、一見昔からあるサイドビューアクションゲームだけど、今だからできる表現や新しいアイデアが詰まっていて、実際にプレイしてみるとおもしろいし、とても鮮味です。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「盾の勇者の成り上がり」
小説の存在を知りとても気になっていたのですが、アニメになったのをきっかけに拝見しました。ファンタジー世界が舞台で、剣・弓・槍の主要武器を操る勇者がそれぞれ存在し、それと同じように”盾の勇者”が設定されており、これが主人公になっているところが新鮮でした。剣・弓・槍の勇者と違い盾の勇者が世間から蔑まれている設定が、盾勇者ならではの戦い方、盾勇者ならではの戦闘に関する考え方と重なって、耐えながら強くなっていくところがおもしろかったです。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
テリーザ・メイとボリス・ジョンソンの両英国首相
私は、今でも本当にイギリスがEUから離脱することがピンときてなくて、このことがとても気になっています。国民を二分するような国民投票の実施がよかったのかどうかは考える余地があるにせよ、結果を尊重して、大事を進めようとすることとその結果イギリスと世界の国にどのような影響があるのかということから目が離せません。これを進めようとしているイギリスの首相に注目しています。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
ゲーム制作できることのありがたみを感じながら初心に戻ってゲーム制作に打ち込みたいと思っています。停滞せず、それでいて焦らず、基本を疎かにせず進めていきたい。その結果、今まで到達したことがないような高みに行けたら...と思っています。現在R-TYPEというサイドビューシューティングゲームシリーズの最新作を開発しています。気負わず進めたい。横スクロールシューティングにおもしろさだけでなく新らしさが感じられることを伝えたいと思っています。皆さんにプレイしてもらいたいです。
クリーチャーズ
シニアプロジェクトマネージャー
岡本康太
代表作:「ポケモンカードゲーム」「ムーンライター 店主と勇者の冒険」
ダンジョンにもぐり、アイテムを持って帰り、お店でそれを売り装備を整えていくローグライクアクションゲームです。ゲームシステム自体は凄くシンプルなのに何度もダンジョンに入って冒険したくなる仕組みとレベルではなく、お金を稼ぐことで自身の装備やお店を強化していく要素がとても気に入って遊んでいました。またグラフィックや世界観も好みで、ゲームシステムやグラフィック面をリッチに作りこんでいるゲームもいいですが、遊びの仕組み自体をとても楽しめる作品の魅力を改めて感じたゲームです。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「スパイダーマン:スパイダーバース」
元々スパイダーマンが好きで見に行ったというのもありますが、映像表現や音楽、ストーリーなど、どれをとっても楽しめた映画でした。
しっかりと主人公の悩みや成長が描かれていく中で、飽きさせること無く映像、ストーリーが次々と進んでいき、あっという間に見終わったと感じた作品でした。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
特にありません。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2020年は、公私ともに新しいことにチャレンジしていきたいです。
ポケモンカードゲームでは、いよいよソード&シールドのシリーズに入ったので今まで楽しんでいた方はもちろん、新しくカードに触れる方にも楽しんでいただけるよう、開発メンバーと共に新たな企画や商品づくりに尽力したいと思っています。
クリーチャーズ
ゲームディレクター
長島 敦
代表作:ポケモンカードゲームシリーズ今年は遊びたいゲームが山積みで、まだ判断できていません。年末年始の休みなどを利用してプレイして行く予定です!
