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カプコン,2021年3月期の決算短信を発表。主力となるデジタルコンテンツ事業の貢献により,すべての利益項目で過去最高益に
発表によると,売上高は953億800万円で前期比16.8%増,営業利益は345億9600万円で前期比51.6%増,経常利益は348億4500万円で前期比51.8%増を記録し,すべての利益項目で過去最高益を達成したという。
セグメントごとに見ていくと,主力となるデジタルコンテンツ事業では,「モンスターハンターライズ」が発売から早々に出荷本数400万本を突破するなど好調だったほか,「バイオハザード RE:3」(PS4 / Xbox One / PC)の販売も堅調に推移したという。
この結果,売上高は前期比25.6%増の753億円,営業利益は前期比53.1%増の370億200万円と,大幅な増収増益を達成した。
一方でアミューズメント施設事業では,2020年5月の緊急事態宣言の解除後,営業再開し事業回復に努めてきたが,コロナ禍の影響を免れることはできず,売上高は前期比18.4%減の98億7100万円,営業利益は前期比87.7%減の1億4900万円に留まる形となった。
また,アミューズメント機器事業はホールオペレーターの休業や旧規則遊技機の撤去期間が延長されたことで,新機種への需要が鈍化したという。それでも「モンスターハンター:ワールド」が好調に推移したほか,複数の新機種が収益を下支えし,売上高は前期比8.5%増の70億9000万円,営業利益は前期比15.4%増の24億700万円を記録している。
そのほか,実写映画「モンスターハンター」の公開など,主力IPを活用した映像化やキャラクターグッズの販売拡充にも注力,また,同社が力を入れるeスポーツ事業においても,コロナ禍という状況に対応し,さまざまなイベント施策をオンライン形式に変更して実施し,ユーザー層の拡大を図ったという。
各事項の詳細についてはカプコンのIRサイトを参照してほしい。
カプコン IR情報ページ
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