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「アベンジャーズ/エンドゲーム」
丁寧なキャラクターや世界観の育て方、作品のまとめ方など色々学びました。
長い間楽しませていただきました。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
特にいません。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
おかげさまで、ポケモンカードゲーム「ソード&シールド」シリーズも良いスタートを切ることができました。2020年も更に楽しいゲームになるよう、精一杯頑張っていきますので、どうぞ宜しくお願いします。
コーエーテクモゲームス
プロデューサー
越後谷和広
代表作:「三國志14」「真・三國無双 Online」「Dead by Daylight」
私より息子が遊んでたという事実に…(笑) 世代も言葉も関係なく遊べるゲームに仕上がっていることに、とても感心しました。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「Bohemian Rhapsody」(正確には2018年公開ですが……)
フレディ生存時からQueen大ファンなのに加え、ライブエイドがそれっぽく再現されていてとても感動しました。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
井上尚弥 ※ほんとゲームとまったく関係なくてごめんなさい
ドネア戦までの勝ち方が格好良すぎます。ドネア戦こそ苦戦しましたが、それでもダウンしっかり奪いました。さすがです。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
新年早々の1月16日、「三國志14」日本・アジアで発売します!
「IX」「11」を進化させつつ、初代のような色塗り感覚も取り込んだ、温故知新な内容です。
最近はごぶさたなファンの方にも強くお勧めいたします!
また、2020年に「三國志」は35周年を迎えます!
すでにお馴染みとなった世界観やキャラクターですが、様々なコラボやタイアップで新たな魅力を引き出せればと思っています。
「三國志14」をはじめとして、「三國志」35周年、大いに盛り上げていくつもりです。
ぜひご期待ください!
コーエーテクモゲームス
ルビーパーティーブランド長
襟川芽衣
代表作:「金色のコルダ」「遙かなる時空の中で」などのネオロマンスシリーズ「リングフィット アドベンチャー」
身体を動かしてゲームするのが楽しい!と思える日が来るなんて衝撃です。
そして自分の体力や筋力のなさに衝撃を受けました。健康って大事。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「鬼滅の刃」
アニメが始まってからのブームの加速が凄かったですね。炭治郎が果てしなくいい子、禰 豆子かわいい。熱くて切なくて、今年一番心を揺さぶられたコミックです。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
ローランド
数々の名言に加え、乙女ゲームのキャラみたいな容姿にストイックな性格、頭の回転も速く目が離せません。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2020年もネオロマンス25周年企画が盛りだくさんです!
まずはシリーズ5年ぶりの新作となる、戦国時代を舞台にした和風ファンタジー「遙かなる時空の中で7」をお楽しみに。
コーエーテクモゲームス
シブサワ・コウブランド長 / ω-Forceブランド長
小笠原賢一
代表作:討鬼伝シリーズ,「信長の野望・創造」など「ドラゴンクエストウォーク」
ドラクエ世代が親になって子どもと一緒に楽しめる。とても幸せな形だと思います。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
大河ドラマ「いだてん」
視聴率が取り上げられがちですが、当時の日本の世相に思いを馳せるなどこれまでなかったので、来年の開催を前に非常に良いコンテンツだと思いました。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
ラグビー日本代表
大会の結果だけでなく、色んな面で「スゴイ!」と感銘しました。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2020年2月20日、ω-Forceが開発を担当した「ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ」がいよいよ発売となります!
アトラス様とのタッグでこれまでにない最高の仕上がりとなっていますので是非ご期待ください。
コーエーテクモゲームス
プロデューサー
菊地啓介
代表作:「FAIRY TAIL」「ネルケと伝説の錬金術士たち 〜新たな大地のアトリエ〜」「ルルアのアトリエ 〜アーランドの錬金術士4〜」,よるのないくにシリーズ,零シリーズ,影牢シリーズ「ドラゴンクエストウォーク」
ドラクエと位置ゲームそれぞれの魅力が上手く構成されているなぁと感心しました。
懐かしさやキャラ成長などの要素が、位置ゲーの切り口によって新鮮に感じつつ、手軽に楽しむことができました。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
5月に公開された「ゴジラ キング・オブ・モンスター」です。
そのスケールと映像力に終始圧倒されました。特にモスラ!
怪獣バトルのカッコよさがこれでもかと凝縮されていて、「パシフィック・リム」を観たとき、制作陣の“ロボット愛”を感じたのと同様に、“怪獣愛”を感じました。
映画館で見て、ホントに良かったと思える一本で、次回作の「ゴジラ VS キングコング」も楽しみです。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
TBSドラマ「ノーサイドゲーム」制作陣とラグビー日本代表です。
今年の夏から秋にかけては、ドラマとスポーツがリンクして、社会的にムーブメントになっていく展開に感銘を受けました。
それぞれ単独ではなしえないシナジーを生み出した、そこに関わった全ての人たちの努力に刺激を受けました。
私はTECMO BOWLを制作していたころから数十年来のアメフトファンなのですが、ラグビーも好きになりました。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2020年は年男なので、基本に戻って、表現力など磨いていきたいと思っています。
まずは、世界で人気の「FAIRY TAIL」のゲームをファンの方に喜んでいただけるよう注力します。
個性的な魔導士たちの魅力や魔法バトルの楽しさをゲームに詰め込んでお届けしたいと思います。
コーエーテクモゲームス
代表取締役社長 兼 COO
鯉沼久史
代表作:「戦国無双」「仁王」「進撃の巨人」「ONE PIECE 海賊無双」「妖怪三国志」等「ドラゴンクエストウォーク」
リリースされてこれだけ早くユーザーを集めたタイトルは無いのでは?と感じるほど、あっという間に広まって話題になったタイトルだと思います。モバイルゲームは上位陣の顔ぶれが変わりづらいと言われていますが、それを払しょくする物だったのではないでしょうか。改めてモバイルゲームの破壊力や可能性を感じましたし、自身のやる気を引き出してくれました。歩く機会も増えました。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
映画「翔んで埼玉」は懐かしさもあり、実写映画化された喜びもあり、魔夜峰央ファンの私に突き刺さりました。好きなコミックスの映画化と言う事もあるのですが、原作通りずっと笑いっぱなしだったのと、GACKTさんは相変わらずかっこよく、何といっても主人公役の二階堂ふみさんの演技力の幅の広さにはびっくりしました。一気に好きな女優さんになりました。きっと、自分が埼玉、千葉、栃木、茨城に住んでいたことがあるからだと思うけど本当に面白かったです。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
女子プロゴルファーの渋野日向子さんに注目しています。全英女子オープンを勝ったことから知ったのですが、その後の活躍は言うまでもないですが、いつも笑顔でプレイされている姿を見ると、こちらも元気になりますし、見ていてこちらも学ぶところがあります。これからも頑張って頂きたいです。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2020年はコーエーテクモゲームスの本社がみなとみらいに引越します。前作大ヒットした「仁王2」も発売となりますし、「三國志14」もでます。アトラスさんから当社開発「ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ」が2月に。また、自身プロデューサーとして5年ぶりの最新作「ONE PIECE 海賊無双 4」が3月にBNEさんから発売となります。よろしくお願いします。他にもプロデューサーをしている開発中のタイトルがいくつかあるので、皆さんに発表できるように頑張ります。良いお年をー。
コーエーテクモゲームス
ゼネラルプロデューサー
シブサワ・コウ
代表作:「信長の野望」「三國志」「仁王」「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」
「ペルソナ」シリーズは大好きです。相変わらずスタイリッシュでカッコいいです。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「鬼滅の刃」
斬新な発想の世界観と、サプライズが連続するストーリー、そして魅力的なキャラクターたちが素晴らしい。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
TYPE-MOON
「Fate/Grand Order」の奇想天外なおもしろさを様々なメディアで展開していくアイデアと実行力が見事です。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
来年は横浜みなとみらい地区に新本社ビルが完成する予定です。
世界に向けて、今までにない新しいおもしろさを持ったゲームを発信して行きます。
今年は「三國志14」「三国志ヒーローズ」「仁王2」の開発に取り組んでいます。
どうかご期待ください。
コーエーテクモゲームス
プロデューサー / ディレクター
庄 知彦
代表作:「真・三國無双2〜5」「TRINITY Zill O’ll Zero」「ドラゴンクエストヒーローズI・II」「ドラゴンクエストウォーク」
素晴らしいゲームもアプリも多かった一年でしたが、本作は何よりも売上が凄まじいな……ということで、強い衝撃を受けました。位置情報ゲームとしての完成度の高さ、安定した運営体制もあっての大ヒットではありますが、「ドラゴンクエスト」というIPの強さ、ファンの多さに改めて驚かされました。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
アニメ「鬼滅の刃」
原作が素晴らしいのは言うまでもなく、その素晴らしさを活かした構成、アニメーション、楽曲、歌の演出に感動しました。我々も原作ありきのゲームを制作するときに、その魅力を最大限に活かした、ゲームならではの楽しさを提供していきたいと、改めて強く思わされました。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
吉野 彰
現在の我々の生活に欠かせないリチウムイオン二次電池の発明者であり、ノーベル化学賞を受賞されたことで注目を浴びている吉野さんですが、著書に書かれていることや、メディアのインタビューでの受け答えを聴くに、一人の人間として尊敬できる素晴らしい方だな、と。何事にも真摯に向き合う姿勢、かつ、それが自然体であるところに、自分もそうありたいとつくづく思う今日この頃です。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
まずは、2019年12月19日に発売された「無双OROCHI3 Ultimate」をまずはお楽しみいただきたいですね。そして、2020年は自分にとってはプロデューサーとしてもディレクターとしても仕込みの年と位置づけています。年内、もしくは翌年には何かしらの発表ができるよう、真摯にゲーム制作に邁進していくので、今後も応援していただければ幸いです。
「TRINITY Zill O’ll Zero」(PS3) (C)TECMO KOEI GAMES CO., LTD. All rights reserved. |
コーエーテクモゲームス
プロデューサー / ディレクター
新堀洋平
代表作:「DEAD OR ALIVE 6」「DEAD OR ALIVE 5」「DEAD OR ALIVE Xtreme 3」などDOAシリーズ「Apex Legends」
自分の作品以外ですと、今年の無料対戦ゲームの中で個人的に最も面白いと思ったのはApex Legendsです。
特にシーズン3は遠〜近距離戦が全て楽しめて、3人小隊での戦闘が非常に面白く、へたくそなりに楽しめるし、バトロワというジャンル自体の一つの完成形ではないでしょうか。
自分のゲームの発売日近くにこんなものを出されてつらかったのですが今後の研究のためにも楽しく遊ばせていただきました。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「ダンベル何キロ持てる?」
実は放送時は観ていませんでした。
経緯を簡単にご説明いたしますと、あれはサマーワンピを作っていたころだったと思いますが、たまたまDOA6で新コスチューム会議にて「DOA6の汗がちゃんと活かせてない!もっと汗や肉感が表現できる“健全”なコスチュームを!」⇒「フィットネスって“健全”でいいよね!」
みたいなノリでトレーニングウェア制作を進めてたんですけど、コスチュームが出来上がるころに「ダンベル何キロ持てる?」のIP担当の方とおつなぎ頂く機会をいただきました。
その際、観てないのは失礼だと思ってコミックとアニメを両方一気に(3回ぐらい)観て、「これは面白い!絶対コラボをさせていただきたい!」と思い、企画書をすぐ書いて、そこからも凄いスピードで進み、コラボ実現となりました。
ちなみに本作のおかげで筋トレしたくなって始めましたが、それ以上に食べてしまって体重は増えております……ダイエットしよう、明日から。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
吉野 彰さん
今我々がゲームを遊んでいるスマートフォンが気軽に長時間使えるのはこの方たちの努力と研究のおかげであり、今のゲーム業界が成り立っているのもこの方のおかげとも言えます。ノーベル化学賞受賞、おめでとうございます。そしてありがとうございます。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
4Gamerの読者のみなさん、そしてDOA6をプレイされているみなさん。2019年、ありがとうございました!
2019年はDOA6の発売もあり、おかげさまで大きな大会やDOAフェスで多くの皆様とも触れ合えましたし、初めてのプロデュースで多くの体験をさせていただいて、特別な年になりました。
同時に至らない点も多く、チャレンジした分だけ反省点もあります。ファンのみなさんのためにも今後に活かせるよう、反省を心に刻みながら毎日を生きています。
コラボとしては、前述の「ダンベル何キロ持てる?」以外にも、「THE KING OF FIGHTERS XIV」から「不知火 舞」「クーラ・ダイアモンド」が参戦!
そして「NINJA GAIDEN」15周年として「紅葉」「レイチェル」も追加させていただきました。
冬休みはぜひ彼女らも使って遊んでいただければと思います。
2020年は直近だと「ライザのアトリエ」や「DOAX Venus Vacation」とも連携するほか、未発表モノを含めいろいろ仕込んでいたりいなかったりします。
2020年、そしてそれ以降も、コーエーテクモゲームスおよびTeam NINJA をどうぞよろしくお願いいたします。
コーエーテクモゲームス
プロデューサー
鈴木亮浩
代表作:真・三國無双シリーズ「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」
これまでにプレイして来た“死にゲー”の中でも最高の難しさ。地道に攻略を積み重ねながら自分のスキルを磨き、ボスをクリアした時の達成感が最高です。
忍者という設定を活かした3次元的なアクション・攻略とステルス性が、”死にゲー”としてのゲーム性を各段に向上させていて、繰り返しプレイするモチベーションを高めています。素晴らしいゲームデザインだと思います。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「三国志〜司馬懿 軍師連盟〜」※2017年中国作品、2019年日本配信
これまで多くの三国志作品が制作されていますが、本作は司馬懿を主人公として描いています。
サブタイトルに「軍師連盟」とあるように、頭脳戦を中心に物語が展開していき、戦闘シーンは殆ど無いという異色作です。
軍師たちによる策の応酬が面白く、司馬懿が考え抜いた策で逆境を打破していくのが非常に爽快!池井戸潤さんの作品に通じるものがあります。
「三国志」というメジャーな題材を用いながら、新しい切り口でドラマティックな作品に仕上げられていて、とても勉強になりました。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
ラグビー日本代表
2019年はラグビーワールドカップでの日本代表の試合をみてラグビーにハマりました。“にわか”でスミマセン。
代表チームの実力、劇的な試合展開、個性的な選手たちなど、エンターテインメントとして非常に楽しめました。
今回のラグビーブームでは、良いタイミングでチームのドラマティックなエピソードや裏話の番組などが流されるなど、メディアがうまく機能して盛り上げていたと思います。
ゲーム業界においても、品質と宣伝の両輪によってヒット作が生まれるので、その点でも参考になりました。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2020年は「真・三國無双シリーズ」が20周年を迎える特別な年です。
20周年を記念したイベントやゲーム関連の新情報など、皆さんに喜んで頂ける企画をたくさん計画しています。
コーエーテクモゲームス
シブサワ・コウ筆頭ブランド長
竹田智一
代表作:「大航海時代VI」「信長の野望 20XX」「十三機兵防衛圏」
人を選ぶゲームですが、ゲームジャンルも世界観もストーリーもいちいちツボでした。懐かしくも新しい!とにかくやめ時がないのが困りものです。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「グリーンブック」
アカデミー作品賞受賞作ということで、今まであまり縁のなかったジャンルに手を出してみましたが、想像を越えて心に残る映画でした。実話だからこその説得力なのかもしれません。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
久保建英
ちょっと騒がれすぎな感もありますが、注目しないほうが難しいです。ボールを持つたび期待をいい意味で裏切ってくれるので、わくわくが止まりません。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
いよいよ来年35周年を迎える「三國志」シリーズ。最新作「三國志14」にぜひご期待ください!
「三国志ヒーローズ」事前登録受付中です!
コーエーテクモゲームス
取締役専務執行役員 / ω-Force筆頭ブランド長 / Team NINJA筆頭ブランド長
早矢仕洋介
代表作:「Marvel Ultimate Alliance 3」「DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation」「DISSIDIA FINAL FANTASY OperaOmnia」「DISSIDIA FINAL FANTASY」「仁王」「リングフィット アドベンチャー」
「ゲームとして楽しい」という体験と「しっかり筋肉トレーニングになっている」という実用性を両立している点に驚きました。
また「Wii Fit」の進化系としてゲームという娯楽の幅の広さも再認識させていただきました。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」
マーベルタイトルを開発させていただいていた事もあって、MCUはリアルタイムでずっと追っかけていましたが、それらの有終の美を飾る展開に感銘を受けました。
驚きがありつつもファンが求めているものをしっかり実現するエンターテインメント作品としてコラボタイトルが多いコーエーテクモの一人としてもとても参考になりました。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
ヒカキンさんはじめYouTuberさん
圧倒的に有名になった皆さんが今後どのような活動をされていくのか、その先にどんな動画としてのエンターテインメントが花開いていくのかが気になります。
そしてその変化は少なからずゲームも影響を受けると思います。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
3月に「仁王2」が発売されます。
前作を越えるタイトルにしようと全力で取り組んだタイトルです。
ぜひ楽しんでみてください。
コーエーテクモゲームス
プロデューサー
細井順三
代表作:「ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜」「ルルアのアトリエ 〜アーランドの錬金術士4〜」「BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣」「DEATH STRANDING」
世界観やストーリー、遊びまで、様々なことすべてリンクしていて、強い作家性をゲーム全体を通し感じました。
また、ゲームの中身だけでなくプロモーションにおいても同様で、「すごい」と感嘆致しました。
素晴らしい作品なので、ぜひ、エンディングまでプレイしてほしい作品です。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「ジョーカー」
コンセプトやテーマ、仕掛け、全ての面でお手本にすべき作品だと思いますし、これからの作品に強い影響を与えていく作品だと感じました。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
ビリー・アイリッシュ
単純にカッコいいし、新しいカルチャーを形成していると思います。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
いつもガストブランドを応援して頂き、誠にありがとうございます。
2020年は、様々なことに挑戦した成果を皆さんにお見せできるのではないかと思っています。
ぜひ、2020年もガストブランドをよろしくお願いいたします。
コーエーテクモゲームス
プロデューサー / ディレクター
安田文彦
代表作:「仁王」「NINJA GAIDEN」「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」
ソリッドな最高峰の忍者アクションに深く感心しました。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「十二国記 白銀の墟 玄の月」
ずっと続編を待っていたので。それほど待たずに続きを読みたいです。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
アダム・ドライバー
カイロ・レンではなく、「マリッジ・ストーリー」での演技がとても良かったです。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2020年3月12日にいま開発が佳境の「仁王2」が発売となります。
前作を超える戦国アクションRPGをぜひお楽しみに。
コーエーテクモゲームス
プロデューサー
山口英久
代表作:Winning Post 8シリーズ,Winning Post 9シリーズ「ドラゴンクエストウォーク」
自分の住む町がドラクエ風のマップになっているだけでもワクワクします。
位置をずらして公開している方も多いと思いますが、各プレイヤーの自宅が点々とマップ上に存在しているのを見て、周辺のみなさんが、ともにプレイされている感じを実感できて素敵です。
ちょっとした用事のついでに、わざわざ遠回りして、普段通らないルートをリアル探索している自分がいます。一番衝撃を受けたのは、自分の運動不足・・・すぐに疲れます。。。最近ややさぼり気味です。運動不足解消の為にも、頑張って歩きます。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
映画「キングダム」です。
大人気の原作漫画の実写化で、正直あまり期待していなかったのですが、上映開始後、意外と評判が良さそうなので観てみました。良い意味で予想を裏切られ、「キングダム」の世界観がしっかり表現されていて、原作を読んでいる方も読んでいない方も、最後まで飽きずに楽しめるエンターテイメント作品に仕上がっていると思います。
キャスティングもとても良かったと思います。楊端和役の長澤まさみさんがかっこいい。
続編も想定されているようですが、「キングダム」の見所は、秦対合従軍に代表される大規模戦争シーン(の中で起こる局地戦)にあると思いますので、次回作以降そこをどう作り上げるのかが楽しみです。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
フランス人女性ジョッキーのミカエル・ミシェル騎手です。
今年の夏、「ワールドオールスタージョッキーズ」に参戦する為初来日しましたが、大変な美貌の持ち主で、競馬サークル・競馬ファンのおじさま達の心をざわつかせました。
容姿だけでなく、人気薄の馬を上位にもってくるなど腕もしっかりしていそうです。
世界一とも言われる日本の競馬環境と競馬ファンがとても気に入ったようで、なんと来年JRA騎手免許試験を受験し、日本で通年騎乗することを目指すそうです。
一競馬ファンとしては、競馬人気に繋がる事は大歓迎です。是非合格して、また競馬好きのおじさま達の心を躍らせて頂きたいです。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2020年3月に「Winning Post 9 2020」を発売します。ユーザーの皆様からたくさん頂いたご要望にお応えして、「Winning Post 8」シリーズで好評だった「結婚・子孫継承システム」を復活・強化して搭載しています。
その他、使い勝手と戦略性を向上させた「絆システム」や「クラブ運営」、「未来シナリオ」、「能力エディット」など盛りだくさんの内容を収録しお届けします。もちろん2020年度の競馬界を賑わす最新競走馬も多数収録しています。
ゲームの世界だからこそ体感できる大馬主ライフをお楽しみください!
KONAMI
プロデューサー
森 博信
代表作:実況パワフルプロ野球シリーズ「リングフィット アドベンチャー」
いつのまにか嫁さんが買ってきたようで家にあったソフトなのですが、リングコンがよくできてる!反応も使用感も抜群です。
調整にどのくらいかかったかと思うと正直頭の下がる思いです。すばらしい。
運動不足の身体に本気でダメージがきてつらいのですが、嫁よりハマった娘から誘われるとプレイが断れなくて困ります・・・。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
映画なら「ザ・ファブル」。笑いとシリアスの緩急がすばらしい。すべてのシーンが無駄なく演出されている様式美が尊いです。
アクションシーンが激アツだった興奮と、ジャッカル富岡は1ヶ月は頭から離れませんでした(笑)
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
イチロー選手の引退です。本当にすばらしいプレイと感動をいくつも見せてくれた選手でした。
数々のスーパースターからのコメントがまたいっそうイチロー選手のすごさを引き立てていましたね。
イチロー選手お疲れ様でした!
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
パワプロは25周年を超え、26年目という新たなステージに突入します。
2020年はオリンピックイヤーで、スポーツの盛り上がる年ですし、ぜひパワプロでも盛り上げていきたいですね。
がんばれ日本代表!
KONAMI
統括プロデューサー
細田真規人
代表作:ウイニングイレブンシリーズ残念ながらありませんでした。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「ジョン・ウィック:パラベラム」
主人公たちが犬と一緒に戦う銃撃シーンが非常に印象的でした。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
現在マジョルカで活躍している久保建英選手です。FC東京を退団した時のスピーチから、レアル マドリードという世界最高峰のクラブへの移籍、マジョルカへのレンタル移籍、そこでの過酷なレギュラー争いなど、ひたすら頂点を目指して戦う姿に感動しました。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
ウイニングイレブンをプレーして頂きありがとうございます。2019年は茨城国体の文化プログラムにウイニングイレブンが採用されるなど、“eスポーツとしてのウイイレ”を多くの皆様にお届けすることができました。
2020年はこのようなeスポーツの取り組みをさらに拡大し、プロ選手から初級者までが楽しめる「eFootball League」を開催します。
来年も世界中のサッカーファンに楽しんでいただけるようなウイニングイレブンを目指して制作していきます。また、さらに新しいライセンスが搭載できるよう、様々なクラブやリーグと交渉していきますので、ご期待ください。
KONAMI
ディレクター
吉室 純
代表作:「PCエンジン mini」「戦国コレクション」「スター・ウォーズ フォース コレクション」「Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー」
まず、元々スターウォーズの大ファンで、ファミコンのスターウォーズから、この作品のゲームを追い続けています。本作の舞台となるのはEP3〜4のジェダイにとっての絶望時代。これを、どうゲームで感じられるか?追ってくる帝国軍、ライトセーバーの動きからフォースの息遣いまで体感できて、ジェダイもパダワン時代は最初は弱い!けど強くなれる!でも追いかけてくる尋問官がやっぱり怖い!を体現化した、本当に、あの時代のジェダイになる事が出来るタイトルです。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「天気の子」
ゲーム会社所属時代のオープニングムービーから、新海作品を楽しみにしてきました。まず過去作品で「一生分は描いた」筈の雲のバリエーションがさらに増えているのに驚きました(笑 ただ本作では、主人公が実際の東京の街中を「走る・乗る・祈る」といった「アニメでのオープンワールド」を感じられたのが印象的です。私も大学帰りに、本作のように、高田馬場〜代々木間をよくランニングしていましたので、20年ぶりの青春を思い出しました。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
松山 洋社長(株式会社サイバーコネクトツー)
個人的によくお付き合いさせていただいているので、クリエイティブについてお話を聞く機会が多いのですが、パワフルで見習うべき先輩です。ゲーム会社の社長であるにも関わらず、漫画「チェイサーゲーム」、自社アニメ、自社ゲームパブリッシングまで主導的に行い、最近は格闘技まで手を出して・・・、と本当によく動かれる方です。また、2020年も一緒に飲みましょう。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
いよいよ2020年3月19日に「PCエンジン mini」が発売となります。是非Amazonさんで予約して購入いただけると幸いです。まだ600タイトル程スタンバイしているタイトルがありますので、物凄く売れましたら、次の「PCエンジン mini 2」も検討したいと思います!
サイバーコネクトツー
代表取締役
松山 洋
開発代表作 :「ドラゴンボールZ KAKAROT」,.hackシリーズ,NARUTO−ナルト− ナルティメットシリーズ,「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」「テイルコンチェルト」「サイレントボマー」など。著書:「熱狂する現場の作り方」(星海社新書),「エンターテインメントという薬」「チェイサーゲーム」(KADOKAWA Game Linkage)「GRIS」
アートワーク・ゲームデザイン・レベルデザインどこをとっても美しく実によく洗練されたゲームでした。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「Vagabond/バガボンド」
ネットフリックスの韓国ドラマです。世界を巻き込んだ飛行機墜落テロとその真相を売れないスタント役者とヒロインが追い詰めるというクライムアクションですが久しぶりにドハマリしましたね。滅茶苦茶スピード感あってアクションやドラマのスケールとテンションに夢中になれるのとヒロインがめっちゃ可愛くて敵が本当に憎いという完全な韓国王道ドラマです。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
竈門炭治郎の復活が最も気になります。そして鬼舞辻無惨の倒し方ですね。どうやって倒すのか・倒せるのかをいつも考えています。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2020年のサイバーコネクトツーは、長年開発を行ってきた大型タイトル「ドラゴンボールZ KAKAROT」(発売:バンダイナムコエンターテインメント)の1月発売から始まり、年内にはいよいよ初の自社パブリッシングタイトル「戦場のフーガ」がリリースされます。また好評連載中の漫画「チェイサーゲーム」もますます盛り上げていきます。そして新しい漫画プロジェクトやアニメーション作品を含めて新しい挑戦をカタチにして発表できると思いますのでぜひご注目ください。
「戦場のフーガ」(Switch) (C)CyberConnect2 Co. Ltd. |
「チェイサーゲーム」 (C)CyberConnect2 Co. Ltd. cHiroshi Matsuyama |
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